「やりたい仕事ができる会社に入れた。」
「前職より条件のいい会社に就職できた」
「難しかったけど採用がもらえた。」
新卒も中途も、どちらにしても会社に入ること自体、簡単なことじゃないですよね。
自分の時間を使い、悩み、嘆き、そしてやっと入れた会社。
不安も期待もありつつ、実際に仕事をしてみたら何だか思い描いていたイメージと違う。
苦労した分、辞めることは考えたくありませんが、合わない・辛い・約束が違うなど、特定のサインが出てきた時は、正直に言えば辞め時です。
どんなサインが仕事の辞め時なのか、まとめてみました。
1. 入社前の約束が守られていない
入社前は、必ず会社側から条件が提示され、お互いが納得した上で入社の手続きが行われます。
言ってしまえば、それらの条件は契約であり、必ず守らないといけないことでもある。
それなのに、会社側から約束を破るようなことが多く発生していたら、あなたのことを軽く見ている、または入れたもの勝ちのような認識でいるのかもしれません。
- 会社からの条件が守られていない(給料、待遇、仕事内容など)
- 教えてもらっていないことが多くあった
たとえば、約束事が守られていないことを伝えた時、上司や会社からは「うちはこうだから」「社会人なんてそんなものだよ」と、破ること前提の話をしてくる場合は、その思考の人・会社はずっと変わらず、あなたをだまし続けるかもしれません。
それほど入社前の条件すり合わせは大事であり、守られていないなら、あなたが困るだけなので、早めに転職へ繋がる行動を起こすのがお勧めです。
2. 自分の居場所がないと感じる
「自分はなんでこんな事をしているんだろう…。」
成果が出せない、ミスばかりしている、周りからの目が気になる。
この会社で働き続けていいのか、不安になる時はあると思います。
信頼できる同僚・後輩・上司もいない、相談できる人もいない、仕事も回してもらえない。
自分の居場所が、今の会社にはないと感じたら、相性の悪さがかなり出てしまっている。
孤独な仕事になっており、まだ誰か打ち解けられる人が1人でもいればいいですが、それも無理なようであれば、あなたを必要としてくれる会社は他にもあるので、辞め時と考えてみましょう。
3. 会社の方針に共感できない
「御社の理念に共感して…」
「御社の考え方は素敵だなと思っており…」
「御社で働く従業員はみんなステキです…」
応募、そして入社を決めた要因の一つに、会社が目指す方向性や考え方、方針に対する好意はあったかと思います。
しかし、いざ入社をして働いてみると、言っている事とやっている事に大きな違いを感じてしまった。
たとえば、お客様を大切にする方針だと思ったのに、実際は利益重視のドライな考え方。
他にもありますが、共感していた会社の方針が、実は裏では違っていたと知り、まったく共感もできない。
仕事も、評価も、集まってくる人材も、会社の方針に歩調を合わせて進んでいくため、方針に共感ができないのであれば、この先もストレスや苦痛を感じたままになりそうです。
4. 問題児を放置している
あなたと他人がまったく違う存在であるように、会社には多種多様な人材が集められ構成されています。
入社には試験や面談を通すので、ふるいにかけられ、会社として求めた人(フィルターにかけられた人)が入ってくる。
ある程度は、まともな人材が選ばれ入ってくる状況ではあるのですが、それでもたまに入社後問題児となって迷惑をかけてしまう人が出てきます。
当然あることなのでしかたありませんが、その問題児を放置し続けている場合は、話が違ってくる。
ルールを守らない、周りに悪影響を与える人材をそのままにしては、会社としての管理能力が無いと言っているようなもの。
今後あなたが困ったとしても、何もサポートをしてくれなかったり、社内のトラブルを見逃す体質かもしれませんので、仕事がやりにくくなる可能性も。
そうなれば、パフォーマンスが落ちて評価が上がらなかったり、思わぬミスやトラブルに巻き込まれて、迷惑を被るのはあなた自身に。
5. 求めた働き方ができない
やれること、やりたいことはもちろんですが、あなたとしては自分の働きたいように働きたいと思っていますよね。
- 定時には帰りたい
- 仕事とプライベートは分けたい
- キャリアアップを目指したい
働き方は人それぞれですが、その目的がかなり仕事のモチベーションを左右します。
ものすごい働きたい人に、ちょっとしか仕事を任せなかったり、安定して働きたい人に、ガンガン仕事を任せたり。
