メディアを始める前の「キーワード調査の精度」によって成長率が数倍違う

  • 更新 | 2018.03.10 公開
メディアを始める前の「キーワード調査」の精度によって成功か失敗かが決まる

オウンドメディアを作り、コンテンツマーケティングを行って、自然検索からの流入を増やそうとあなたが思っている場合、事前にしっかりとキーワードを調べてからコンテンツマーケティングを行うことが必要になります。

ビックワードだけでなく、スモールワールドや複合ワードなど、生活者は様々なキーワードを使い分けて検索を行おうとします。

まず最初から「こんなキーワード必要?」と思わず、全てと思えるくらい必要なキーワードがどれであるかを調査し、集めることから始めてみましょう。

あなたが思ってもみなかったキーワードも出てきたりするので、キーワード調査って以外と楽しいんですよ。

※この記事は、管理人が仕事で制作・運用・改善をしているオウンドメディアの体験談を元に書いています。あなたが知っている知識とは別の事が書いてあるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。

キーワード調査ってする必要あるの?

キーワード調査といった「めんどくさい事」をなぜする必要があるのか。

それは、キーワードを全て調べていくと、生活者の以下のことが分かるようになるからです。

  • 何に不安を感じているのか
  • 何の悩みがあるのか
  • どんな期待をしているのか
  • これからどうしたいのか

こういった生活者の感情や想いが言葉になって出てきているのが「キーワード」になります。

例えば、「コンテンツマーケティング」といったキーワードだけでは分かりづらいものでも、「コンテンツマーケティング 方法」というように複合ワードのパターンが分かると、コンテンツマーケティングの方法を知りたい生活者がいるんだと、生活者のしたい事が分かるようになります。

特に、オウンドメディアを始める際は、生活者が現状何に悩んでいるのか・困っているのか、こういった情報があまりにも少ない状態でどんどん進んでしまうため、まずはしっかりとキーワード調査=生活者のお悩み調査をして、生活者を深く知る作業から行っていきましょう。

調査時のキーワードの「質」の見極めがオウンドメディアの成長を左右させる

キーワードの質をしっかり調査しコンテンツマーケティングを行うことで、オウンドメディアの成長を促すことが出来るようになります。

「キーワードの質?」とは何なのか、私がオウンドメディアの制作・運用・改善で体験した中で感じた、キーワードの質とは何かをお話しできればと思います。

キーワードの質って何?

キーワードにはどれも、生活者の何かしらの感情が言葉となって表れているものだと、最初にお伝えしていましたが、感情の度合いがキーワードの質となって表れてきます。

もう少し詳しく説明すると、生活者の不安・悩み・期待などの感情に大きく左右する部分を質と考えています。

例えば、以下の2つのキーワードの違いを見てください。

キーワード名感情緊急度(低・中・高)詳細
外壁塗装外壁塗装は築10年前後で行うものなので、急いでやる事ではない。
雨漏り不安雨漏りは突然起ることが多く、建物への不安も感じ、今すぐどうにかしたい気持ちが強くなる。

このように2つのキーワードを見てもらいましたが、同じ建物工事のキーワードなのに、一方は緊急度が低くもう一方は緊急度が高いといった結果になっています。

緊急度や生活者の感情に強いストレスを感じさせている言葉は、例え月間の検索数が少なかったとしても生活者から強い反応がもらえるため、質が高いキーワードと捉えることができます。

質=生活者の反応率の高さとして考えると、質が高いキーワードを見つけて注力していけば、あなたのオウンドメディア成長の力になってくれます。

キーワードが組み合わさった時の生活者の感情を考える

キーワードをただ単に集めただけではあまり意味がなく、なぜこのキーワードとこのキーワードが組み合わさっているのか、どういった感情を持った時にこの複合ワードが入力されたのか。

または、どういった生活者のシーン・状況があった時に、その複合ワードが入力されたのかなど、徹底的にキーワードが組み合わさった時の生活者の状況を考えます。

キーワード調査時には、なぜこのキーワードが組み合わさっているのか、あなたの考察も一緒に書いておくとあとで役立ちます。

キーワードの意味を知ることも大事!

そもそも、キーワードの意味が分からなければ、なぜこのキーワードの組み合わせになっているのかという事が分かりません。

分からない言葉を調べるのは当然として、キーワード同士が繋がった場合に新しい意味が発生するかもしれないため、時間はかかりますがキーワードの意味を逐一確認しておくと、あとでコンテンツマーケティングをする際にも便利です。

キーワード調査をするためのサービス・ツール

キーワードを調査するためには、様々な無料~有料のサービス・ツールを使うのが便利です。

以下に私がキーワード調査をする際のサービス・ツールを書きましたので、参考にしてもらえればと思います。※すでに知っている方は「他の人はどんなものを使っているのか」という視点で見てもらえればと思います。

