ブログで集客を増やすには、記事やwebサイトの品質を高めていく必要があります。
「品質を高める?」と疑問に思われるかもしれませんが、記事の内容やwebサイトの作り方には良し悪しが存在しています。
Googleの検索上位に入っている記事は、これらの品質が良いからこそ、集客を増やすことに成功しているんです。
この「品質」を高めるとは一体何なのか、ブログ集客が初心者のあなたでも、すでに検索上位に入っているブログ集客の上級者も追い越せる、知っておきたい知識を3ステップで学べるようにまとめてみました。
集客によって、あなたの利益を最大化できるよう、この記事であなたのお役に立てれば嬉しいです。
お伝えしたい事がたくさんあるので、お時間ある時がいいかもしれません…そのため、すぐに方法を知りたい場合は、実践編から見てもらうのがオススメです。
STEP1:初級編-ブログ集客の基礎を知る
ブログ集客のための基礎を見ていきたいと思います。
あなた自身でも、すでにブログで記事を書いていて、知識的にはもっているかもしれませんが、復習もかねて見てもらえればと思います。
- 初級編の目次
- 1-1. ブログで集客をするとは、どういうこと?
- 1-2. 初心者・未経験者が、まず初めにするべきことは?
- 1-3. ブログ集客のメリット・デメリット
- 1-4. 現在、集客ができていない課題・原因を知る
- 1-5. 集客を増やす方法・コツはあるの?
- 1-6. 集客施策を取り入れたら、効果はどのくらいで出てくる?
- 1-7. SEO
- 1-8. コンテンツマーケティング
- 1-9. デザイン
1-1. ブログで集客をするとは、どういうこと?
集客とは人を集めることなので、ブログでの集客はインターネットを使って人を集めるということだと思います。
集客が増えたかどうかを確認するためには、
UU(ユニークユーザー)
→決まった期間内にブログへ訪問してくれた人数
PV(ページビュー)
→特定のブログ記事が見られた回数
セッション
→ブログに訪問した回数
こういった数値で見る事が出来ます。
そして、今よりも、もっと多くの人にブログを見てもらうには、特定のテーマの情報発信を強めていくことが必要です。
例えば、料理・スポーツ・趣味・パソコン・アプリなど、特定のテーマに絞らずブログを書いていたら、テーマ性が分散してしまって、何の情報を発信しているブログか分からなくなり、インターネット上の評価は上がりづらくなる傾向。
それには理由があり、検索サービスを提供してくれているGoogleさんは、専門性やオリジナル性の高い情報を、高く評価する傾向があるからです。
なぜならば、Googleさんはインターネットを使って情報を探しているユーザーさんにとって、最適で価値のある情報を届けたいから。
Googleさんは検索の仕組みで「Googleはいつでも、有益で関連性の高い情報をユーザーに提供することを目指しています。」と明言しています。
1人の人が様々な専門性を持ち、それら全てを情報化できればいいですが、現実的には難しい…。
だからこそ、特定のテーマに沿ってブログを書く、そうすることで専門性が高まり集客が増えていきます。
もっと分かりやすく例えると、誰に「嫌われ」て、誰に「好かれる」か。
みんなに好かれようと思うと、どうしても無難な記事となってしまい、結果的に記事の品質が低くなることで、集客は増やせなくなります。
ブログで集客をするということは、あなたが「何」をして、「何」をしないかを決めることが必要だと、覚えてもらえればと思います。
1-2. 初心者・未経験者が、まず初めにするべきことは?
ブログ集客が初めて、又はやったことがない状態であれば、まず初めに以下の2つを学ぶのがオススメです。
- SEO(検索エンジン最適化)
- コンテンツマーケティング
この2つに関しては、実践編で詳しく書かせてもらっていますが、どちらもブログ集客に欠かせない考え方となります。
SEOとは?
Googleなどの検索サービスを提供してくれている会社は、それぞれ独自で検索の表示順位を決めるためアルゴリズムと呼ばれる、どういった部分を高評価・低評価にするかを決めて、それを元に検索のランキングを決めるようにしています。
SEOとは、これら検索サービスの会社が提供してくれている、サービスの裏側で動いている検索エンジン(検索のシステム)に対して、正しく情報を伝えてブログ記事の評価が上がりやすくするための方法論です。
SEOの思考を元に記事を作る事で、検索上位に入りやすくなる効果が得られます。
機械に対する施策が、SEOとなります。
コンテンツマーケティングとは?
記事を読んだとしても、見てくれた人が本当にほしいと思える内容でなかったら、すぐに別のブログへ行ってしまったり、リピート訪問もしてくれなくなります。
コンテンツマーケティングとは、ブログ記事(コンテンツ)を活用し、見てくれる人たちの気持ちを引き寄せ、ファンになってもらったり、継続的に訪問してもらうための方法論です。
コンテンツマーケティングの思考を元に記事を作る事で、ユーザーさんとの関係値も高くなり、検索ランキングの上位にも入りやすくなる。
人に対する施策が、コンテンツマーケティングとなります。
1-3. ブログ集客のメリット・デメリット
インターネットを見渡せば、「簡単にアクセスを10倍に増やす方法!」「楽して集客を構築する考え方」など、簡単に・すぐに・お金がかからずにブログで集客ができる情報などが書かれています。
確かにブログの運営がうまくいけば、集客を増やすことはできますが、そんなに簡単なことだったら、あなたも集客に悩んでいないと思います。
また、ブログをやっている人みんなが、漏れなく集客に成功していることにもなるのですが、実際はそうではありません。
ブログでの集客は、成功すればメリットは高いですが、その反面デメリットもきちんと存在しています。
「簡単」「すぐ」「無料」などの言葉は一旦忘れて、ブログ集客のメリットとデメリットを見てほしいと思います。
デメリット | メリット |
---|---|
・集客効果が出るのに時間がかかる ・継続的にブログ記事を作る必要がある ・始めやすいので競合者他者(社)がたくさんいる | ・品質の良い記事が作れると継続的に集客が増える ・積み重ね式で評価が高まっていく ・集客が増えていくごとに費用帯効果が高まる |
他にもあるのですが、この3つずつがメインになります。
メリット・デメリットの中でも、一番知っておいてほしいのが、時間に関してです。
例えば、5,000文字のブログが作れた、公開してすぐに1位が取れた。
こういったことは、ブログ集客を始めてまもない頃は発生しません。※ すでにGoogleからブログへの評価を得られている場合は、公開後すぐに1位を取れる場合もあります。
あなたよりも前にブログを書いていたり、その他インターネット上に情報記事を公開している先人たちがいるので、あなたのブログへの評価が高まっていない状態ですぐに上位表示は難しいんです。
そのため、「すぐに!」「簡単に!」などには騙されず、ブログでの集客が軌道に乗るまでは、時間がかかることを覚えてもらえるといいかと思っています。
1-4. 現在、集客ができていない課題・原因を知る
あなたが現在、ブログでの集客がうまくいってない場合、「何」が原因でアクセスが伸びていないのか、原因を探る必要があります。
集客ができていないという事は、SEOやコンテンツマーケティングの観点で抜け漏れがある可能性が高いです。
そのため、まずは以下のチェックリストを使ってみましょう。
方法 | |
---|---|
check_box | ブログ集客が増えると言われる方法をそのまま実践してしまっている |
SEO | |
check_box | 1記事のタイトルに対して1~3キーワード以上使っている |
