自社メディアの集客を伸ばし、売上を高めるには、デジタルマーケティングの活用が鍵。
その中でも、コンテンツマーケティングと言われる集客施策は、正しいやり方で実行さえすれば、あなたが求めている集客と売上を大きく向上させてくれます。
コンテンツマーケティングの費用対効果を知り、導入すべきか否か、検討するための情報をお伝えさせて頂きます。
結論から言えば、コンテンツマーケティングはストック型で資産を積み重ねていける施策であり、高い費用対効果を得る事ができるため、ぜひオススメしたい集客施策です。
私もコンテンツマーケティング初心者ながら約46倍のアクセスアップができ、携わっている事業の売上を8桁に届くレベルにも出来たため、この経験も踏まえて費用対効果をお伝えできればと思います。
コンテンツマーケティングの費用対効果
費用対効果とは、かけた費用に対して、どのくらいの効果が見込めるのか。
コンテンツマーケティングにおける費用対効果としては、以下を効果としてみることができます。
- PV(ページビュー:ページが閲覧された回数)
- UU(ユニークユーザー:閲覧してくれた人の人数)
- CV(コンバージョン:お問い合わせ・申し込みの数)
- 売上
- 利益
オウンドメディア内に広告を貼り、収益を作り出すビジネスモデルの場合は、PV・UU・利益などの数値。
自社のサービスへの誘導によって、収益を作り出すビジネスモデルの場合は、CV・売上・利益などの数値。
コンテンツマーケティングに投資した分、これらの数値がどれだけ高められるかが知りたいですよね。
今回は、自社のサービスへの誘導によって収益を作り出すビジネスモデルで、人的営業とコンテンツマーケティングの費用対効果を比較しながら、あなたと費用対効果について見ていきたいと思います。
既存の人的営業とコンテンツマーケティングの違い
ビジネスをさらに拡大させたい時、どのマーケティング施策を取り入れれば、売り上げがあがるのか。
マーケティング施策の中でも、コンテンツマーケティングは以下の図のように、ストック型で継続的に効果が積み重なっていくものとなり、正しく費用をかければ集客を継続的に高め続けられる施策となります。
継続的な理由
→検索ユーザーの求めるコンテンツを作れれば、安定して集客ができるから
費用が安い理由
→信用が積み重なってストックされていくため、新規の信用度獲得コストが安い
コンテンツマーケティングの1つの強みは、検索ユーザーに求められるコンテンツを作れた場合は、継続的にそのコンテンツへのアクセスが継続する事です。
例えば初期に5万円で作ったコンテンツ経由で、年間300万円もの受注ができた。
上記の例にはいくつか条件がありますが、1度検索ユーザーが求めるコンテンツを作れれば、その後の維持費用なども抑えた上で、継続的な利益へ貢献をしてくれます。
逆に、営業さんに置き換えた場合、毎月30万円(仮:1ヶ月分の給料)のコストをかけて300万円の受注を続けていくのは、心身ともに大変です。
それだけの力がコンテンツマーケティングにはあります。
今までの人的コストを使った手法(営業)と、コンテンツマーケティングへ投資した場合のシミュレーションをしてみます。※ コンテンツマーケティングに関しては、専任が1人の場合でシミュレーション
1ヶ月間の稼働を想定(契約まで1%でシミュレーション) | ||||
---|---|---|---|---|
手法 | コスト | CV(アポ) | 商談 | 契約 |
人的営業 | 30万円1ヶ月分 | 2,000人1日100人分 | 20件 | 2件 |
コンテンツマーケティング | 30万円6記事分 | 10,000人PV | 100件 | 10件 |
※ PVに関してはビッグキーワードの検索順位が1~3位までの場合 |
上記はシミュレーションですが、コンテンツマーケティングがなぜこのような数値を出せるかというと、コンテンツが営業の役割をしてくれているからです。
コストをかけずに多くのお客様に対してアプローチできるのがコンテンツマーケティングの魅力でもあり、これが年単位ともなればもっと費用対効果が変わってくるんです。
まずは短期的な考えとして、1案件100万円だとすると1ヶ月で、
人的営業
→2契約×100万円=200万円
コンテンツマーケティング
→10契約×100万円=1,000万円
極端かもしれませんが、これだけの違いをコンテンツマーケティングは生み出すことができます。
費用対効果だけで見ると、コンテンツマーケティングの方が圧倒的に効率的な形で利益を増やせそうですが、今はどの企業も自社のオウンドメディアのコンテンツを充実させており、1記事投稿すれば簡単に集客して利益を生み出せるものではないんです。
そのため、継続的な記事コンテンツの投稿と、他社よりも充実させた情報にする必要があるため、その観点も含めて次は、コンテンツマーケティングの費用対効果を見てみたいと思います。
継続的にコンテンツマーケティングを実行した場合の費用対効果
コンテンツマーケティングは、1記事投稿しただけでは成り立ちません。
継続的に検索ユーザーの想いに応えた、満足度120%以上のコンテンツを投稿しなくてはいけないんです。
しかし、一度軌道に乗れば、どんどん集客効果が高まり、あなたの事業を後押しする力に必ずなってくれます。