サイト・ツール名費用制限調べられるキーワード
Google無料無し検索フォームに出てくるサジェストや、ページ下の方に出てくる「キーワードに関連する検索キーワード」といったキーワードもチェックしておきましょう。
Google Trends無料無しGoogleで検索されている旬なキーワードを確認できるサイトです。
キーワードプランナー無料 / 有料無料の場合は大雑把な数値しか見れないGoogleでの月間検索数の細かい数値や、競合性、入札単価などが分かる。
keywordmap無料 / 有料無料の場合は1日1回のみ調べたいキーワードに関連しているキーワードなども分かる。
共起語検索無料無し調べたいキーワードに関連する共起語を調べることが出来る。
KOUHO.jp無料無し調べたいキーワードに関連する共起語を調べることが出来る。

これらのサービスやツールを使っていただくと、キーワードの調査がはかどるため、便利なサービスやツールはどんどん使ってみてください。

最初は大量の情報が入ってくるので分からなくなってしまいがちですが、キーワードに関係する情報を暗黙知として溜めていくことで、その後のオウンドメディアの制作・運用・改善に必ず役に経つ時がきます。

まずは大量の情報をあなた自身へ流し込んでいきましょう。

暗黙知って?たとえキーワード調査で抽出したキーワードは全て覚えられなくても大丈夫です。全てを覚えておくことは難しいですが、人間は無意識の中でキーワードに関連する情報をたくさん覚えています。
無意識=潜在的な意識の中に大量のキーワードに関連する情報を溜めておくことで、キーワードに関しての直感力やふとした時に暗黙知へ溜めたキーワードの情報が役立つ時がくるので、必要ない・時間の無駄と思わず、まずはしっかりと大量のキーワード情報を調べることが大切です。

キーワード調査表

キーワード調査をする際はまとめ方も重要であり、以下の5つの項目を調査するのがオススメです。

  • キーワード名
  • 月間検索数
  • 生活者がキーワードに抱く負の感情(不安・恐怖・悲しみ・焦り・怒り)
  • 動詞(〜したい、〜知りたい、〜行きたい)
  • 緊急度

以下に「外壁塗装」をテーマにしたオウンドメディアでの、キーワード調査の例を記載させていただきます。

キーワード名月間検索数感情動詞緊急度
外壁塗装22,200〜したい
〜知りたい
外壁 リフォーム3,600〜したい
〜知りたい
外壁 補修720不安〜したい
〜知りたい
外壁 モルタル590〜したい
〜知りたい
外壁 ひび割れ260不安〜したい
〜知りたい
外壁 塗り替え 費用170〜したい
〜知りたい
外壁 詐欺10怒り・不安・悲しみ〜知りたい

こちらのキーワード表を見ていただくと、何かしらの感情がついている場合は、緊急度も高くなっている事が分かります。

こういったキーワードは生活者からの感情を引き出しやすいものとなるため、キーワードとしての質が高く(不安の度合いが高い)、コンテンツを作るのに最適なものとなります。

キーワード表の「感情」の調べ方

キーワードに対してどんな感情を生活者が抱いているのかといった事は、キーワード調査の初期の段階ではなかなかわからない事だったりします。

最初はなかなか分からない事ですが、一番わかりやすい基準として、キーワード自体に負の感情が宿っているかを確認すると分かりやすくなります。

例えば、上記のキーワード表の中で、補修・ひび割れ・詐欺といった言葉に対して、私は感情を付けています。

補修やひび割れに関しては、「補修をしなくてはいけないの?」「このひび割れって大丈夫?」こういった言葉に置き換える事もでき、言葉の意味から感じる事ができる「不安」という感情を付けました。

詐欺に関しては、「外壁の事で詐欺にあった…。」こういった言葉にもできるため、「怒り・不安・悲しみ」といった感情を付けました。

言葉の意味を考え、この言葉を入力した際に生活者がどんな状況であったのかを考えてもらうと、どんな感情を抱いているのかが見えてきます。

キーワード調査で身につくものとは?

キーワード調査では、ただ単にキーワードを集めるだけでなく、キーワードを集めながら生活者の事を考えるといった思考のクセづけをする事ができます。

つまりキーワード調査をするという事は、生活者の事を深く知るといった行為でもあります。

オウンドメディアを運用していると、どこかのタイミングで必ず、自分のため・会社のためといった、実際にオウンドメディアを利用してくれる生活者の事を見る視点が薄くなってしまう時があります。

そのため、キーワード調査を通じて、いつでも生活者の事を考える、生活者の目線を持つといった思考のクセづけを行なっていきましょう。

キーワード調査の次は選定が必要

キーワードの調査が終わり、限りなく全てと思えるくらい、キーワードを抽出できたら、次はどのキーワードからコンテンツを作っていくべきなのか、選定に入ります。

大量に抽出したキーワードですが、それぞれのキーワードに対して、生活者の感情や緊急度といった指標も加えてキーワードの一覧表を作ってもらうことで、選定も楽になります。

次回はキーワードの選定についてお伝えできればと思います。