どうやって「コンテンツの質」を高めるの?忘れてはいけない5つの事

  • 更新 | 2018.03.13 公開
どうやって「コンテンツの質」を高めるの?忘れてはいけない5つの事

「コンテンツの質を高めるにはどうしたらいいですか?」
「良質なコンテンツの作り方教えてください!」

あなたがオウンドメディアに携わっている方なら、チームのメンバーや知人から、この言葉を一度は聞いた事があるはずです。

「質」という言葉にすると曖昧になりがちなものを、詳しく一つ一つ紐解いてお伝えしていきたいと思います。

※この記事は、管理人が仕事で制作・運用・改善をしているオウンドメディアの体験談を元に書いています。あなたが知っている知識とは別の事が書いてあるかもしれませんが、何卒ご容赦ください。

コンテンツの質とは?

オウンドメディアを運営する上で、非常に大事なコンテンツ作り。

しかも、ただのコンテンツではなく、良質なコンテンツを作らなければいけないと、色々なところで言われています。

「良質なコンテンツ?」と聞くと、SEOに強い・文字量がある・ストーリー性がある。

こういった事が言われていますが、SEOも文字量もストーリーも、部分的に切り取ったような答えのため、良質なコンテンツを作るための本質ではありません。

コンテンツの質について、まずは間違っている考え方を正してみましょう。

ただのコンテンツと良質なコンテンツの違いは?ただのコンテンツは、道路脇においてある誰が見ているかわからないような看板など。
良質なコンテンツだと、コンテンツ自らが内容の良さを説明してくれたり、相手とコミュニケーションをとってくれる実演販売のような存在。
ただのコンテンツと、良質なコンテンツの違いを簡単イメージするとこのようなものになります。

良質なコンテンツへの勘違い

質だと言われているもの詳細
SEOが強い?SEOとは集客術の一つです。質の高いコンテンツを作ることで、副産物としてSEOが強くなります。生活者を満足させるための質の良いコンテンツを作るには、キーワードや共起語などが必然的にたくさん入るようになります。コンテンツの質をSEOの強さだと勘違いしてしまうと、必要のないキーワードを使ったり入れ過ぎたりと、本質から外れてテクニックばかりを求めることで、コンテンツ作りには失敗してしまいます。
文字量がある?文字量が多くなるのは、生活者が求めていることを真摯に丁寧に伝えようとすると、それらに必要な説明が増えるため、必然的に文字量も多くなります。最初から無駄に文字量が多いだけの情報にしても、生活者が求めていることと外れてしまうため、ただ文字量を多くしようとするとコンテンツ作りに失敗してしまいます。
ストーリー性がある?ストーリー性を感じるということは、生活者が求めていることに対して、順序よく説明ができており、つじつまが合ったり納得や信頼ができる文章構成になっているからこそ、ストーリー性を感じることができます。こういった文章構成を目指して最初から作れば、自然とストーリー性も加わるため、何か話を作らなくて済み、無理せず良質なコンテンツを作れるようになります。

これらのものは、どれもテクニックとして間違えて覚えてしまったり伝わってしまっていることで、良質なコンテンツ作りの妨げになってしまっています。

どれも、生活者が求めているものを追求することで、副産物として生まれるものであることを、まずはあなたに覚えてもらえればと思います。

良質なコンテンツを作るには?

良質なコンテンツを作るには、まず「コンテンツとは何か」という質問に、あなた自身が答えられる状態でなければいけないと私は考えています。

一般的にコンテンツとは、文字・図・動画などの情報とみなされているものを指しています。

しかし、オウンドメディアにおいて、一般的な定義をそのまま当てはめてコンテンツを作ったとしても、生活者に見向きもされない・Googleにも評価してもらえないといった状況が生まれてしまいます。

Googleの品質に関してのガイドラインや、私が携わったオウンドメディアの制作・運用・改善をした経験から、コンテンツに関して以下のような定義を出してみました。

コンテンツの定義コンテンツとは、情報を求めている生活者の頭の中を具現化し、それを表現したもの。

つまり、生活者が求めていることに対して、トコトン向き合ってコンテンツとして見える形にするということです。

生活者が求めていることを理解するのは難しいですが、キーワード調査やカスタマージャーニーなどを駆使して、生活者目線の思考を手に入れる必要があります。

コンテンツに関しては、以下のページを合わせて確認いただければ嬉しいです。

コンテンツの質を高める5つの情報とは

オウンドメディアのコンテンツの質を高めるために、忘れてはいけない5つの情報があります。

  • 1つ目:「生活者のことを知る」という事
  • 2つ目:コンテンツを見るのは誰?人であることを意識
  • 3つ目:あなたの両親や恋人に手紙を書くつもりで。
  • 4つ目:自分がこのコンテンツを見せられたらどう思う?
  • 5つ目:生活者が求める以上を探し出す