投資すべきマーケティング施策かを判断するために、以下の表も用意しました。※ コンテンツマーケティングに関しては、専任が1人の場合でシミュレーション
6ヶ月間の稼働を想定(契約まで1%でシミュレーション) | ||||
---|---|---|---|---|
手法 | コスト | CV(アポ) | 商談 | 契約 |
人的営業 | 180万円6ヶ月分 | 12,000人1日100人分 | 120件 | 12件 |
コンテンツマーケティング | 180万円一月6記事分を6ヶ月間 | 60,000人PV | 600件 | 60件 |
12ヶ月間の稼働を想定(契約まで1%でシミュレーション) | ||||
手法 | コスト | CV(アポ) | 商談 | 契約 |
人的営業 | 360万円12ヶ月分 | 24,000人1日100人分 | 240件 | 24件 |
コンテンツマーケティング | 360万円一月6記事分を12ヶ月間 | 120,000人PV | 1,200件 | 120件 |
※ PVに関してはビッグキーワードの検索順位が1~3位までの場合 |
継続してコンテンツマーケティングを行なった場合のシミュレーションです。
1案件100万円だとすると1年間で、
人的営業
→24契約×100万円=2,400万円
コンテンツマーケティング
→120契約×100万円=1億2000万円
年間を通してみると、かなり大きく差が開いてきます。
結果だけみると、コンテンツマーケティングの費用対効果が大きいことが分かりますが、ここからは営業・コンテンツマーケティングで掛かるマイナスの費用も考えてみたいと思います。
営業、コンテンツマーケティングで掛かるその他コスト
営業さんもコンテンツマーケティングも、結果的に人が動くので人件費がかかります。
さらにコンテンツマーケティングでは、インターネットを利用するために、それに関わる費用もあるため、全てのマイナス費用をシミュレーションしてみたいと思います。※ コンテンツマーケティングに関しては、専任が1人の場合でシミュレーション
1ヶ月間で掛かる費用 | |||
---|---|---|---|
営業 | コンテンツマーケティング | ||
コスト名 | 費用(概算) | コスト名 | 費用(概算) |
給料 | 30万円 | 給料 | 30万円 |
教育費 | 10万円 | 教育費 | 10万円 |
移動費 | 2万円 | 移動費 | – |
サーバー代 | – | サーバー代 | 1千円 |
ドメイン代 | – | ドメイン代 | 1千円 |
合計 | 50万円 | 合計 | 50万2千円 |
職種が違うので教育費など同じになるとは限りませんが、そうだとしても掛かる費用に大きな違いはありません。
コンテンツマーケティングは、費用も安く、それでいて大きく利益に貢献できる集客施策であると考えることができます。
費用対効果は非常に高いが、デメリットもある
コンテンツマーケティングは、既存の人的な営業手法よりも費用対効果に優れた集客手法ですが、デメリットもあります。
それは、
- 成果が出るのが遅い
- 確実に成果が出るわけではない
この2点になります。
コンテンツマーケティングが成功すれば、かなり利益を向上させることはできますが、上記のようなデメリットも存在しているので、長い目でコンテンツマーケティングの成功を見ていかなくてはいけません。
大手やメディアの運営ノウハウを持った会社で、SNSなどにも強い場合は、その拡散力などを使って、コンテンツマーケティングの初期からトップスピードでオウンドメディアを成長させていくことができますが、それも資金力などの賜物です。
大手の子会社は2ヶ月で100万PVなど、モンスター級の成長をしている所などもありますが、このような成長速度はまず出せません。
コンテンツマーケティングが初めての場合は、まず本質ややり方を理解し、そこから自分たちのコンテンツマーケティングの型を作っていくことになるので、しばらくは売り上げも利益も立たず、赤字が発生すると思います。
そのため、コンテンツマーケティングは投資だと思える、長期的な目線で事業を見ている方でないと、そこに資金を投じるのは難しいかもしれませんが、正しいコンテンツマーケティングができれば、最初に見てもらった表のように、各コンテンツが営業の役割をしてくれて、売り上げにも利益にも貢献してくれます。
コンテンツマーケティングへ投資する前に注意したいこと
コンテンツマーケティングへの投資を考えた場合、ただ単に費用を掛けただけでは、本来の効果を感じられないかもしれません。
それは、記事を投稿し続けることがコンテンツマーケティングではないからです。
コンテンツマーケティングでは、いかに検索ユーザーの想いに応え、その次の行動を起こさせるか。
コンテンツマーケティングの本質を理解せず、闇雲に記事を増やすだけに費用を投資しても、意味がないことを分かってもらえると嬉しいです。
- 本質について
- コンテンツマーケティングの本質
この記事を読んでくれたあなたへ
コンテンツマーケティングは短期的なものではなく、長期的に自社のオウンドメディアを育てていくもの。
そして、育ったあなたのオウンドメディアでは、営業の自動化をすることもできるようになります。
インターネット上のスーパー営業マンを作って、人手不足やAIの波にも負けない事業組織を作るために、ぜひコンテンツマーケティングを活用してもらえると嬉しいです。