効率重視の最短をめざす罠

  • 更新 | 2021.09.18 公開
効率重視の最短をめざす罠

「無駄なことをしたくないから、成功する方法を教えて下さい。」

こんな不躾な質問をする方は少ないと思いますが、何かを始めたりうまく行かない時、成功者のアドバイスを求めたくなりますよね。

しかし、大概成功者から言われるのは「こうすればいいけど、真似るだけじゃうまくいかないかもよ」と、かなり達観的なお言葉。

何事も方法論やもらった情報だけでは進められないこともあるため、どんな思考で挑めばいいのか考えてみたいと思います。

何事も、最短を目指すことは悪くないですが、テクニックだけでは太刀打ちできない事も多いですよね。著者:osugi

効率思考が見落とす大事なこと

誰だって失敗することは嫌ですよね。(私もです)

そのため、テクニックや鉄板の方法など、何か成功していることを真似て、最短で結果を出したいと思うのは、みんな同じです。

しかし、単に情報だけを受け取り、そのまま試してもうまくいかない…こんな事は多くありませんでしたか?

実は効率思考に捕らわれていると、大事なことに気づかず進んでしまうため、失敗する確率も高いんです。

見落としがちな3つのこと

効率思考の持ち主が、失敗しやすい原因として3つを挙げてみたいと思います。

① 成功者は成功する方法だけを知っているわけではない
② 情報があっても成功者と同じような結果は出せない
③ 情報を持つだけでは扱いきれず効果は出せない

失敗を防ぎたいからこそ、最短で結果を出せる方法を知ったのに、結果的にその情報に振り回されて苦労して終わる…。

こんな事にならないよう、効率思考が見落としがちな原因を詳しく見てみましょう。

成功者からもらえた情報、これを単なる情報のまま扱っていると結果は出ません。自分の知識へ昇華させて、扱うことが大事です。

① 成功者は成功する方法だけを知っているわけではない

成功者がなぜ成功しているかと言えば、成功する方法を探し当てたからです。

そこに至るまで、何回も遠回りをし、検証を繰り返し、失敗も経験したからこそ見つけ出せた方法。

「探し当てた」という表現に注目したいのですが、成功に至るまでの経験こそが、成功者を成功者たらしめているポイント。

効率重視だと、結果しか見ずに、その過程である文脈をしらないため、応用も効かずなぜうまくいかないのか原因にも気づけない。

「成功できる方法なのに!」と思い、さらにやり続けるとドツボにはまって、結果的に取り戻せない失敗を作る場合もあります。

② 情報があっても成功者と同じような結果は出せない

結果を出せているのは、結果を出せる方法のおかげですが、それだけではなく、たとえば「チーム」「資金」「知識」など、結果が出せている環境が揃っているからです。

人間が誰しも同じではないのと一緒で、成功者とまったく同じ環境を作りだすことは人が一人でも違えば難しく、そもそも成功者の思考とも違うので、方法論を真似ただけでは結果がでないのは当然。

その人だからこそ成功した方法が、自分に合うことはまずない。

結論・方法のみを得たとしても、まったく同じ結果が出せないのには理由があるんです。

③ 情報を持つだけでは扱いきれず効果は出せない

情報とは、文字・画像・動画などを指しますが、たとえば「成功した方法はこれです!」といった情報も情報です。

しかし、情報を情報のままで記憶していると、何をどうすればいいのか応用が効かず、結果的に何もできない。

情報を理解し、自分なりの解釈を加えて、しっかりと知識まで昇華させ、自由自在に扱えるまでにする必要がある。

もし、効率思考で手っ取り早く情報だけを取り込んでも、失敗してしまうのには原因があるんです。

効率思考の真似だけで終わらせないために

効率思考は、良いものを素早く取り込んで、現状へ活かしていくことだと思うので、本来であればとてもいい行動です。

しかし、単に真似だけをして、同じような結果を得られると思った効率思考では、何も生み出せません。

必ず成功した前後の文脈まで読み取り、自分なりに理解できるまで情報を噛み砕いて、扱えるようにする必要もある。

知った情報はすぐ扱いきれないので、効率とは真逆のどろくさい学びも大事だと覚えてもらえるといいかもしれません。

最後に。

こんな偉そうなことを書き連ねましたが、私自身が成功しているわけではありません。

しかし、効率重視で失敗続きだった自分を戒めるためにも、改めて書き出してみました。

この情報が少しでも、あなたのお役に立てられれば嬉しいです。