この5つをそのまま見てしまうと、曖昧すぎて分からないと思うので、一つ一つ詳しく説明をさせて頂きます。

Googleの品質に関してのガイドラインや、私が携わったオウンドメディアの制作・運用・改善をした経験での話しなので、あなたがすでに知っている事やズレ・違いがあるかもしれませんが、最後まで見てもらえれば嬉しいです。

1つ目:「生活者のことを知る」という事

あなたのオウンドメディアでターゲットとしている生活者が、どんな人達であるかを知らなければ、良質なコンテンツを作るのは難しいです。

  • 会社員5年目の中間管理職だが最近部下が言うことを聞いてくれない
  • 仕事終わりにいつも立ち飲み屋に行って一杯呑んでから家に帰ってる
  • 普段忙しいから休日は家でゴロゴロする事が多い
  • 子供が3人いるからお金を節約しながら生活している
  • 両親と同居しているので、子供の面倒をよく見てもらっている
  • 最近娘が彼氏を連れてくるようになった
  • 海の近くだから休日はサーフィンに良く出かけている
  • 携帯電話を2台もって仕事用とプライベート用で分けて使ってる
  • ネットが遅いのが嫌いだから家ではパソコンを有線LANで使っている
  • 最近ノートパソコンを買ったばっかり

このリストを見て「こんな情報必要?」と思った方は、もしかしたら良質なコンテンツを作る機会を逃している可能性があります。

なぜこのようなプライベートの情報まで必要かというと、生活者が今現在どのような状況なのか、どういう行動を起こしているのか、何のためにコンテンツを求めてインターネットで検索しているのか。

こういった生活者の行動・感情・状況の違いに気づくと、「ターゲット」といった言葉では気づけなかった、コンテンツを見にきてくれている生活者に同じ人は1人もいないんだということが分かります。

「ターゲット」という言葉のワナ

「ターゲット」という言葉を通して生活者の事を見てしまうと、インターネット上のデータのような印象が生まれてしまい、生活者のリアルを感じなくなります。

良質なコンテンツ作りには、どこまで深く生活者のことを知ろうとするか、常に生活者視点の思考になっているか、こういった考え方が非常に重要。

実際には、ここまで深くプライベートな事までは聞けないので、ペルソナを作り生活者の変わりをしてもらいます。

上のリストに書いただけでも、色んな人がいるので、常にペルソナもアップデートを行い、生活者ペルソナもどんどん増やしていきましょう。

「生活者のことを知る」事の本当の意味って?

「生活者のことを知る」という事は、生活者の普段の生活を想像、またはシミュレートできるようにするといった事です。

再定義した「情報を求めている生活者の頭の中を具現化し、それを表現したもの。」の中の、生活者の頭の中を具現化するためにも、生活者の事を深く知る必要があります。

2つ目:コンテンツを見るのは誰?人であることを意識

あなたのオウンドメディアのコンテンツを見てくれる人は誰ですか?

「ターゲットです。」
「ユーザーです。」

確かにこの答えは間違ってはいませんが、あなたのオウンドメディアを見てくれる方々を、どこかデータの数値を見るような、非現実的で客観的なフィルターを通して見ていませんか?

実際にあなたのオウンドメディアを見てくれる・利用してくれる方は、現実のどこかで生活をしていて、感情や思考を持った「人」である事を忘れてはいけません。

また、キーワードは生活者のお悩みや不安そのものなので、何かしらを解決したいがためにあなたのオウンドメディアにたどり着いています。

もしそういった生活者のお悩みや不安といった複雑な感情を理解しないまま、機械的な受け答えしかできないコンテンツを作成してしまうと、すぐに別のオウンドメディアへ行ってしまって、あなたが掲げる目的や目標の達成を遠のかせる事に繋がります。

コンテンツは生活者に話かける事はできませんが、生活者のお悩みは不安を汲み取って問題の解決の最適なサポートをする事はできます。

そういった真摯な思いや気持ちは、文章やデザインの一つ一つに現れてくるため、あなた自身がオウンドメディアの人格となり、「人」対「人」のやりとりをしているという実感を、常に感じてもらいたいと思っています。

3つ目:あなたの家族や恋人に手紙を書くつもりで。

コンテンツを通して見てくれている生活者と直接話す事はできませんが、生活者とあなたで、まるで会話をしているような、気持ちのキャッチボールができるコンテンツが望ましいです。

例えば、「突然 雨漏り」こういったキーワードで検索してきた生活者へは、どのような文章がいいでしょうか。

パターンA:「突然の雨漏りは、あなたの家をボロボロにする危険性があります。なるべく早急に直す必要があるので下記の情報をご確認ください。」

パターンB:「突然の雨漏りでご不安かと思いますがご安心ください。雨漏りが発生してしまった時に、見ておきたい情報を私と一緒に見ていきましょう。」

もしあなたのお家で突然雨漏りが起こり、不安な気持ちを抱えたままパターンAとパターンBを見た場合、どちらの文章が嬉しいですか?

