ブログを始めてみたものの、うまく書けずにモヤモヤが溜まっていませんか?
何年も書いている人であれば、基本から応用まで身につけているため、ブログを書くことに困ることはありません。
そんなブログの「プロ」とも呼べる方々は、どのような書き方をしているのか、お話を聞いてみたり頭の中を除いてみたいものです。
私自身は仕事含めてブログメディア運営に10年以上携わり続けてきたので、私の経験で申し訳ないですが、頭の中を書き出してまとめてみました。
この情報が、あなたのブログライフに少しでも参考になれれば嬉しいです。著者:osugi(@osuuuugi)
- 目次
- 基本1:一番力を発揮できるテーマを確認する
- 基本2:ブログが書ける状態を整える
- 基本3:自分が伝えたい事よりユーザーの知りたいことを考える
- 基本4:不の感情を見つけていく
- 基本5:書きたい記事のキーワードを決める
- 基本6:キーワードに関連する情報を集める
- 基本7:集めた情報を分類・整理する
- 基本8:記事の構成(骨組み)を作る
- 基本9:記事の文字量は2,000文字以上
- 基本10:一行は40文字前後
- 基本11:一段落は40~160文字前後
- 基本12:一章は三~五段落で収める
- 基本13:です・ます帳(3回以上は続けない)
- 基本14:難しい漢字やカタカナ言葉は使わない
- 基本15:曖昧な表現は避けて具体例を出す(数値データなど)
- 基本16:データや統計を使う場合は信頼できる引用元を記載
- 基本17:長過ぎる場合は箇条書きにする
- 基本18:文章の見せ方に変化を入れる
- 基本19:他記事への内部リンクを入れる
- 基本20:公開してから3ヶ月後にリライト
- 最後に。
基本1:一番力を発揮できるテーマを確認する
ブログは大きく分けると2種類あります。
- 自分のためだけに書くブログ
- 相手のために書くブログ
自分のためか、他人のためか、この意識が大きくブログの形を変えていく。
誰のために書くブログか
たとえば日記のような、日々感じたことを、書きたいように書いていくブログだと、ご家族や友人など、あなたに興味がある人にとっては魅力的ですが、まったくの赤の他人であるネットユーザーさんから見れば、見たいと思ってもらえないのが正直なところ。
ユーザーは自分が求める情報を探そうと、まず知りたい情報が出てきそうな単語で「検索」をして、ブログなどインターネット上に公開されている情報へたどり着きます。
つまり、自分が書きたいテーマで書いても、検索して見てもらえない可能性が高くなる。
この基本原理を理解できると、自分ではない他人の役に立つブログ記事が求められていることに気づけるんです。(すごく大事なポイント)
ブログ以外で世の中的な認知を獲得している場合、もしくは何かで有名になっている場合は、日記のようなブログでも、興味関心を寄せてくれる人が多いため問題ありません。私のような普通の人がブログで成功するには、誰かの役に立つ内容を書くしかないと考えています。
役に立つにはそれなりの知識が求められる
誰かの役に立つ情報が書いてあるブログは見てもらいやすい、これは何事にも変えられない事実です。
しかし、役に立とうとする場合、その情報を知りたい人よりも、知識や経験がなければ、必要な情報が書けませんよね。
たとえばあなたが知識・経験を少ししか持っていないテーマでブログを書いたとしても、相手からすればすでに知っていることで、求めていたレベルには達せられない場合も。
それが続くと、ユーザーからもGoogleからも、ブログ記事に対する評価を低くされて、検索上位にも上がれないことが続きます。
ブログは知識・経験があるテーマで書く
誰かの役に立つには、相手よりも知識・経験が上回っていないと、情報としても出せませんし、理解した上で文章にしないと何を言っているのか分からない内容にもなる。
だからこそ、あなたが一番自信を持ってブログを書けるテーマは何か。
それを見つけることが、ブログの本当の始まりでもあります。
- 書きたいテーマを見つけるリスト
- 書きたいテーマが見つかる!キーワード一覧を公開中【ダウンロード可】
基本2:ブログが書ける状態を整える
「ブログを書きたい!」と思っても、ブログを書けるシステムがなければ始めることはできません。(すでにあなたがブログを始めている場合は別)
ブログを始めるにはいくつか方法もあるのですが、大きく分けると下記の2通り。
① 自分でブログを用意する
② ブログサービスを使う
簡単に言えば、自分でブログを書くための手間をかけて環境を整えるか、すでにブログが書きやすいWebサービスを使うか。
手間をかけず無料でブログが書けるサービスもたくさんありますが、メリット・デメリットもあり、私としてはブログを自分で用意頂くのがお勧めです。
自分で用意するのと無料サービスは何が違うのか?