check_box | 記事の中に設定したキーワードを含めていない |
check_box | PageSpeed Insightsで90点以下になっている |
check_box | 画像ばかりの記事になっている |
check_box | リンク切れがある |
check_box | 画像のaltが入っていない |
check_box | 品質が悪いと評価されているページが多数ある |
check_box | 文章構造が正しくない |
check_box | パンくずナビゲーションが設置してない |
check_box | 独自ドメインを付けて3ヶ月以上は経っていない |
コンテンツマーケティング | |
check_box | 毎月記事を投稿していない |
check_box | ライバルの記事よりも内容(文章量)は少ない |
check_box | テーマを絞って記事を書いていない |
check_box | 他の記事を真似て同じような内容になっている |
check_box | 同じキーワードで同じ内容ばかり書いいる |
check_box | 誤字脱字は無い |
check_box | 文脈が繋がっていないような文章にはなっている |
check_box | 読みやすい見た目になっていない |
このチェックリストで2~3つほど当てはまっているものがあれば、集客ができていない原因の可能性があります。
あくまで簡易的なチェックなので、実際にあなたのブログを見せてもらわなければ判断できませんが、悪い部分を探すためのキッカケとして使ってもらえればと思います。
1-5. 集客を増やす方法・コツはあるの?
ブログで集客を増やすための、一般的な方法やコツは存在しています。
それが、SEOやコンテンツマーケティングと呼ばれるもの。
しかし、あなたがブログとして書きたいテーマ、テーマに対しての意見や考え、あなた自身の文章の特徴・クセ・書き方、見に来てくれる人たちの層などが違うので、一般的な集客の方法・コツを学びつつ、それをあなた自身に合う形へ変更し、実践していく必要があります。
「〇〇すれば確実に集客できる!」
「簡単に時間をかけず〇〇で集客できる!」
このように、いかにも簡単そうにブログ集客ができる情報を見かける事が多いですが、それはその人だからこそ出来た内容だったりします。
方法やコツは、自分に合わせて使うことにより効果を発揮するため、まるまる真似てしまったりしないようにしてもらうと、いいかと思います。
もし、何かしらのノウハウを学んで集客を増やそうとしてもうまくいってないのは、他人のやり方をそのまま真似ている可能性が高いです。
1-6. 集客施策を取り入れたら、効果はどのくらいで出てくる?
ブログの集客性を高めるために、様々施策を取り入れた場合、実際にどのくらいで効果が出てくるのか知っておきたいですよね。
施策を取り入れればこのタイミングで上がる!と、本当はしっかりしたお答えをしたいのですが、施策を取り入れても、いつブログのアクセスが上がってくるのかは正確には出せないんです…。
- 競合他者(社)
- ブログ(webサイト)の品質
- 記事の品質
様々な要因が絡み合って、検索順位のランキングが変わってくるので、誰も正確な数値を回答することはできない状態。
しかし、私が経験した中だと、携わっているポータルサイトがPVが46倍になった時も、3ヶ月後に成果が上がってきました。
各記事の成長度合いを見ても、3ヶ月目に上がってくるものが多かったです。
そのため、私の体感値で申し訳ありませんが、3ヶ月後くらいを目安に考えてもらえるといいかと思っています。
1-7. SEO
SEO(検索エンジン最適化)は、ブログの集客を高めるためには必要不可欠な存在の1つです。
アクセスが集まらない原因の多くは、このSEO対策ができてないことが多いと言えます。
そもそもSEOとは、検索エンジンと呼ばれる記事を大量に保管しているシステム(図書館のようなもの)に対して、まずはどんな記事を保管するのか、その次は保管されている記事をすぐ呼び出す、又は情報が欲しい人に最適な記事は何かすぐ判断できるよう、記事1つ1つに対して評価やラベリングを正しく行わせるための施策です。
例えば、ブログのアクセスを増やしたい人が、関係する情報を見たいと思った場合、「ブログ アクセス 増やす」といったキーワードで探したら、このキーワードに該当する情報を、検索エンジンがすぐに探し出して、引っ張り出してくれるようなイメージ。
しかし、情報に対して、「ブログ アクセス 増やす」というラベリングがされておらず、「ブログ 増やす」のみしかラベリングされていなかったら、検索意図とは違うと判断されて、検索エンジンが優先度を低くするか、そもそも引っ張り出してくれません。
本当は「ブログ アクセス 増やす」という内容が入っているのにも関わらず、システム的にその意図が伝わっていなかったら、検索結果に出てこないため、あなたのブログを見てもらえなくなる=集客できなくなるということです。
だからこそ、検索エンジンに対して、あなたのブログに含まれている情報を正しく認識させる必要があります。
- 意図した検索キーワードで検索エンジンに引っ張り出してもらう
- 正しく情報を認識させ評価を高めて引っ張り出す優先度を高める
Googleに対して、世界中の人が情報を登録している状況であり、大量の情報の中、検索ユーザーの意図する情報を瞬時に引っ張り出すには、それなりに機械的に処理しなければいけない。
SEOが重要だと言われているのは、このような理由があるからです。
それでは、SEOをさらに深めていただけるよう、関連する情報を一つ一つ見ていければと思います。
キーワード
ブログ集客の要はSEO、その中の基本とも言えるのがキーワードになります。
あなたも必ず1度はあると思うのですが、検索フォームに対して調べたい情報の単語を入れて情報を検索する。
その入力された単語をキーワードと言います。※ キーワードを、キーフレーズとも呼ぶ場合もあります。
キーワードにも複数種類があり、
種類 | 検索ボリューム(目安) | 競合 | 詳細 |
---|---|---|---|
ビッグキーワード | 1,000回以上 | 多数 | 月間で検索される回数が多いキーワード |
スモールキーワード | 100回以下 | 少ない | 月間で検索される回数が少ないキーワード |
ロングテール | 100回以下 | 普通 | 月間で検索される回数は少ないけど利益に繋がりやすいキーワード |
関連キーワード(複合キーワード) | – | 普通 | 複数のキーワードが組み合わさった言葉、月間で検索される回数は比較的少なめ |
この4つを覚えておきたいです。
検索ボリュームが高いということは、検索する人も多いということなので、そのキーワードでブログを書けば、多くの人を集客することができます。
しかし、集客性が高いということは、他の人も同じようにそのキーワードで集客を狙っているため、非常に競合他者(社)が多くて、生半可な内容では太刀打ちできません。
競合他者(社)を避けるために、ライバルが少ないスモールキーワードを狙っていくと、検索上位になりやすいのですが、月間で検索する方が少ないため、集客は増やせません。
ビッグキーワードを狙えば大変、スモールキーワードを狙えば集客が少ない。
そのため、その中間であるロングテール・関連キーワード・複合キーワードに人気があったりします。
検索回数の多い少ないでキーワードを見てみましたが、キーワードには他にも色々な意味合いが込められているので、それらも知ってほしいと思います。
キーワードの根源は検索ユーザーの悩みや不安
キーワードは、検索フォームに入力される単語だと言いましたが、それらの単語とは一体何者でしょうか?
