検索キーワードは、すでにユーザーさんが悩みとして言葉に表せたものたち。
しかし、割合で言ったらそんなものはほんの少しです。
ユーザーさんは言葉として表せない意識・感情の方が、たくさんたくさんあります。
そのため、潜在的に抱えている意識・感情を「キーワード」として見つけ出すためにはコンテンツマーケティングがオススメです。
潜在顧客に見つけてもらうための方法を、私と一緒に見ていければ嬉しいです。
コンテンツマーケティングで潜在顧客に見つけてもらうとは?
コンテンツマーケティングでは、検索キーワード=コンテンツとして情報を作るためのテーマが重要です。
しかし、検索キーワードは、顕在化しているユーザーさんの不安・悩み・疑問が「言葉」として表に現れているもの。
この「言葉」として表に現れている、という部分がポイントです。
例えば、アクセスが増えなくて何かモヤモヤするけど、これを言葉として表せない…。
もし、アクセスが増えないモヤモヤした気持ちを抱えた状態で、ユーザーさんの記憶の中に「スピードUP」や「SEO」という単語が入っていた場合、モヤモヤを解決できそうな言葉に検討がつくため、それが検索キーワードとなって入力されます。
何が言いたいかというと、潜在顧客とはモヤモヤを解決するための適切な「言葉」を知らない、記憶していないということ。
実は検索キーワードとは、
- 人の記憶に寄るところが大きい
- 単語の意味が分かっていなければ紐づけられない
月間検索ボリュームが大きいキーワード、例えば月間1,000回以上も検索されているようなキーワードは、一般的に広まっている言葉であり、その意味も比較的同じ意味合いでみんなが覚えているキーワードとなります。
日本の代表者が知りたい
→安倍総理
この疑問だと、誰もが知っている言葉がすぐに出てきます。
外壁に塗料を塗る工事
→外壁塗装
どこの部分に対して、何を塗るのかが分かると、使われている単語から、どんなものなのかがイメージし言葉として出てきそうですね。
インターネットに情報を掲載して集客する方法
→???
web関連の仕事をしている人であれば、SNS・広告・コンテンツマーケティングなどの言葉が出てきそうですが、それぞれの定義を自分なりの言葉で表せる方は少ないので、もしかしたらこのキーワードは出て来ないかもしれません。
このように、
- 知らない
- 記憶に無い
- 意味が曖昧
- 単語のみ知って意味は知らない
といった場合などは、思い浮かばないので、検索もできません。
しかし、コンテンツマーケティング思考で考えると、ユーザーさんの潜在的に抱えている色々を可視化して、代わりに言葉として出してあげるため、ユーザーさんに見つけてもらいやすくなります。
インターネットに情報を掲載して集客する方法を知りたいけど、どんな言葉が適しているのかわからない…。
そういった場合、コンテンツマーケティングは顧客理解から始まるため、そのユーザーさんがブログを使って集客をしたいことを突き止めたら、以下のような内容を掲載すればそのユーザーさんに見つけてもらえるかもしれません。
タイトル:ブログを使ってアクセスを10倍にする方法
これは例ですが、自分が知っている言葉と、モヤモヤしていた意識・感情に対しての解決策が見つけられそうな内容なので、このコンテンツを見つけて、さらに内容を見てくれるかもしれない。
コンテンツマーケティングは潜在顧客に見つけて立ち寄ってもらう手法としても優秀であり、ユーザーさんの問題発見と一緒に課題解決を同時に行えます。
コンテンツマーケティングで「潜在顧客」に見つけてもらい立ち寄ってもらう2つの大事なポイント
あなたのコンテンツを潜在顧客に見つけてもらい立ち寄ってもらうには、以下2つが必要です。
- 1つ目:顧客を知ること
- 2つ目:顧客が分かる言葉を探すこと
それぞれを詳しく見ていければと思います。
1つ目:顧客を知ること
顧客を知るということは、「誰」に向けてコンテンツを作るかということです。
相手を理解しなければ、全く無意味な努力をすることにもなる。
例えば、文章の書き方を知りたい人に対して、ひたすらデザインのことを説明することにもなりかねません。
「誰」が「何」を知りたいと思っているのかを調べるには、検索キーワードを調査するのがいいのですが、これらは顕在顧客と言われる、すでにユーザーさんの悩み・疑問が言葉として出させていもの。
潜在顧客にあなたのコンテンツを見つけてもらうには、今現在探せる検索キーワードだけを調べていては、潜在的な悩み・疑問までたどり着けません。
潜在顧客に見つけてもらうためには、検索キーワードから顧客を理解するのではなく、実際の顧客となりうる人たちの事を考える事が必要です。
方法としては、お金をかけてインタビューを設定するのもいいですが、周りを見渡せば比較的簡単に見つけ出せます。
何かの情報を集めるのもいいですが、顧客になりうる人たちの生活を見てもらったり、顧客となりうる人たちでなくとも、あなた自身で実際に体験してもらうのでも大丈夫です。
これは何を言いたいかというと、顧客となりうる人たちの生活をトレースしてほしいということ。
何かの悩み・疑問というのは、普段の生活の中に散らばっているものであり、それらが当たり前や普通になっているからこそ顧客が気づいていない場合が多いです。
そこで、生活をトレースして、同じ感情・行動を連想したり体験することで、顧客となりうる人たちと同じ感覚を身につけてもらいたいです。
そうすると、顕在化していない顧客の、潜在的な部分が多少見えていきます。
完全に見えなくとも、その糸口を探すためにも、生活トレースをする癖をつけてもらうことで、顧客を知るきっけかを多くすることができます。
2つ目:顧客が分かる言葉を探すこと
あなたは何かしらの専門業界に所属しているから分かる言葉もあると思いますが、顧客はあなたのような専門知識を持っていないことが多いです。
同じ業界の人たちをターゲットにする場合でも、所属している企業の環境や方針、その人の学んできたものによって、知っている言葉・知らない言葉は変わってきます。
できるだけ、専門用語は使わず、顧客が普段使っていそうな言葉に変換してコンテンツを作っていきましょう。
例えば、コンセンサスという言葉は合意を得たり意見の一致を示す言葉ですが、あなたは普段使っていたとしても、ターゲットにしたい方々は普段この言葉を使っていないかもしれません。
自分の当たり前をターゲットに押し付けないためにも、まずは自分の当たり前を疑ってもらい、言葉選びをしていきましょう。
潜在顧客へアプローチしたいあなたへ
人の数以上に検索されるキーワードはありますが、全ての人の悩み・疑問が検索キーワードとして世に表されている訳ではありません。
コンテンツマーケティングは、みんなのモヤモヤを発見し解決する方法でもあります。
誰かのためになる施策でもあるため、1人でも多くの方がコンテンツマーケティングを行い、たくさんの人の悩み・疑問が解決できるようになれれば嬉しいです。