自分で手間をかけてブログを書ける状態にするのは、少し時間もかかりますし、何より初めてのことでうまく進められない場合もあるかもしれません。
その反面、無料のブログサービスを使えば、今すぐ簡単にブログが始められるので、多くの方が無料サービスを選びがちですが、目的によっては合わない場合もあります。
自分で用意するブログ
デメリット:お金がかかる、時間がかかる、覚えることがたくさんある
メリット :自由、書いた記事(資産)を失う危険性がない
無料ブログサービス
デメリット:制限がある、サービス停止に伴って記事(資産)を失う危険性がある
メリット :無料、すぐに使える、簡単
簡単に比較してみましたが、どちらにも悪い・良いがあって、選ぶのが難しいかもしれませんが、最初は苦労するものの私としては自分で用意するブログが断然お勧めです。
ブログは自分で用意するが吉
結論からお伝えすると、無料サービスでブログを始めた場合、運営会社の事業悪化やサービス停止に伴って、今まで何時間何年と書き続けてきた記事を一瞬にして失ってしまう場合もあるため、無料サービスはお勧めしていません。
ブログ運営の熟練者は、無料サービスも使いながら、自分でブログを立ち上げて、リスク分散しています。
あなたがもし、無料のブログサービスを使っているなら、このリスクを知らなかったかもしれませんね…。
自分で用意したブログは、データを保存しておけるので、いつでも復活が可能なので失うリスクを極限まで減らし、安心のブログ生活が送れるようになります。
- ブログを用意した場合の流れ
- ブログを作る前の準備をする
- 無料ブログを使っている場合のリスク管理について
- ブロガーが「note」を使い始める前に知るべき3つのリスク
基本3:自分が伝えたい事よりユーザーの知りたいことを考える
あなた自身がもっとも力を発揮できるテーマを見つけ、ブログを書ける準備が整ったら、次は誰に対して情報を提供していきたいか考えます。
ブログを書きたい気持ちやテーマは「何を」を示していますが、そこには「誰に」がとても重要になってくる。
見てもらいたい相手が誰で、何に困っていて、どんな不安を感じているのか。
良い記事を書いていくためにも、見てもらいたい相手を深く知ることが大切です。
見当違いの情報を提供しないために
たとえば、ブログとして書ける情報を十分持っている人であったとしても、求められていない情報を渡したら無視されますよね。
ユーザー:リンゴのことが知りたい
ブロガー:みかんのことを教えてあげる
結果、一瞬のうちにブログから去ってしまう…。
これは極端な例ですが、求めている情報に対して、的確な情報を提供できなければ、すぐ別のブログやウェブサイトを見にいってしまい、二度と戻ってきてくれない場合も。
それだけユーザーさんは、求めている情報が「ある」か「ない」か、厳しく見てきます。
何を知りたいのか、それはユーザーを理解することから始まる。
インターネット上の情報は溢れかえっており、探せばいくらでも出てくるため、求められている情報を提供できなければ、読んでもらえないほど厳しい状態。
「一生懸命に書いた!」は全然役に立たず、どれだけ求められている情報が掲載できるか、ブログの成功はここにかかっています。
そのためには情報を求めているユーザーが、
- どんなタイミングで調べようと思ったのか?