求めた働き方ができないと、無理をして心と体を壊してしまう場合も。
それだけ、求めた働き方ができないというのは、悪影響が出てくると言えます。
6. 周りから退職者が出続けている
会社に入ってみたら、毎月誰かしらが辞めている。
誰か辞めては、新しい人が入ってくるの繰り返し。
新陳代謝と言えば聞こえはいいですが、辞めるのはそれなりの理由があるのと、辞め続けられる状態を会社としては放置していると言えます。
改善しようとも思っていないなら、入退社の繰り返しが、どこか誰かの負担になって現れてくるのも時間の問題。
仮に、あなたにその負担が回ってきた時、苦労を許容できるモチベーションならいいですが、そうでなければストレスの毎日になる可能性も。
周りから退職者が出続けている職場・会社には、問題が多数潜んでいるため、心中を覚悟できるならいいですが、そうでないならもっといい会社へ移った方が賢明です。
7. ライフステージが変わった
ネガティブな理由だけでなく、ポジティブな理由でも、私たちには仕事の辞め時がきます。
ネガティブ
・大病を患ってしまった
・家族の介護が必要で
・借金ができてしまった
ポジティブ
・子供が生まれた
・叶えたい夢ができた
・一戸建てを購入した
日々過ごしていれば、プライベートに変化は出てくるので、それに応じて辞め時がくる場合も。
特に、家族に関わることが引き金となり、将来を考えたうえで、年収を上げるために転職を行う。
ライフステージの変化は、今までの考え方からガラリと変わることも多く、転職を考えるキッカケにもなるので、誰でも訪れる変化でもあります。
8. 仕事にストレスしか感じない
仕事にストレスしか感じない。
ムリをして仕事をやっている。
仕事をしている意義が感じられない。
精神的なマイナスを受けて、仕事が嫌になるケースもあります。
仕事内容、後輩・同僚・上司などの人間関係、お客様など、色々なものが気持ちを落ち込ませる要因にはなるので、一つ取り除いてもまた別の要因が出てくる場合も。
一旦落ち着き、振り返ってみた時に、いい思い出があったり仕事に対する好意が残っていればまだ頑張れますが、まったくもってポジティブな感情が出てこないのであれば、仕事が合わないのかもしれません。
仕事内容は同じでも、会社を変えることでよくなるケースもあるため、ムリをし続けるくらいなら、違う会社で頑張れる環境を手に入れた方がお勧めです。
9. 助けてくれる人がいない
仕事は1人で出来ず、複数人がチームを組んで進めていくのが多いですよね。
それらが集まり組織や部署となって、会社を構成しています。
同僚と力を合わせて進めていくのが基本であるのに、1人で仕事をしている時間が多くなっていませんか?
または、どんなに辛い時も、あなた1人で何とかしている状況に。
チームからの助けもなく、上司からの助けもなく、会社からの助けもなく、たった1人で頑張り続けている。
助けてくれる人がいないのは、あなたのせいではなく会社として、助け合いの精神が育まれていない、またはそういった人ばかり雇い入れてしまっているため、今後も期待はできなさそうです。
どれだけ辛くても、1人で出来るならいいですが、難しいのであればもっと他にいい会社はたくさんあるので、外に目を向けた方がいいと言えます。
10. 上司が仕事できない(しかも変わる気配もない)
仕事の辞め時で、一番の理由は上司の存在かもしれませんね。
・上司が仕事できない
・上司との相性が合わない
・上司が生理的に無理
・上司の言ってる事とやっている事が違う
・上司が信頼できない
…etc
上司ガチャと言われるほど、私たちはどんな上司の元につくのか選べず、運悪く最悪な上司と引き合ってしまう場合もあります。
少し我慢すれば、部署移動や上司の入れ替わりを期待できるなら頑張れますが、ずーっと同じ上司のままで変わる気配が一切ないのであれば、そこに居続けるだけで苦労します。
仕事の大半は、上司が関わってくるため、毎日の仕事の中で嫌な時間が増えてもいく。
精神的にタフで、嫌な上司でもへっちゃらな人であれば問題ありませんが、どんなに強靭な精神の人でも、許容量がある。
ストレスの許容量が超えてしまうと、心か体に変調をきたして、そもそも仕事すらできなくなる可能性だってあります。
上司問題はいつ何時、誰にでも訪れるものですが、上司が嫌すぎてどうにもならない場合は、辞めてもっといい上司のいる会社へ入り込むのがお勧めです。