「メール」でお客様を虜にさせるコンテンツマーケティング思考3つの利点とは?

  • 更新 | 2019.11.08 公開
コンテンツマーケティング思考で作る「メール」作り

ものすごく時間をかけてメールの文章を作ったのに、全く返信がなかったり、反応が薄いことがあると思います。

私自身も、時間だけがかかって結局成果が出ないこともありました…。

しかし、コンテンツマーケティング思考を取り入れることで、メールの返信率・反応率を劇的に変えることもできます。

仕事の連絡ツールとしてはチャットが多くなってきていますが、お客様へ提案したい時などは、まだまだメールが活躍しています。

デキる上司や、お客様との関係が良好な人は、どんなメールをしているのか、私と一緒にその理由を見ていきたいと思います。

なぜ、コミュニケーションにメールが使われるのか?

メールはそもそも何のために使われるのか。

電話で済むことをわざわざメールに変えることもあります。

相手の都合を事前に聞いて、電話を受けられるタイミングぴったりに電話ができて相手も受けられればいいですが、必ずしもそういった状況ではない事の方が多いです。

電話をすると、大抵の場合は相手のタイミングに合わない状態で会話が始まり、時間を使ってしまうことになる。

お互いのことを考えると、相手との会話を、自分のタイミングで見ることができる・返信することができる方がいいんです。

そのためにメールが活用されています。

虜にさせるメールとは?

仕事がデキると言われる人は、他の人がやってないことを当たり前のようにできていることが多いです。

名前を間違えない、丁寧な文章にする。

こういったことはメールを送る側であれば当たり前ですが、仕事がデキる人たちはさらに、お客様の「当たり前」や「欲しい!」を当然のごとく抑えています。

例えば、何かに不安を抱えている方へメールを送信しなくてはいけない場合、下記の2つであれば、どちらのメールがいいでしょうか。

例1:お気軽にご相談ください。何卒よろしくお願い致します。
例2:お客様の不安な気持ち分かります。私で良ければいつでもご相談頂ければ幸いです。

「良い」「悪い」という形で判断するのであれば、どちらのメールも文章としては良いと言えます。

しかし、良いとはメールの回答内容に関しての良いであり、このメールを受け取ったお客様の良いとは異なります。

今回の状況であれば、選ぶべきは例2のメールの文章。

それは、お客様からしたら自分の気持ちを理解しようとしてくれている、そしてテンプレートのような言葉ではなく、暖かい言葉をかけてくれる例2の文章の方が、ポジティブな印象を受け取れるからです。

不安ということは、お客様の心にはネガティブな感情が渦巻いている状態。

そして、例1のメールの文章ではそのネガティブな感情は何も変わりませんが、例2のメールの文章であればポジティブな感情へと、お客様の感情をシフトすることができます。

あなたがメールを送っているということは、会社対会社、または会社対個人だと思いますが、そういった立場的なものは関係なく、メールを送りあっている相手同士、人と人とのやり取りです。

メールを送る相手をいかに理解できるか、これがメールで相手を虜にするために、コンテンツマーケティング思考が必要な理由となります。

コンテンツマーケティング思考とは?

コンテンツマーケティング思考とは、コンテンツを使ってマーケティングをすることなので、メールで言えば、メールマーケティングとなるかもしれません。

メールでコンテンツマーケティング思考がなぜ必要かというと、コンテンツマーケティングの本質的な考えとして、顧客理解から全て始まるという考え方があります。

メールも文章(情報)で作られているため、コンテンツに該当します。

コンテンツマーケティングにおけるコンテンツとは、相手が知りたい情報を、相手に満足してもらえる形に整形して提供すること。

メールもコンテンツだと考えると、メールの送り先でもある相手に対して、満足してもらえる情報を送ってあげる必要があります。

だからこそ、メールでお客様を引き付けるには、コンテンツマーケティング思考が、とっても大切なんです。

メールにコンテンツマーケティング思考を使う3つの利点とは?

コンテンツマーケティングは、顧客への理解が大前提としてあります。

この考え方がなければ、良いコンテンツは作れません。

そして、メールも情報に該当するのでコンテンツであり、コンテンツマーケティングを取り入れることができます。

メールを作るのになぜコンテンツマーケティングの思考が必要なのか、3つの利点(メリット)を見てみたいと思います。

1. 定型文を使う意識が薄れる

メールは、今も昔も、相手とのコミュニケーション、インターネット上で会話をするために使われるツールです。

普段の会話であれば、情報のやりとりを直球で行い、すぐに意思疎通ができます。

しかし、メールになった途端、「お手数ではございますが何卒よろしくお願い致します。」などの定型文が毎回のように出てくる…。

通常の会話ではしないことを、メールでは当たり前のように行われています。

コンテンツマーケティングの思考を持つと、顧客への理解からか、相手が求めていない方法はとりません。

会話とは、相手と単純な情報の交換だけでなく、心の繋がりをもたらしてくれる大事なコミュニケーションです。

だからこそ、メールで感じる普段と異なる感覚は、誰もが違和感を覚えます。

違和感は心の距離を遠くし、一向に近づけなくなるため、コンテンツマーケティング思考で考えると、定型文を使うことがドンドン減っていきます。

あなたにとってはビジネスかもしれませんが、相手にとってはそうではない場合も。

定型文を使わなくなると、あなたの心から出てくる本心を文章に取り入れることができるようになるため、相手の心を引き付けることができるんです。

2. 自分のための情報だと認識させる

よくやりがちなのが、テンプレートを用意して、みんなに対して同じようなメールを送ること。

しかし、コンテンツマーケティング思考だと、このメールの送り方に疑問が出てきます。

例えば、Aさんは全然困ってない、Bさんはスゴく困っているという状況なのに、メールの返信内容をテンプレート化して、誰に対しても送れる無難な内容にしていた場合、Aさんには合うけど、すごく困っているBさんには合わないメールを送ってしまう。

特にメールは、自分のタイミングで確認することが多いので、読むか読まないかは、読み手側に大きな決定権がある状態。

そんな中、自分に対しての情報かを文章で判断し、関係ないと思われてしまったらすぐ読むのを止めてしまいます。

効率化や作業フローの最適化という名目で、誰に対しても同じようなメールで返信するようなことが多いと思いますが、そういった中でも、相手が求めている内容や、文脈が分かりちゃんと理解していることを示せるメールが必要です。

コンテンツマーケティングの思考だと、「他人事」ではなく「自分事」にさせるメールを送れるようになります。

3. エンゲージメントを高める

メールは文章のやりとりで会話が行われるため、一回一回のメールの内容が重要です。

また、一回のメールで完結できるものではなく、何度もやりとりを交わすことにもなるため、一回一回のメールで相手へ良い印象を与えていかなければ、続かない又は続けるのが苦痛になることも。

一回一回のメールで、相手に対してポジティブな印象を感じてもらい、徐々に信用度を高めていく。

信用や好感などポジティブな感情はエンゲージメントと呼ばれ、エンゲージメントの高まりが商談をスムーズに進行させる強力なサポーターとなってくれます。

コンテンツマーケティングでは、相手が望む情報を提供し、感情を引き付ける効果を目指すため、メールとも非常に相性が良いものです。

メールでお客様を獲得したいと思っているあなたへ

メールをインターネット上の会話だと思えば、情報を送るだけでは足りないと思ってもらえるはずです。

単純に情報を送るだけがメールではなく、会話の延長としてのコミュニケーション。

相手を理解し、相手が求める情報をいかに出せるかがポイントです。

その思考を養うためにも、コンテンツマーケティング思考がオススメだと思います。

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