- 調べようと思った時の感情は?
- 調べてどうなりたいのか?
インターネット検索という行動を起こした「動機」を探っていくことが大切なのです。
基本4:不の感情を見つけていく
人間誰しも、うまくいっている、幸せだと感じている期間は、とくにそのことに関して調べようとしませんが、ひとたび逆転して不安になった途端、インターネットで必死に情報を探し出しませんか?
これは、インターネット検索のほぼ全てが、不安が動機となって引き起こされていると言えます。
「不安」「不満」「不快」「不便」「不信」など、不の感情こそが、ブログを使ってユーザーの役に立つ情報探しに役立つんです。
不安レベルによって検索される回数が変わってくる
不の感情といっても、常に一定ではなく、人によってレベルが変わってきます。
今すぐ解決したいくらい不安になっている、またはちょっと不安に感じたくらい、このようにそれぞれ違ってきますが、この不安レベルがブログを見てもらえる回数にも紐付いてくる。
不安レベルが低い:大勢の人が感じやすいレベルなのでたくさん検索される
不安レベルが高い:そこまで不安になる人は少ないので検索される回数も少ない
不安の大きさによっても、大きく変わってくるので、不安の大きさを常に意識しながら、何をブログで書けばいいかを考えていきます。
基本5:書きたい記事のキーワードを決める
実際にブログを書き始めるためには、記事のキーワード(テーマ)を決めていきます。
決めるといっても、実は大量にキーワードが存在しており、その中から選び出すのは難しい…。
そのため、ブロガーさんの多くは、キーワードのリサーチツール(無料or有料)を使って、調べています。
キーワードとは、書きたいテーマそのものであり、タイトルに入れる単語でもあります。Googleなどインターネット検索サービスを提供している会社は、タイトルに含まれる単語(記事のテーマ)を理解する検索システムを使って、検索結果をランキングとして表示しています。そのため、記事を作るにはキーワード選びがとても大切なのです。
キーワードリサーチのお勧めツール
キーワードを調べるには、たくさんのツールがあり迷うかもしれませんが、ブロガーなら鉄板の下記ツールを使えば大丈夫。
方法1:自分の記憶から見つける
方法2:Googleの検索バーに気になる単語を入れて関連ワードを見つける
方法3:ubersuggest・ラッコキーワード・ruri-coでキーワードを見つける
方法4:Google Trends(グーグルトレンド)でキーワードの人気度を計る
方法5:共起語を見つける
あなた自身の脳も情報を引き出すツールの1つだと考え、合計で5つの方法でキーワードを見つけていきます。
- 他にもキーワードの探し方を知りたい場合
- ブログネタを見つけるための「キーワード」の探し方
方法1:自分の記憶から見つける
キーワードを見つける一番早い方法が、自分の記憶からキーワードを引き出すこと。
記憶といっても、本来であれば大量の情報が眠ってはいますが、それをすべて取り出すことはできず、あくまでもすぐに引き出せるキーワードのみ。
それでも、すぐ引き出せるのであれば、あなたの記憶の中で、そのキーワードが深く刻み込まれている、馴染みがあるものなので、ブログとしても書きやすいかもしれません。
方法2:Googleの検索バーに気になる単語を入れて関連ワードを見つける
Googleの検索フォームに入力すると、サジェストと呼ばれる入力キーワードに関連した、キーワードが複数でてきます。
これらは、よく検索されているキーワードなので、Google側も検索しやすいように出してくれる入力補助機能ですが、検索回数が多いのであればユーザーが感じている不安だと考えることも。
思いも寄らないキーワードの組み合わせも出てくるので、要チェックです。
方法3:ubersuggest・ラッコキーワード・ruri-coでキーワードを見つける
無料で多くのキーワードを見つけてくれるブロガー御用達のツールが下記の3つ。
