一勝九敗、新規事業は勝って負けての繰り返し。

  • 更新 | 2020.03.16 公開

新規事業、社内ベンチャーなど、事業を新しく立ち上げる際の心構えについてを、私が経験したことからメモとして残しておこうと思います。

「一勝九敗」

まさにこの通りだと思います。

ファーストリテイリングの柳井さんが執筆された本のタイトルでもありますが、新しい事業を打ち立てるのは、9割は失敗し成功しても1割。

それだけ厳しい世界でもあります。

私自身は、経験も知識もない状態で、社内ベンチャーとしてマッチングプラットフォームの成長に関わり、やっとこさ3年で本格的な黒字化を実現しました。

今も完全な成功と呼べない状態ではありますが、その中でも感じ取ったことや学んだことを、残しておこうと思います。

私の知識や経験が、あなたのお役に立てられれば嬉しいです。

新規事業を立ち上げても、一勝九敗になる?

「新しい事業をやろう!」
「収益の柱となるビジネスを新しく作ってほしい!」

私自身、こんな言葉を何度も聞いてきました。

しかし、言うのは簡単ですが、実際にやるのはすごく難しい……実際に、新しい事業を作り出して、それが継続的な収益を稼ぎ出す事業になったというのは、あまり聞いたことがありません。

今や誰もが知っているメリカりさんも、メルカリアッテというサービスを打ち出したけど撤退。

世界的有名なAmazonさんも、ホテル予約、ネットショップ立ち上げ支援サービスなど、数多くのサービスを世に出してきましたが、多くが撤退している状況。

資金力があり、優秀な人材が揃っている会社だとしても、簡単に新しい事業を成功させることはできていません。

スタートアップも世の中に五万といますが、みんながみんな成功しているわけではなく、ほんの一握りの人だけが成功を納めている状況です。

それだけ新しい事業を成功に導くのは難しい…。

一勝九敗はまだいい方で、0.1勝9.9敗ぐらいが、本当の確率かもしれません。

私の場合は、新規事業を形にするなんて初めての体験ですから、サービスを育てる知識も経験も無い状態で始めていきました。

それでも、本格的に新規事業に携わり始めてから3年後には、黒字化することができています。

世の中的に、新規事業を形にするのは難しいと言われていますが、初めてでもやり方次第では、どうにか戦っていけると確信できました。

一勝九敗の捉え方を変える

一勝九敗と聞くと、

  • 車に関する新サービス
  • 金融に関する新サービス
  • クラウドを利用した新サービス

色々な事業を立ち上げては壊し、その中でやっと一つだけは成功した。

このように、何個も違う事業を立ち上げることを、一勝九敗と考えるかもしれませんが、私の考えは少し違うかもしれません。

一つの事業で一勝九敗を繰り返し発生させて、勝ちを積み上げていく。

どんなに小さな勝ちでも積み上げいくと、塵も積もれば山となると言う言葉通り、事業として成り立たせることができます。

そもそも、熱量を持って、携われるテーマはそこまで多くない。

あれもこれも全部全力、または好きな人が10人いるから10人ともお付き合いする、こんなことはできません。

自分自身が、本心から熱意や魂を込められるお仕事は、多くないと思っています。

ビジネスモデルの良さ、成長産業、大手企業の人が顧問になっている。

このように、新規事業があたかも成功しそうな条件が揃っている場合でも、結局はうまくいかず撤退に追い込まれることが多い。

赤字を垂れ流さないために、新規事業の撤退基準は明確に持っていた方がいいかもしませんが、自分自身が社会意義のあるサービスだと思っていたり、世の中のためになると思っているのであれば、他の事業を立ち上げるよりも、今の事業に全力を向けた方がいいと思っています。

今、異次元の成長を遂げている株式会社アカツキの塩田さんも、

2010年、小さなマンションの一室で、アカツキを立ち上げた時から、
感情を報酬とする、ハートドリブンな世界をイメージしてきました。引用:株式会社アカツキVISION

小さいところから始め、自分を信じ、世界や世の中を動かすことを夢見て行動し、一勝九敗を繰り返してきた人たちが、成功を納めています。

同じ領域で一勝九敗を繰り返し、負けを糧としてさらに成長することが、新規事業を成功させるコツでもあると思っているので、そういった考えもあるのかな程度に、覚えてもらえると嬉しいです。

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