例1:アクセスを増やしたいから「アクセス 増える方法」を検索
例2:ブログの書き方を知りたいから「ブログ 書き方」を検索
どちらの例も、検索ユーザーさんの悩みが言葉として表に出てきたものです。
何かの情報を知りたいと思った時、それは何かに困っているということ。
だからこそ検索してまで情報を調べたいと思っています。
悩みや不安は負の感情であり、この感情が検索という行動を引き起こしていることを、覚えてもらいたいです。
キーワードになれるのは記憶の中にある情報だけ
無料のキーワード調査ツール、ubersuggestなどを使うと、キーワードに関する一覧をすぐに調べることができます。
ツールに関しては後ほど説明したいのですが、すでに調査できるキーワードというのは、人の顕在化された悩み・不安が言葉になったものです。
言葉にできるということは、その人の記憶の中に、悩み・不安を言葉として表せる知識・経験があるからこそ、キーワードとして出せています。
そのため、人の記憶の中に悩み・不安に関しての知識・経験といった、「言葉」として表せる情報がなければ、キーワードとして表に出すことできない。
自分が知らないことはキーワードにできないということ。
こういったものを潜在意識(インサイト)と呼び、競合他者(社)は顕在化したキーワードでブログを書くためすぐに被ってしまうのですが、検索ユーザーさんの潜在意識からキーワードを抽出することができれば、ライバルと戦わずに集客を増やすこともできます。
キーワードそれぞれに感情レベルがある
キーワードは単なる単語ではなく、それぞれに対して人間の感情が織り込まれています。
ブログ 集客 増やす方法
→〜を知りたい
ブログ 副業
→〜したい
ブログ アクセス 急落 原因
→すぐに〜したい
何かの情報を知りたいレベルから、実際の行動を起こす、さらに緊急の状態なのですぐにしたい。
行動のフェーズがキーワードによって変わってきます。
もう少しわかりやすい例を見てみます。
外壁塗装(〜知りたい、〜したい)
→外壁に塗装をする工事
雨漏修理(すぐに〜したい)
→雨漏りを直す修理・工事
外壁塗装も雨漏修理も、どちらもお家のメンテナンスを行うものですが、緊急度の高さで言ったら、雨漏修理の方が緊急度がとても高いです。
そのキーワードを検索しているユーザーさんのことを考えてみましょう。
外壁塗装であればすぐに行う必要のない工事なので、このキーワードを検索するユーザーの気持ちは、比較的安定しています。
しかし、雨漏修理と検索しているユーザーの状況を考えてみると、戸建ての場合は何千万と高いお金を払って建てており、家の天井から水が垂れて床を汚している、こんな状況を見たらすぐになんとかしないといけない気持ちになりませんか?
ブログを書く側であれば、単なるキーワードかもしれませんが、実際にそのキーワードを検索するユーザーにとっては、なぜそのキーワードを調べているのか、それぞれ状況が異なります。
キーワードを選ぶ時には、ユーザーさんの状況によって違うことを理解すると、集客を増やすことができます。
タイトル
ブログには必ずタイトルを入れると思いますが、タイトルがSEOにも大きく影響。
Googleで検索した時に結果として出てくるページで掲載されるテキストです。
ここに、検索したキーワードが入っているか、そしてクリックしたくなるような内容を伝えられるかで、集客が大きく変わってきます。
「ブログ 集客 方法」で検索した場合
例1:ブログのアクセスを増やす方法マニュアル
例2:ブログ集客は3つの方法で劇的に変わる!