- ubersuggest(無料の場合は1日3回)
- ラッコキーワード
- ruri-co
この中でも、私自身がよく使っているのがラッコキーワード。
一度使ってみれば分かるのですが、これでもか!と関連キーワードをたくさん出してくれるので、いつも使わせてもらっています。
方法4:Google Trends(グーグルトレンド)でキーワードの人気度を計る
Google Trends(グーグルトレンド)とは、世界中の検索トレンドがチェックできる無料ツールです。
キーワードをたくさん調べるのではなく、Google Trendsはキーワードの旬や人気度を計るために使います。
たとえば人気がなくてどんどん下降しているキーワードを元にしても、ブログを見てもらえる回数は減るばかり。
その逆で、人気が年々高くなっているキーワードを使えば、ブログを見てもらえる回数は増えていきます。
方法5:共起語を見つける
共起語とは、検索ランキング上位の記事で、特定キーワードに対して一緒に使われている回数が多いキーワードのこと。
つまり、ユーザーが求めている情報が含まれていることになるため、共起語を調べて盛り込めれば、ユーザーの満足度が高くなって見てもらえる可能性が高まっていく。
共起語を調べるには、共起語検索などを使うのが便利です。
基本6:キーワードに関連する情報を集める
キーワードを決めたら、次はキーワードに対する情報を集めていきます。
ここで注意すべきなのが、インターネットの情報だけを当てにしてはいけないことで、インターネットの情報だけで書こうと思ったら、他の人が書いているような情報と同じになってしまい、独自性が失われてユーザー・Googleからも評価されません。
結果的に、検索上位には表示されなくなるため、見てもらえる回数も増えないまま。
インターネット上の情報に頼らない記事作りが成功への近道
インターネットに掲載されているのであれば、それは多くの方が書ける内容でもある。
もしマネて書いてしまったら、誰かの二番煎じ三番煎じとなって、いつまで経っても見てもらえる記事にはなりません。(特にGoogleはオリジナリティを求めています)
だからこそ、基本の1番目で見て頂いた、あなたがもっとも知識・体験がある、専門性を確認してもらいました。
この専門性こそが、ブログを成功へ導くカギとなります。
基本は記憶や体験から得られた情報
ブログ記事の情報集めとして、基本はあなた自身の中に眠っている記憶から、そして追加の体験によって得られた情報を使う。
インターネットで得られた情報は、あくまで補足や添える程度にしなければ、誰でも書けるような記事になってしまいます。
どうしても足りない情報があれば、インターネット上の情報を「借りる」でもいいですが、一度あなたの中で理解できるまで情報を噛み砕き、自分の言葉で表現できるようになるまでにする。
見た情報をそのまま使おうとしたら、情報元の書き手の思考のままで出してしまうため、あなたのブログではなく、それは他人のブログのコピーになってしまうだけ。(だからこそ気をつけましょう)
基本7:集めた情報を分類・整理する
記憶から取り出し、インターネットで集めた情報も全部書きだして、一旦集めた情報を分類ごとに整理していきます。
- 似ている情報は近づける
- 似ていない情報は離す
- 同じにできるなら合体させる
近接・合体、そしてグループ分けをすることによって、情報の全体像が見えていきます。
ブログが書けない人は全体像が分かっていないだけ
ブログを書いている時に、あとから追加が多かったり、何を書けばいいのか分からなくなってしまったり、時間がかかる場合は、必要な情報の全体像が分かっていないだけかもしれません。
情報を集めたままにしていると、料理で言えば大量の食材を買い込んで、結局何を作ればいいか分からない状態と同じ。
この後、実際にブログを書いていくにも、情報の下ごしらえとして分類・整理だけでも行っておきましょう。
整理の段階で足りない情報に気づける