パターンAを見たらもっと不安になりそうですが、パターンBは文章の書き手の気遣いも嬉しいし、一気に信用度も上がる場合もあります。

このような細かい気遣いをコンテンツ全体に浸透させていけると、会話はしていませんが、心のキャッチボールが行えるので、生活者からの反応率も高くなります。

もし分かりづらかったら、あなたが書いた文章を自分の両親や家族に見せた場合、本当にこれで大丈夫かといった指標を持つと、分かりやすいです。

家族に対しては、無償の愛を提供できますが、他人にはなかなかできません。

だからこそ、無償の愛をコンテンツへ注ぎ込めれば、あなたのコンテンツはさらに良質なものとなります。

「自分がしてほしい事を相手にも全力で」これを合言葉にコンテンツを作っていきましょう。

4つ目:自分がこのコンテンツを見せられたらどう思う?

あなたがもし、生活者と同じ状況になって、同じようなキーワードを入力して出てきたコンテンツが、情報も薄く分かりづらいものだったらどうしますか?

コンテンツを作る側に回っていると、生活者の状況ではなく、製作者側の思考で物事を考えてしまいやすくなってしまいます。

そうなると、生活者を困らせてしまう事にも繋がります。

あなた自身が生活者と同じ状況になった事を深くイメージして、本当にこのコンテンツで大丈夫なのか、満足してもらえるのかを確認してみてください。

また、あなたがオウンドメディアを管理しているのであれば、オウンドメディアで扱っているテーマについての知識は十分にあるはずです。

しかし、何かに困って生活者がわざわざインターネットで検索してまで調べようとしている場合、調べたい事に対してあまり知識がないと考えられます。

知識量の少なさ多さといった事も、コンテンツ作りをする上で大事なポイントであり、生活者に対しては初めてその情報を確認をするという想定をして、コンテンツを作るのがオススメです。

5つ目:生活者が求める以上を探し出す

例えば、生活者が「外壁 ひび割れ」といったキーワードであなたのオウンドメディアに入ってきた際、外壁のひび割れに関してだけの内容で、果たして満足するのでしょうか。

「外壁 ひび割れ」とは入力しましたが、「外壁 ひび割れ」に関連するキーワードは他にもいっぱりあります。

実は、キーワードとして入力されているもののほとんどが、すでに生活者の記憶の中にある言葉と不安や悩みの原因が結びついて、検索画面の入力フォームに入力できたものなので、現状を表す言葉を知らなかったり記憶の中の言葉と当てはまらない場合は、入力ができずに生活者は潜在意識の中に不安を抱えたままになります。

そういった、生活者が言葉として表にだす事ができないキーワードも探し当て、コンテンツとして生活者へ提供すると、高い満足度を得る事ができます。

生活者の記憶にない言葉はどう探す?

生活者の記憶にない言葉は、そもそも検索画面の入力フォームに打ち込めないので調べられないですが、言葉にできないだけで生活者はそのことに対して不安や悩みを持っています。

そのような場合、ロジックツリーやフィッシュボーンといったフレームワークを利用して、キーワードの内容に対して深く思考を巡らせ、見えなかった言葉を見つけ出しましょう。

ロジックツリーやフィッシュボーン

ロジックツリーもフィッシュボーンも、思考の整理をするためにとても役立ちます。

生活者の記憶にないけど悩んでいる言葉を見つけ出すには、時間もかかりますし苦労もします。

しかし、他社やライバルがそこまでコンテンツにこだわっていないのであれば、時間はかかるかもしれないですが、他社やライバルよりも生活者の満足を得られるチャンスです。

コンテンツ作りというのは、1日や2日では簡単にできず、何度も確認をしたり、言葉を直したりと、公開できるまで非常に長い間考え続けなければいけません。

しかし、あなたが想いを持ってコンテンツを作ろうと思えば、そのコンテンツにはあなたの気持ち・感情・魂が宿ったものとなり、それが読み手の生活者に伝染します。

文章というのは、ただの文字に見えて、実は感情や想いの塊です。

あなたも大きい感情の塊でもあるコンテンツを作り、生活者の想いに応えていきましょう。