この場合だと例2のクリック率が高くなります。
その理由としては、自分が検索したキーワードが入っていなければ、自分が求める情報ではないと認識されてしまうからです。
他にも、検索エンジンに対して、何の情報が書かれているブログかを認識させるために、タイトルには検索キーワードを入れておく必要があります。
ディスクリプション
ディスクリプションとは、検索結果として出てきた際に、タイトルの下に出てくる説明文章のことです。
短いタイトルでは表せない、ブログの中身を補足するための説明文章となります。
しかし、ディスクリプションをただの説明文章と思ってはいけません。
タイトルだけでは、どんな内容が書いてあるのか分からないので、ディスクリプションを使って、ユーザーさんにとってどんなメリットがあるのか伝える必要があります。
タイトルとディスクリプションをセットに考え、あなたのブログを読んでもらえるようにしましょう。
マークアップ(ページスピード)
アメブロ・ライブドアブログ・FC2ブログ・はてなブログなどの無料ブログ作成ツールを使っている場合は別ですが、あなた自身でhtmlやwordpressを使ってブログを作っている場合、マークアップの仕方がSEOに対して非常に重要になります。
- html
- css
- javascript
など、それぞれが読み込まれてブログの見た目が出来上がります。
しかし、使ってないhtmlタグやCSSをそのままにしていたり、html・css・javascriptに無駄なスペースや行が含まれていると、読み込む時間が増え、ページを表示する速度が遅くなります。
読み込み時間を少なくすることが、ページの表示速度を高め、SEOとしても効果を発揮。
モバイル端末での閲覧が主流になってきた背景があり、GoogleもMFI(モバイルファーストインデックス)と呼ばれる、モバイル版のページを元に検索エンジンへの登録(インデックス)や表示ランキングに使用する方針になっています。
通信環境がよくなってきたからといっても、場所によっては通信状況が悪い場合も多く、ブログを表示するためのデータの読み込みが遅いと、ユーザーさんはまっていられないので別へ移ってしまうんです。
そのため、マークアップの最適化を行い、ページの表示速度を高めることが必要です。
SEOを意識したブログの書き方
ブログを書く際、集客効果をたかめるためにはSEOを意識した書き方も必要です。
- キーワードをほどよく入れ込む
- キーワードに関連するキーワードを入れ込む
- 共起語を入れ込む ※共起語とは、該当のキーワードで書かれたブログの中で、よく使われている単語のこと。
SEOを高めようとキーワードを入れすぎてしまう場合もありますが、バランスが非常に難しいです。
SEOを意識すると入れすぎてしまうのですが、ユーザーさんのための情報を作ろうとすると、自然と他のキーワードも使いながら記事を作れるので、あまり強くSEOは意識しないで作るのがオススメです。
書き方に関しては、実践編で詳しく書かせてもらっています。
被リンク
被リンクとは、他のブログやwebサイトで、あなたのブログに繋がるリンク(URL)を貼ってもらうことです。
被リンクが多いということは、それだけ専門性があったり、価値がある情報だと、第三者から認められているというGoogle側で認識されます。
その結果、被リンクの評価があなたのブログの評価に加えられることで、検索結果の上位に表示されやすくもなるんです。
しかし、自分のブログで書いているテーマと関係ないような、ブログ・webサイトにリンクを貼られても、あまり効果はありません。
あなたがブログで扱っているテーマに関する、他のブログ・webサイトでリンクを貼ってもらえるよう、ブログの品質を高めていきましょう。
独自ドメイン
独自ドメインとは、あなた自身で名前を決めて取得した、ブログのURLのことです。
無料ブログのドメイン:https://〇〇〇〇〇〇〇.hatenablog.com/
独自ドメイン :https://mother-media.com/
無料ブログのドメインなどは、かならず無料ブログ側の名前が入る為、完全にあなたのものではありません。
しかし、独自ドメインを取得することで、完全にあなただけのURLを手にいれることができます。
SEOの効果も、無料ブログの場合は、無料ブログの大元に集まる。
独自ドメインの場合は、あなたの元に効果が集まる。
ここには大きな違いがあるため、もしブログを運営するのであれば、独自ドメインを取得した形で勧めていくのがオススメです。
1-8. コンテンツマーケティング
「コンテンツマーケティング」=「ブログを書き続ける事」ではありません。
コンテンツマーケティングとは、ユーザーさんの想いに100%以上応えられる記事を書き続け、継続的に関係性を築いていくための方法論です。
そして、コンテンツマーケティングでブログの集客を増やしていくためには、以下の2点が重要です。
- 顧客への理解
- 情報への理解
顧客とは、あなたのブログを見てくれる方々。
情報とは、あなたのブログを見にきてくれる方々が期待していること。
コンテンツマーケティングは「顧客への理解」を行い、その方々に対してどういった情報を出せばいいのか「情報への理解」の順番で進めていきます。
その中で、顧客(ターゲット)への理解、文章の書き方、文字数、オリジナル性、記事数など、どれも高いレベルにしなければいけないため、それぞれどんな内容なのか、詳しく見ていきたいと思います。
ターゲット
ターゲットとは、特定の方に絞り込んだ状態。
ブログなので、本来であれば、あなた自身の好きなことを書いてもらうのが一番なのですが、ブログで集客を行うのであれば、ブログを読んでもらう方々のことを考えて、記事を書かなくてはいけません。
強烈な個性がある・社会的にも認知度の高い方であれば、個人的な見解を発信するだけで集客できますが、そうではない場合、相手の為の情報をブログで書く事が必要です。
そのため、「誰に」を理解しなければ、次の「何を」という部分に行きつけない為、ターゲットを明確にするのが大切なんです。
「誰に」を突き詰めていくと、ターゲットとしない方が多く出てくるので、不安になるかもしれません。
しかし、全員に向けてブログを書こうと思ったら、一般的で誰もが知っているような無難な記事になりやすくなります。
特定のテーマに絞って専門的な情報を掲載していった方が、Googleからの評価も高まりやすいので、特定の「誰か」を意識してブログを書いてもらいたいと思います。
文章の書き方
文章の書き方としては、ターゲットに決めたユーザーさんに対して、最適な形で文章が書くのが望ましいと思っています。