情報の整理をしていると、最初に想定していたより情報が足りなかったり、ある説明をしたいのに情報が不足していることが分かったりします。
ブログを書く手が遅くなる理由として、あとで追加の情報を調べて整理して入れる…この作業を都度都度、繰り返していくと遅くもなりますよね…。
できるだけ、ブログを本格的に書く前に、必要な情報は集めておきましょう。
無駄にたくさん集めると時間がかかります。そのために、基本の3・4で、ある程度必要な情報の当たりを付けておくのです。
基本8:記事の構成(骨組み)を作る
記事をいきなり書ける人もいれば、しっかりと構成(記事の骨組みになるストーリー作り)を作って始める人もいる。
あなたの書きやすいやり方でいいのですが、私のお勧めとしては、記事の全体像を把握するためにも箇条書きで、どのように記事を見せていくのか作ることです。
キーワード例:文章 書き方
1 文章とは
2 書き方
2-1 言葉の選び方
2-2 文章の流れ
2-3 文章の長さ
3 書き方のコツ
4 書き方の例
5 最後に
このように、集めた情報から、どのように伝えれば「伝わる」のか流れを考え、色々試していきます。
箇条書きにするのも、短い文章なので組み換えがしやすいく、構成を考えるのに便利だからです。
- 構成の作り方
- 文章構成を作成
基本9:記事の文字量は2,000文字以上
ブログを書く時、いったい何文字書けばいいの?と不安になることもあります。
この件に関しては、「文字数なんて関係ない」「1,000文字以上が必須だ」など、様々な意見がありますが、私としては2,000文字以上は必要だと考えています。
文字数の「一体何文字がいいんだ問題」に関しては、それぞれの立場や経験から発信されている情報なので、どれも正解であり、どれも不正解でもある。
だからこそ、あなたなりの考えをもって必要な文字数を考えることが大切です。
文字数の論争はなぜ起きるのか?
私の考えも、ある意味正しい情報であり、別の人にとっては状況が違うので、間違っている場合もあります。
ブログを書く人の状況はさまざまで、テーマも違えば、もっている知識も違えば、使える時間も違えば、書いてきた年数も違う。
何もかも状況が違うのに、たった1つの正解を求める方がおかしいかもしれません。
Aさんが書いているテーマ
→競合が少なく、既存の記事も少ないので、文字数が少なくても検索上位に入れる。
Bさんが書いているテーマ
→競合が多く、既存の記事も多いので、文字数が少ないと情報量も少ないので検索上位には入れない
ちょっとした状況の違いで、必要な文字数が変わってきますよね?だからこそ、状況が違うのに文字数の論争はあまり意味はありません。
私が2,000文字以上が必要だと考える理由
ブログを書くには、時間がかかります。(これは疑いようのない事実)
インターネットに掲載されている情報は、個人のブログだけでなく、企業などもお金をかけて大量の情報を掲載しています。
たとえば企業がライティングを個人に頼んだ場合、1文字3円とした場合は2,000文字だと6千円ですが、そこに制作会社を挟むと1文字5円低度になって2,000文字で1万円。
お金がある企業なら、たくさんのお金を使って記事を作れますが、どこも湯水のようにお金を使えないので、使えるお金は少ない…そうすると1記事1万円というお金はかなりの負担になります。
2,000文字の理由の1つに、企業の最低限の文字数が2,000文字前後だと考えられるので、大量に出回っている情報もこのレベルだと考えると、既存の記事に勝つためには2,000文字を超える必要があると考えられます。
- その他の2,000文字の理由
- コンテンツマーケティングの文字数、最低ラインは2,000文字から?理由を解説。
基本10:一行は40文字前後
文章を書いている時には、あまり気づきませんが、実際に文章を見た時に「見づらい文章」と「見やすい文章」が存在しています。
見づらい文章:一行が20文字前後か40文字以上
