ブロガーなら「ピンタレスト」で見る指標はたった一つだけ

  • 更新 | 2021.10.25 公開
ピンタレストで見る指標はたった一つだけ

「ピンタレストのアナリティクス、どの数値を見ればいいの?」

ピンタレストをビジネス版アカウントにしていると、ピンに対する各種数値が確認できますが、インプレッション・エンゲージメント・ピンクリック…指標がたくさんありすぎて、何を見ればいいか分かりませんよね。

しかし、あなたがブロガーなら、見るべき指標はたった一つだけ。

ブロガーがもっとも見るべき指標を知っておくだけで、ピンタレストの運用方針もガラリと変わります。著者:osugi

ピンタレストのアナリティクスの項目一覧

ピンタレストのアナリティクスでは、あなたが運用しているアカウントの各種数値がそれぞれ確認できます。

しかし、聞き慣れない言葉もあるので、まずはそれぞれの項目が何を指しているのか、確認しておきましょう。

指標単位詳細
インプレッション投稿したピンが検索など行われてピンタレストのシステム内で表示された回数(厳密にはインプレッションは閲覧回数ではなく表示回数)
エンゲージメントピンのクリック数と保存数の合計
ピンの合計エンゲージメント数を合計インプレッション数で割った数値
ピンクリック投稿したピンに対してクリックされた回数と、ピンの詳細ページでURLなどをクリックされた合計
合計ピンクリック数を合計インプレッション数で割った数値
アウトバウンドクリックピンに設定したURLをクリックされた合計
合計アウトバウンドクリック数と合計インプレション数で割った数値
保存他ユーザーがあなたのピンを自分のボードに保存した回数
ピンの合計保存数を合計インプレション数で割った数値
合計オーディエンス投稿したピンが閲覧された、またはエンゲージメントしたユーザーの合計
エンゲージメントしたオーディエンス投稿したピンでエンゲージしたユーザーの合計
月間合計オーディエンス30日間で投稿したピンが閲覧された、またはエンゲージメントしたユーザーの合計
エンゲージした月間オーディエンス30日間、投稿したピンでエンゲージしたユーザーの人数

説明を書きましたが、普段聞き慣れない言葉はスッと入ってこないですよね。

全てを覚える必要はないですが、主要な項目だけもう少し詳しく理解しておきましょう。

インプレッション数

インプレッションとは、ピンタレストの画面でピンが表示された回数のことです。

たとえば、ホームフィードや検索してフィルタリングされた時に表示されるピン。

「表示」がどの時点を指しているのか分かりませんが、ある一定範囲が表示されたタイミングで回数としてカウントされているのかと思います。

インプレッションで何が分かるの?
・ピンタレストの検索アルゴリズムに沿ったピンが作れている
・ユーザーが求めているピンが作れている

エンゲージメント数

エンゲージメントとは、ピンに対してユーザーが行動を起こしたことを指しています。

通常だと、大量のピンの中に埋もれてしまうのですが、その状態でもピンのクリック・保存が行われている。

魅力的なピンが作れているからこそ、ユーザーの行動を変化させていると考えられます。

エンゲージメント数で何が分かるの?
・効果の高いピンが投稿できている
・ユーザーの心を動かしている

ピンクリック数

ピンクリックとは、ピンに対する全てのクリック行為をカウントしたもの。

ユーザーの行動を促せるピンを作れていることが示されています。

ピンクリック数で何が分かるの?
・ユーザーの行動変容を引き起こしている

アウトバウンドクリック数

アウトバウンドクリックとは、ピンに設定したURLがクリックされたこと。

ブロガーや企業アカウントの場合は、集客目的でピンタレストを活用しているため、URLをクリックされることは、集客の成功を意味しています。

アウトバウンドクリック数で何が分かるの?
・クリックしてまで先が見たい魅力的なピンが作れている
・オウンドメディアへの集客が出来ている

保存数

保存とは、投稿したピンが、他ユーザーから「保存」されて、ユーザー自身のボードの中に組み込まれること。

ピンを一度投稿すると、しばらくは検索対象になりますが、他のユーザーも多数のピンを投稿しているため、いつまでも検索として残っていられません。

しかし、ユーザーのボードに保存されると、検索されずともピンを見てもらえる機会が増えいき、ずっとピンタレストを通じで閲覧される状態を作れます。

保存数で何が分かるの?
・ピンタレストでの影響力が高まっている
・自然にアカウントの認知が広がっている

ブロガーにとってピンタレストで一番大事な指標とは?

ピンタレストでは、色々な数値を見れますが、正直言って数が多すぎて、何の数値をどうやって活かせばいいのか分かりづらい。

きっと、私のような計算が苦手な人だけかもしれませんが…。

私の場合はブログと連携して、ピンタレストからの流入を期待しているため、実は細々した数値を見る必要がなく、たった一つの数値だけ見ればいいことに気付きました。

確認するのはアウトバウンドクリックのみ

アウトバウンドクリックは、ピン内のURLがクリックされた回数のこと。

つまり、このカウントが多ければ多くなるほど、ブログへの流入が増えていることを示しています。

ピンタレストの目的:ブログとの連携
期待したい効果  :ブログへのアクセス数の増加

何回URLをクリックしてもらえたかが、ブロガーにとって大事な指標となります。

他の数値は見なくていいの?