当然、あなたの文章の癖や書き方などもあると思いますが、以下の点を意識して書いてもらえると、より信用してもらえるブログになります。
- 相手の感情を汲み取った伝え方にする
- 難しい言葉は使わず分かりやすい言葉へ直す
検索時に入力されるキーワードとは、そもそもユーザーさんの悩みや不安が言葉になっているものです。
例:ブログ アクセス 急落
このようなキーワードが入力された場合、この検索キーワードを入力したユーザーさんの状況を考えると、自分のブログのアクセスが急落して、パニックや気分が落ち込んでいる状態かもしれません。
その状況をあなた自身も理解してあげると、相手の不安を和らげるような言葉を使ったり、丁寧な言葉を使えば、「ブログ アクセス 急落」を検索された方の不安を、取り除けるかもしれません。
その心遣いや気遣いがユーザーさんにも伝わり、あなたのファンになってくれる可能性が高くなります。
ファンになってくれると、別の記事を読んでくれたり、また別の機会に見にきてくれるようにもなるため、ブログの集客を継続的に増やしていくこともできるんです。
これが文章の書き方の全てではないですが、ユーザーさんの状況を理解し、相手が欲しい言葉で文章を作るのが、コンテンツマーケティングのコツでもあります。
文字数
ブログの文字数はどのくらいにすればいいのか、悩みどころですよね。
多い方がいいの?少なくてもいいの?様々な疑問があると思います。
結論から言えば、検索上位に入っている記事は、文字数の多い記事の割合が多い印象。
しかし、文字数が少なくても、検索上位に入っているので、文字数だけが影響して表示ランキングが決められているわけではないという事。
文字数が多くて検索上位になっている
→情報もたくさんあり、ユーザーさんの満足が得られる記事となっている
文字数が少ないのに検索上位になっている
→必要なものだけを厳選して記事化、またはブログ全体の評価が高いため
文字数は、テーマ、競合ライバルの状況、選んだキーワードなど、様々な状況が加味して評価が変わってくるので、「〇〇〇文字あればいい!」とは言えないんです。
ただ、1キーワードに対して説明をしようと思えば、2,000字前後で必要最低限の内容は入れられるため、2,000文字を基本に考えてもらえればいいかと思っています。
オリジナル性
「ブログ集客」と「記事のオリジナル性」がどう繋がってくるのか。
インターネット上には、1日に何千何万何億といった記事が公開されている状況なのと、Googleの検索システム側では検索された意図に合わせて、最適な記事が出てくるようになっています。
そんな状態の中、
- 誰かの記事を真似たような情報
- 無難なことしか書いてない記事
- すでに掲載されているような記事
似ている情報をブログに書いたとしても、その他大量にある情報に埋もれてしまいます。
埋もれてしまって見れない状態になっているということは、存在しないのも同然…。
他の記事にも負けないためには、より専門的な内容であったり、あなたにしか書けないような情報で記事を作る。
オリジナル性という部分で、他者(社)との違いを作れると、ブログの集客としても高まりやすいです。
記事数
ブログを何記事書いていけば、集客が増えていくのか。
ここに関しては、記事数よりも、記事1つ1つの内容が集客を増やす要因になるため、記事数はあまり気にしなくていいかもしれません。
評価が低くなる記事を大量に投稿した場合、結果的に集客はできなくなります。
記事数のみへ意識を向けると悪いことが起こるので、記事数より記事の内容だと覚えておきましょう。
1-9. デザイン
ブログの集客を増やすには、ブログへ投稿する記事がメイン。
しかし、記事の品質がメインではありますが、ブログ自体のデザインも集客に大きく関係してきます。
- 運営者の顔写真がある
- 読みやすい大きさ、余白
- 飽きさせないレイアウト
など、この他にもたくさんありますが、デザインは記事の魅力をさらに高めてくれるサポーターでもあります。
無料のブログツールを使っている場合は、ツール側で最適なデザインを用意してくれているので、それを駆使してもらえればいいと思います。
あなた自身でhtmlで直接、またはwordpressなどのツールでブログを展開しているなら、デザインの調整ができるので、集客を高めるためにも以下の部分を気にしてもらいたいと思っています。
デザインを本格的に学んだことがない場合でも、要点だけを抑えてもらえれば、よいデザインにできるかと思います。
UI
UI(ユーザーインターフェース)とは、あなたのブログ画面で、記事のレイアウトを変更したり、ユーザーさんがボタンを押したりする、入力・表示に関する全体の仕組みのことをUIと呼びます。
- ボタンが小さすぎて押せない
- 文字がカラフル過ぎて見ずらい
- 関係ないポップアップがたくさん出てきてしつこい
など、UIの使いずらさによって、ユーザーさんの満足度が大きく変わってきます。
そもそも、あなたのブログに来てくれたユーザーさんは、大前提として掲載されている情報に興味・関心があって見にきてくれている。
情報に対しての読みずらさ、またはページの使いずらさは、情報を見るための環境を整えてくれていないと感じ、離脱して別の記事へ移動してしまう確率が高まります。
これは、デザインを学んだことがない場合でも、読み手の立場に立って見ると気づけるので、UIが良いのか悪いのか、改めて考えていただくのがオススメです。
普段使っていると「慣れ」てくるため、読みずらさ・使いずらさは気にならなくなるので、あなたのブログが初めての方や、頻繁に見ることがない方に、UIの印象を聞いて改善していくのも1つの手です。
特に今は、モバイルなどスマートフォンでの閲覧が主流となっているため、モバイル環境での情報の見やすさを特に注意して、見てほしいです。
UX
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、あなたのブログを使った・見た印象、または何かしらのサービスであるならば、その体験によって得られるものをUXと呼びます。
感覚的な部分がUXに占める割合が大きいです。
- 良かった
- 悪かった
- 好き
- 嫌い
ブログを見てもらった、又はサービスを利用してもらった際、どんな感情をユーザーさんに感じてもらっているかが重要です。
体験してもらった全てを通して、好印象になっているのであれば、UXの設計は成功している状態。
しかし、体験してもらって悪印象の方が多くなっているのであれば、UXの設計に失敗している状態。
UXで悪印象をもたれてしまうと、せっかくがんばって書いてもらった、あなたの記事にも波及してしまい、満足度が下がる場合もあります。