見やすい文章:一行が40文字前後で収まっている
これらは、目で文字を追いやすい、そうではないかの問題。
一行があまりにも短いと文脈が読み解きづらく、だらだらと一行が長いのも読むリズムが悪くなって、これも見づらさを感じます。
目で追いやすく、文脈が読みやすく、疲れないのが一行40文字前後。(だと思っています。)
基本11:一段落は40~200文字前後(3~5行分)
段落とは、文章のひとまとまりを示したもので、文章が何行かに折り返して表現されていることです。
行と同じく段落も、3~5行分で収めないと見づらくなる。
モニター越しに見る文章は、ただでさえ見づらいのに、そこに一段落分が何十行にもなって書かれていると、文字の塊がドーンと来て、読む気もうせてしまう…。
3~5行分で一段落を抑えて、ユーザーに見てもらいやすい段落を目指しましょう。
基本12:一章は三~六段落で収める
章とは、段落をいくつか合わせて、1つの流れを作った大きな塊のこと。
小説などの場合は、文章が並んでいでも、物語として読んでいるため苦になりませんし、逆に途中途中で見出しが入って読む勢いを止められると、非常に不愉快ですよね。
web文章の場合はそもそも、ユーザーが一刻も早く欲しい情報にたどり着きたいと考えているため、細かく区切ってどこに何が書いてあるのか、分かりやすくする必要がある。
そのため、一章は三~六段落で収めて、テンポよくユーザーに読んでもらえる工夫が大事です。
基本13:です・ます帳
ブログの基本は「です・ます調」にしておきましょう。
たとえば「~である、~だ」など、何か堅苦しい感じだったり、命令のような印象を受ける文章は、ブログでは好まれません。(これ本当です)
むしろ、ひととなりが分かるような、会話口調の方が読んでもらいやすい。
しかしながら、「~です」「~ます」を連続で使いすぎると、ユーザーは無意識に「感情を感じない文章だ」と感じ取り、読むのを止めてしまう可能性も。
です・ます調は連続3回まで
~です・~ますを続けるのは、読む側としてもテンポが悪くなって読みづらさを生むので、すこし口調に変化を付けます。
体言止め
~が可能です。
↓
~が可能。
促し
~です。
↓
~ですよね。
この2つだけでも取り入れてみると、文章がガラッと変わるので、お勧めですよ。
基本14:難しい漢字やカタカナ言葉は使わない
文章を書いているうちに、ついつい自分たちの業界用語だったり、ちょっと欲を出してカッコいい言い回しを使ってしまう時ないですか?
実は、それらの難しい漢字やカタカナ言葉、ユーザーにとってはストレスの元でしかありません。
例)合意の意味
お客様に対してコンセンサスを取っておきましょう。
もしあなた自身が知らない言葉が入っていたり、調べないと分からない言葉が入っていたらどうでしょうか…その文章に対して「?」や「はぁ?わかんないんだけど」と心の中で思うかも知れませんね。
ユーザーの日常語に翻訳して読みやすく
普段使っていない言葉を出されると、分からない文章になり、理解度も低くなります。
また、書き手と読み手で意味や解釈の違いがあるかもしれませんので、そうなると文章が完全に分からなくなります…。
基本3でも見て頂いたように、ユーザーの知りたいこと=ユーザーが分かる言葉で情報を伝えることが大切なので、小学校低学年の方に見てもらうイメージを持っていると、誰にとっても読みやすい文章が書けるようになります。
基本15:曖昧な表現は避けて具体例を出す(数値データなど)
文章や情報を曖昧なまま表現していると、信頼性も獲得できませんし、何よりユーザーに対して読み間違いや勘違いを起こさせてしまうキッカケになる場合も。
例)時間が曖昧
× あの時の大雨は、すごく大変でした。
◯ 2021年10月の大雨は、すごく大変でした。
例)量が曖昧
× いっぱいアクセスが入るようになりました。
◯ 月間10,000PVもアクセスが入るようになりました。
人によって解釈の仕方も違うため、間違って覚えられてしまったら、ユーザーに対して何か不利益を生んでしまう可能性もあります。