表示回数を示すインプレッション、ピンに対するユーザーの行動数がエンゲージメント、ピンを自分のボードに追加する保存。

これらも大事な指標ですが、構造的にはアウトバウンドクリックを発生させる一つの指標にしか過ぎない。

図式
アウトバウンドクリック = インプレッション×エンゲージメント×保存

アウトバウンドクリックの数値を見ていれさえすれば、他の数値があくまで補助的な情報であることに気付きます。

追うべきは、アウトバウンドクリック数たった一つのみ。

なぜアウトバウンドクリックだけ見ればいいのか?

ピンタレストを使っていると、数々の数字の罠にハマってしまいます。

その代表がインプレッション。

この数値が一番伸びやすく、月間何万という数値にもなるので、運用している側としては嬉しいのですが、いくらインプレッションが高くても、ブログへの流入に役立っていなかったら意味はありません。

ピンタレストで見る指標はアウトバウンドクリック率

インプレッションがTOPのピン
合計インプレッション数   :60,194
合計アウトバウンドクリック数:1,191(2.0%)

インプレッションが低いピン
合計インプレッション数   :アナリティクスでは表示されないほど低い
合計アウトバウンドクリック数:17(43.6%)

インプレッションが高ければ、それだけアウトバウンドクリックが多くなると思うのですが、実際の割合はたった2.0%。

インプレッションが低く、アウトバウンドクリック数も低いですが、割合でいったら43.6%。

インプレッションの高いピンを作れればいいですが、結果としてブログへの流入貢献率は低く、そこを頑張っても目的達成が遅れるだけ。

貢献率が高いのは、アウトバウンドクリック率の高い貢献要素を抽出して、横展開していくことです。

インプレッション数の罠
インプレションが多いと、エンゲージメント数も保存数も増えやすいですが、その多くはピンを見るだけで先が分かり、その時点で満足されてしまう。ピンだけで十分な理解が出来てしまう本来良いピンですが、結果アウトバウンドクリックが増えないため、ピンタレストを活用した集客に失敗します。

貢献率の高いピンの成功要因を抽出していく

アウトバウンドクリック率の高さは、下記を示しています。

  • ユーザーに対してほしい情報がクリック先にあることを示せている
  • ユーザーのインサイト(心の動機)の核心を突けている
  • ユーザーの行動を促す言葉が選べている

ピンタレストは基本的に「発見」を促すツールなので、通常だと「保存」するまでが、ユーザーがとる行動の終着点。

しかし、そこからさらに、ユーザーの行動を促すピンを作れることによって、ブログなどのウェブサイトへ流入貢献できます。

もし、インプレッションだけ見ていたら、ピンの表示回数は増えるけど、結果的に流入は少なくて、目的が達せられない場合も。

アウトバウンドクリック数・率の見分け方

ピンタレストが出してくれるアウトバウンドクリックのデータを、どのようにしてピンに活かせばいいのか。

データから読み取れる情報が分かると、どんどんピンを良くしていけます。

1. アウトバウンドクリック数が少なく率も低い

この状態は、ピンとして「品質が低い」ことを示しています。

①ピンが表示されていない(検索ワードを間違えている、ピンの情報量が足らない)
②ピンがクリックされていない(クリックしたくならないピンになっている)

ピンそのものが悪いため、この状態のピンは一旦改修を後回しにして、悪いと思われる要素だけは抽出しておく。

しかし、インプレッションが多い場合は少し話が違ってきて、①はクリアしているけど、②がダメなので、①については成功要因として抽出できます。

2. アウトバウンドクリック数は少ないのに率が高い

表示回数は少ないけど、クリックされている状態を示しています。

①ピンは表示されているが少ない
②ユーザーに有益な情報があることを伝えられている

アウトバウンドクリック率が高い場合、かなりお宝情報かもしれません。

たとえば競合が少なくて、クリックされやすい状態だったり、ニーズが掴み取れているピンが作れている証拠。

成功要因を抽出して、同じ系統のピンを作ることで流入を増やしていけます。

3. アウトバウンドクリック数は多いのに率が低い

表示回数が多いけど、クリック率が低い状態なので、あまりいいピンとは言えません。

①表示回数は多いがピンだけで満足されてしまっている
②ピンの先に情報があることを示せていない

ピンタレストのアルゴリズムに適応して、表示回数は増やせているものの、流入に繋がるピンにはなっていない。

インプレッションが高いピンなので優秀なのですが、インプレッション数から見るとクリックが少ないので、成功要因と失敗要因の両方を必ず把握して、次のピンへ活かしていきます。

4. アウトバウンドクリック数が多く割合も高い

この状態のピンは、何も小言はいいません。

優秀の一言です。

このまま真似てピンを横展開していくだけでも、効果は得られやすいと思います。

まとめ

アウトバウンドクリックを高めるためには、アウトバウンドクリック率を見ながら、数値が高いピンの特徴を見つけ出していきます。

  • 情報の配置(レイアウト)はどうなっているのか?
  • キャッチコピーは縦か?横か?
  • どんなことば選びをしているのか?
  • 何か共通した情報が入っているのか?

成功しているピンの特徴を洗い出して、その情報を元にピンを作っていく。

これを繰り返すことで、どんどんブログを見に来てくれるユーザーを増やせます。

すごく地味な作業ですが、成功要因を少しずつ見つけ出していくのが、ピンタレスト攻略のカギとなります。

最後に。

ピンタレストをやっていると、どんどん数値が溜まっていくので嬉しいですが、本当に大事な情報はたった一つ。(ブロガーの場合)

インプレッションばかりを気にしていると、せっかくブログと連携したのに効果が発揮されないため、アウトバウンドクリック率を見て頂くのがおすすめです。

ブログもピンタレストも楽しむためには、データを見ながらピン作りの方法を変えていくことが大事だと思います。著者:osugi