UIとも関係しており、使いずらさ・読みにくさなどもUXを下げる原因。
UIとUXの両方は、記事の満足度にも大きく影響してくるので、ブログ集客のためには、デザインといった観点でもあなたのブログを見てもらえるといいかと思います。
STEP2:実践編-アクセスを増やす効果的な施策を知る
実際に集客を増やすための施策を見ていきたいと思います。
あくまで方法論なので、あなたがブログで書きたいテーマ、情報を届けたいユーザーさん、あなたの文章のクセや書き方、現在のブログの状態なども影響してくるため、その点を認識頂いた上で見てもらえれば嬉しいです。
主に「SEO」と「コンテンツマーケティング」を合わせて文章を作っていく流れの説明ですが、特別な方法は何一つなく、ユーザーさんのために、一つ一つを丁寧に記事を作っていく方法となります。
2-1. どんなテーマで集客したいのか目的を確認
まずは、あなたがなぜブログの集客を増やしたいのか目的を確認していきます。
- 副業(広告、アフィリエイトなど)のため
- セミナー集客のため
- オンラインサロンの集客のため
色々な目的はあるとは思いますが、改めて「なぜ」それをしたいのかを、あなた自身の中で確認してほしいです。
目的があって、初めて次の「誰に」「何の」情報を届けるのかが決めることができます。
目的に沿ったターゲットは誰か
今までいろんなテーマでブログを書かれているかもしれませんが、ブログの集客を最大限高めるためには、特定の領域に絞って取り組むのが一番の近道です。
簡単に言えば、誰に好かれて、誰に嫌われるかを決めるということ。
多くの集客を叶えるためには、人を多く集めればいいかと思ってしまいがちですが、目的にしているテーマに関連しない方々を集めても、集客に成功したとはいえません。
目的を達成するためには、目的に合った人のみを集める必要がある、そのために「誰に」を絞り込まなければいけないんです。
言葉は悪くなってしまいますが、あなた自身でユーザーさんを選ぶということ。
ブログを上手く活用して特定の人のみを集められれば、次のフェーズである「何を」届けるのかが決まってきます。
目的に沿ったユーザーさんに対して何を提供するのか
何の情報をユーザーさんに対して提供できるのか、考える必要があります。
あなたの目的
・ブログで副業の売上を伸ばしたい
↓
あなたが得意としていること
・ブログの集客
↓
ターゲット
・ブログの集客がうまくいっていない人
↓
何の情報を提供するのか
・ブログで集客するための方法やコツ
最初の目的が「誰」に「何」を提供するのか決めるための元になっています。
ブログを書き続けていくと、途中でテーマ以外のことも書きたくなる場合もあるかと思います。
その時は、違うテーマの記事を書いてもらってもいいですが、あなたがなぜブログで集客したいのか目的を見失わないよう、ハッキリさせておくのがオススメです。
2-2. ターゲットの絞り込み・理解
「誰」に「何」の情報を提供するのか決めていくため、ターゲットの絞り込みと理解をしていきたいと思います。
もし、絞り込みも理解もしなかった場合、ユーザーさんにとって必要とされない情報になってしまったり、自分事の情報として認識してもらえない。
そうなると集客力を高めることができなくなります。
ターゲットへの絞り込み・理解をするメリットとしては、
- どんな情報を提供すればいいのか分かる
- オリジナル性を高める事できる
- 自分事の情報として見てもらえる
全ては、ユーザーさんを100%以上満足させるブログを作る為の下準備です。
下準備なので、ここが曖昧なまま進めてしまうと、その後全てがガタガタになってしまうため、ターゲットの絞り込み・理解は、必ず行ってほしいと思います。
ターゲットの絞り込み方法
あなたの選ぶテーマで、誰をターゲットにするのかが、大きく影響してきます。
【1】ブログテーマ:ブログ集客
テーマがこの場合は、ブログ集客に興味がある方がターゲットとなり、ここで大きく絞り込む方向性が決まります。
【2】ターゲット:ブログの集客に興味がある方
ブログの集客に興味があるということは、集客が必要なことをしている、例えば副業でGoogleアドセンスやアフィリエイトをやっている、セミナーを開催しているなど。
副業という部分であれば、Googleアドセンス・アフィリエイトとセミナー開催も同じですが、それぞれジャンルは異なってきます。
もし、あなたが不得意としているセミナー関連の記事を書こうと思った場合、途中で情報が書けなくなってしまったり、信憑性が高い記事が書けなくなる場合もあるため、この場合は得意なGoogleアドセンス・アフィリエイトを選択。
【3】得意なジャンルで絞り込み:副業で広告関連の収益を増やしたい人が集客を学ぶ
ユーザーさんに価値のある情報を提供できるのであれば。得意なジャンルで絞り込まなくても大丈夫です。
もし、それが難しい場合は、まずは自分の体験・経験が生かせる部分に焦点を絞って、その人たちに価値を提供できるようにするのがオススメです。
ターゲットを理解する方法
ターゲットという言葉を使うと、誰か知らない人のように思ってしまうのですが、あなたの身近にターゲットとなる方はたくさんいます。
- 会社の同僚
- 近所に住んでいる方
- 友達、知人
または、見方を変えれば、あなた自身もターゲットとして想定できます。
どこか遠くに住んでいる誰かのことではなく、まずはあなた自身の身近な人を想定してみる、さらにその人の日常を考えてみることで、ターゲットへの理解が深まっていきます。
ブログの集客が進んでいった場合は、ユーザーさんにアンケートをとってもらってもいいですし、実際にお会いして話を聞くのもオススメです。
ある程度理解できてきたら、ペルソナと呼ばれる、ターゲットをイメージした架空の人物を作ってみるのもいいかもしれません。
- 35歳
- 男性
- 眼鏡をしている
- 会社だと主任のクラス
- 既婚で子供は2人
- 終業後、自宅で毎日2時間ブログを書いている
- 副業を考えている
- アクセスがなかなか上がらず困っている
このように、ターゲットの人物像を作ってみる。
これはあくまでも架空の人物なので、本来であれば実際のターゲットから情報をもらう方がいいのですが、できない場合はペルソナを作ってターゲットの理解に努めましょう。
どこまでの理解が必要?
ターゲットへの理解、一体どこまですればいいのか…。
理解と言っても完全にその人の事が分かるわけでもないので、難しいところですよね。
どういった部分を理解しようとすればいいのか。
それはターゲットの感情と行動です。
- どんな状況で、検索したいと思ったの?
- なぜ、そのキーワードを入力したの?
- キーワードを入力して情報が得られたあとはどうしたいの?