なるべく具体的な情報を出せる場合は出す、を心がけておきましょう。
基本16:データや統計を使う場合は信頼できる引用元を記載
ブログを書いている方でよく見かけるのが、情報元を載せないまま、なにかを語っていること。
例)アンケート結果の利用例
× アンケート結果によるとランキングTOP3は~
◯ アンケート結果によるとランキングTOP3は~(出典:◯◯◯◯◯◯◯)
出典や引用は、掲載した情報に対する元情報を示すラベルですが、これらの情報も出さずにブログに取り込んでいる場合もありますが、これは信用を失う原因にも。
必ず、自分ではない誰かの情報を使うのであれば、出典・引用を用いて元情報の在り処を示しておきましょう。
- 出典・引用の使い方
- 稼ぐブロガーは全員知ってる!「引用・参考」の出典の正しい使い方
基本17:長過ぎる場合は箇条書きにする
文章の一段落は40~200文字前後(3~5行分)までにしたいので、可能であれば短く端的に伝える文章を目指したいところ。
そのため、文章内で分割した方が見やすい情報があれば、箇条書きを活用していきます。
例)箇条書きの例
× ブログを書くには、見やすさや読みやすさ、それに理解のしやすさが大事です。
◯ ブログを書くポイントは以下の3つ。
・見やすさ
・読みやすさ
・理解しやすさ
文章で見せるより、箇条書きの方が見やすくできるため、1つのことに対して複数の説明をしたい場合は、分割していきましょう。
基本18:文章の見せ方に変化を入れる
一章の中身が、全部文章だけの場合、どうしても文字の塊に見えてしまうため、ユーザーとしては身構えてしまいます。(そもそも文章を読むのが苦手な人が多い)
そのため、文章の見せ方にも工夫をして、テンポを作っていきます。
- パターン1
- 囲みの線を使う
パターン2
背景色を入れる
- パターン3
- リストを使う
太文字を入れる
下線を入れる
文字色を変える
基本19:他記事への内部リンクを入れる
ブログを書く時には、その記事に対する特定のキーワードを決めて、深堀りしていくように説明を入れていきますよね。
しかし、どんなに丁寧に書いたとしても、その記事内ですべてを説明できるわけではないため、ユーザーは分からない言葉をそのままにしてしまう場合も。
大事な意味を持つ単語や情報に対して、ブログの他記事で説明を書いているならば、その記事に対する内部リンクを付けてあげます。
内部リンクの例
ブログを始めるなら収益化を目指したいですよね。稼ぐブロガーさんには、特定の書き方があるので、マネてみるのもお勧めです。
内部リンクのコツは、キーワード単体で付けてもいいですが、ユーザーは「ここが気になるかな」と思う部分、もっと詳しく見たいと思った情報に対して内部リンクを付けてあげましょう。
基本20:公開してから3ヶ月後にリライト
ブログを書くことばかりに集中して忘れがちなのは、一度書いた記事を改善していくこと。(これをリライトという)
頑張って書いたとしても、情報が古くなる場合もあれば、求められている情報が足りなくて検索結果の上位にいけない記事が、どんどん出てきます。
目安としては公開してから3ヶ月経っても伸びない記事には、いちど手を加えて調整してあげましょう。
新規を作りながら、既存の記事も調整していき、ブログ全体の記事をレベルアップさせていくことで、アクセスが増えるブログへと成長していきます。
- リライトのタイミング
- ブログ記事のリライト(調整)のタイミングと失敗しない3つの方法
最後に。
ブログを始めたばかり、またはこれから始める場合の超基本編として、書き方をまとめてみました。
あなたが書き続けていけば、一つ一つ覚えていくものですが、事前に知っておくことでスタートダッシュもできます。
基礎を省いて行動が先の方もいますが、結果的な反響の大きさが変わるのであれば、基礎も覚えておくのは損ではないと思いますので、この情報があなたのお役に立てられれば嬉しいです。