情報を知りたいと思っている方は、なぜ調べるという行動を起こしたのか。
その時、一体どんな感情を抱いていたのか。
感情と行動を知っておく必要があります。
これらが分かる、または何となくでもいいので理解しようとすると、あなた自身もターゲットと同じ状況を追体験(イメージ)することができ、ブログで出す情報に対して、さらに深みや真実味を持たせることができるようになります。
それが強力な集客力となって、あなたへ返ってくるため、できる範囲まで理解に努めてほしいと思います。
2-3. キーワードの調査・選定
ブログの集客を増やすためには、集客性の高いキーワードを使って、記事を書いていく必要があります。
例えば以下の表を見てもらいたいです。
キーワード | 月間検索ボリューム | 難易度 |
---|---|---|
ブログ集客 | 880 | 39 |
ブログ集客 コツ | 90 | 25 |
ブログ集客 ツール | 20 | 36 |
月間検索ボリュームとは、月間で検索される回数。
難易度とは、競合他者(社)の状況を加味して上位表示しやすいか。
この3つのキーワード、それぞれ月間検索ボリュームや難易度が違っており、ubersuggestという、キーワードなどが無料で調べられるツールを使って調査したものです。
この表を見ると、月間検索ボリュームが高い「ブログ集客」というキーワードで記事を作れば、880回のアクセスを見込めます。
しかし、月間検索ボリュームが高いということは、競合他者(社)もこのキーワードで記事を作りたいと思っているので、難易度が30を超えています。※ 難易度30は高いレベル
また、仮に「ブログ集客」で記事を作り、ランキングの上位に入ったとしても、実際にクリックされるかはタイトルやディスクリプションによって変わってきます。
月間検索ボリュームはあくまで検索される回数であり、絶対にクリックされる回数ではありません。
「ブログ集客 ツール」というキーワードは、月間検索ボリュームが20と低いのに、難易度が36もある。
ブログ集客ツールを提供している会社が複数社あり、さらにツールを紹介している方も多く、バチバチと戦っている状況なので、難易度が高いと予想されます。
このように、キーワードといっても、それぞれに特徴があるため、何のキーワードで記事を作るのか、戦略的に進めていかなければ、全然集客ができない場合も…。
どんなキーワードがあるのか調査をして選定する。
ブログ集客の上級者は当然のように行っているため、あなたにもしっかりと覚えてもらいたいと思っています。
キーワードの調査
キーワードの調査を行うためには、様々なツールがあるのですが、私が使っているオススメの3つのツールをまずはご紹介させて頂きます。
- キーワードも競合サイトも調べられるubersuggest
- 関連キーワードが簡単に調べられる関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
- 該当のキーワードで作られた記事によく入っている単語が分かる共起語検索
その他にも、Googleが提供してくれているキーワードプランナーや、サジェストを一括で調べられるgoodkeywordなど、たくさんのキーワード調査ツールが存在しています。
これらを使って、まずはあなたのテーマであるキーワードをできるだけ調べていきます。
下記はubersuggestを使って「キーワード」の一覧を出してみた例です。
キーワード | 月間検索ボリューム | 難易度 |
---|---|---|
キーワード | 8100 | 37 |
キーワードプランナー | 33100 | 44 |
キーワード検索 | 2900 | 33 |
キーワードツール | 2400 | 33 |
キーワードプランナー 使い方 | 1900 | 19 |
キーワードマップ | 1000 | 35 |
キーワードとは | 1000 | 32 |
キーワードマーケティング | 880 | 39 |
キーワードプランナー 無料 | 880 | 19 |
キーワード選定 | 720 | 34 |
「キーワード」という単語に関連するキーワード一覧の一部になります。
このように、まずはあなたがテーマとしているキーワードの一覧を全て出してみて、どのようなキーワードで何回検索されているのか、難易度はどのくらいなのかを調べておきたいです。
1つのキーワード調査ツールで全部のキーワードが取り出せればいいのですが、そうではないため、最低2~3つの調査ツールを使ってキーワードを全て出しておきましょう。
結構な量になると思いますが、それでもこの調査結果が、あなたのブログ集客を増やすことにも繋がるため、手間は承知で調べてもらいたいと思います。
キーワード調査ツールだけでは不十分?
キーワードの調査ツールで調べられるキーワードの一覧は、検索ユーザーさんたちの顕在化した悩み・不安です。
顕在化とは、意識の表面上にあがっている感情や欲求であり、さらに意味を理解・記憶していて、言葉として表に出せるもの。
どういう意味かというと、心の中で何かモヤモヤが発生した場合、それを言葉として表せればキーワードという存在になれるのですが、そのモヤモヤを言葉として表せない、または記憶の中に表す最適な言葉が見つからないので、キーワードとして表に出せない。
このようなモヤモヤを潜在意識・欲求、またはインサイトとも呼んだりします。
心の中のモヤモヤを解消したい、又は、本当は解消したいのに気づいていない状態。
このような潜在的に眠っているキーワードを見つけてあげることで、競合他者(社)と被らない状態で記事をユーザーへ届けることができるのですが、そう簡単には見つけることはできません。
ユーザーさんのことを深く理解し、潜在意識・欲求へと近づいていく。
基本はキーワート調査ツールを使って調べられる顕在化されたもので記事を作っていき、その過程で潜在意識・欲求を見つけ出し、記事としていけると、さらにブログでの集客ができるようになってきます。
キーワードの選定
ブログの集客を高めるためには、キーワード調査の後の選定が大事です。
記事を作る際、簡単に調べられるキーワードは、他の人も調べられるのでライバルがたくさんいる状態。
しかし、被らないキーワードで記事を作ろうとすると、月間検索ボリュームが低かったりするのでアクセスが上がらない。
なかなか難しいんです…。
そんな状態でも、最適なキーワードを選んでいけるように、5つのポイントを見ていきたいと思います。
- 負の感情
- 情報確認系(CVが欲しい場合は行動系)
- 競合を避ける
- ロングテールを選ぶ
- 関与する人がいるか
この5つは、月間検索ボリュームだけに頼らない選定をするための指標でもあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
負の感情
それぞれのキーワードでは、ユーザーさんがどんな思いや感情を持って検索をしているのか推測ができます。
結婚式 式場
→喜び
リフォーム 詐欺
→怒り
恋愛 うまくいかない
→悲しみ
ディズニーランド 行き方
→楽しみ
など、喜怒哀楽の何かしらの感情が必ず入っている。
どの感情もそれぞれ検索されるものですが、その中でも負の感情を発生させているキーワードに注目したいと思います。
負の感情とは、悲しみ・怒り・嫌悪・恐怖・苦しみ・絶望・後悔などの感情です。
なぜ負の感情に注目したいのかというと、人間は負の感情をずっと抱えていられないからであり、本能的に解消しようとして、行動を起こしたくなる気持ちを強制的に高められてしまう。
そのタイミングであなたが負の感情を解消させる記事を作っておけば、ユーザーさんの解決の糸口にできたり、または解決してもらえた時の反動がとても高いので、あなたへの信用が格段に高まります。
ユーザーさんとのエンゲージメント(信用やポジティブな感情)が高まると、ファンとなってもらえる確率が高いので、負の感情を持ったキーワードはコンテンツマーケティングとも相性が良いんです。
そのため、キーワードを選定する時は、負の感情を持ったキーワードも、選ぶ基準の1つにしてもらえればと思います。
情報確認系(CVが欲しい場合は行動系)
ブログで集客を増やすということは、閲覧数(PV)を増やすのか、それともお問い合わせ(CV)などを増やすのかで、キーワードの選び方は変わってきます。※ PVとは、ページビューのこと。ページが閲覧された回数を示す。
※ CVとは、コンバージョンのこと。電話やフォームからの連絡、メルマガ登録などの件数を示す。
閲覧数も増やしてお問い合わせも増やせるのが一番いいのですが、まずは片方ずつ見ていきたいと思います。
閲覧数(PV)を増やす
→情報確認系のキーワード
→例:東京都 天気(天気予報の情報を知りたい)
問い合わせ(CV)を増やす
→行動促し系のキーワード
→例:エアコンクリーニング 業者 選び(業者に来てもらうために連絡したい)
情報確認系のキーワードとは、
・〜を知りたい
・〜へ行きたい
知識や情報の確認がメインとなるキーワードです。
行動促し系のキーワードとは、
・〜したい
・すぐに〜したい
情報を知った後に、何かしらのサービスを受けたかったり、申し込みや購入をしたいからこそ、情報が調べられているキーワードです。
閲覧数かCVか、どちらを増やせるかはキーワードの選定に寄るところも大きいです。
競合を避ける
競合を避けるには、あまり人気のなさそうな、月間検索ボリュームが低いキーワードを選べばいいですが、それだと検索される回数がそもそも低いので、ブログでの集客が難しくなります。
それならと、月間検索ボリュームの高いキーワードを選んでしまった場合、競合がたくさんいるので、検索結果の上位表示は難しくなります。
競合を避けつつ、検索回数もそこそこ多いキーワードを見つけるためには、Googleで検索する時に用意されているコマンドの1つ、allintitle:(オールインタイトル)を使ってみましょう。
このコマンドの使い方は、検索フォームに以下のように入れるだけ。
allintitle:ブログ 集客
検索された際の図これで検索すると、約38,300件の検索結果が出てきました。
出てきた結果の特徴としては、タイトルに「ブログ」と「集客」が必ず含まれているということです。
allintitleを使うと、選ぼうと思っているキーワードで、どのくらいの記事が作られているのかが分かるんです。
この便利なコマンドを利用して、競合を避けることができます。
①キーワード検索
→月間検索ボリューム:2900
→allintitle:約5,250,000件
②キーワードプランナー 無料
→月間検索ボリューム:880
→allintitle:約253件
③キーワード 選定
→月間検索ボリューム:720
→allintitle:約4,090件
それぞれ、
①月間検索ボリュームも高くて、ページ数が多いことが分かる。
②月間検索ボリュームはそこそこ、だけどページ数は少ない。
③月間検索ボリュームはそこそこ、だけどページ数が多い。
それでは実際にどのキーワードを選べばいいかというと、②番目の「月間検索ボリュームはそこそこ、だけどページ数は少ない」に該当するキーワードになります。
検索は比較的多いのに、掲載されているページ数が少ないということは、それだけ競合を避けられるので、チャンスも多いということ。
これに関しては、あなたが目的にしているテーマに対して、合わない場合もありますが、競合を避けて記事を書くには必要な考え方の1つです。
競合を避けて、検索ランキングの上位に入れる記事を作成することで、早くブログでの集客を達成できるようになるため、この方法も覚えてもらえると嬉しいです。
ロングテールを選ぶ
月間検索ボリュームが高いキーワードは狙わず、粛々とブログを書き集客を達成したい場合は、ロングテールで記事を書き続けることがオススメです。
ロングテールとは、ビッグキーワードよりも低く、スモールキーワードよりも高いくらいのキーワードですが、継続的にアクセスが見込めるキーワードのこと。
さらに「ブログ 集客 コツ」など、複数のキーワードが集まって1つの意味合いを作り出しているキーワードになります。
複合キーワードと呼んだ方がわかりやすいかもしれません。
キーワードの特性として、単語が増えていけばいくほど、ユーザーさんの調べたい情報、気持ちの核心に近づいてきます。
ブログ 集客
→ブログで集客がしたい
ブログ 集客 コツ
→ブログで集客したいからコツが知りたい
ブログ 集客 書き方 コツ
→ブログで集客したいから書き方のコツが知りたい
キーワードが増えていくごとに、何が知りたいのか、何をしたいのかがはっきりとするため、検索意図に合わせた角度の高い記事を書けることによって、ユーザーさんの満足が得られやすくなります。
また、どんどん限定的な内容ほど、掲載されている記事が少なくなってくるため、ユーザーさんが求める情報をなかなか探せない状況。
そんな中で、あなたがロングテールを使って記事を書けば、ファンになってくれてリピート訪問もしてくれる確率が高くなるかもしれません。
キーワード選定として、ロングテールを選ぶことも視野に入れてほしいと思います。
関与する人がいるか
キーワードを選定するとき、そのキーワードの関係者を確認したいです。
関係者?と聞くと意味が分からないかもしれませんが、以下の例を見てほしいです。
例1:リフォーム 相場
例2:リフォーム 業者 選び
例1の場合は、リフォームの相場を知りたいという、どのくらいの金額になるのか情報が知りたいキーワードです。
例2の場合は、リフォームの業者選びについて知りたい、最終的に業者を選んで工事がしたいキーワードです。
この2つの何が違うのかと言うと、
情報を知りたい
→ユーザーだけで完結する
工事がしたい
→自分以外の誰かを頼って、その人に行動してもらう
「自分だけ」か「誰かを巻き込んで」のことか。
情報を知りたい系のキーワードであれば、閲覧数のみを増やすために有効なキーワードで大丈夫です。
しかし、集客してさらにその次のCVなど得たいのであれば、誰かと関係が発生するキーワードを選ぶ事で、集客が変わってきます。
キーワードから、関与する人が発生するのかしないのか、選定時の参考になります。
2-4. 情報を集める
ブログの記事を作る為の情報を集めていきましょう。
情報が少ない状態から記事を作るのと、情報が多い状態から記事を作るのでは、まったく違ってきます。
情報が少ないと、あとから探す手間も発生し、抜け漏れなどから文章構成を変えないといけなくなる場合もあります。
情報が多ければ、抜け漏れなくあらかじめ集めておけるため、出戻りも少なくなります。
後から加えるのか、それとも減らしていくのかで大きく変わってくるので、手間かもしれませんが、最初の情報集めをしっかりと行ってほしいと思います。
情報の集め方としては以下の方法。
- 4-1. キーワードに関連する情報を探す
- 4-2. 自分の記憶からキーワードに関連する情報を取り出す
- 4-3. 競合他者(社)が対策している内容を調べる
- 4-4. 専門書で調べる
一つずつ詳しく見ていきたいと思います。
4-1. キーワードに関連する情報を探す
キーワードに関連する情報の探し方はいくつもありますが、私が行っている情報でご説明させて頂きます。
例:「ブログ 書き方」で記事を書く場合
4-1-1. 「ブログ 書き方」に関連するさらなるキーワードを洗い出す
キーワード調査の段階で、この組み合わせのキーワードに関連するキーワードを全て調べ尽くしている場合であれば、ここの作業は必要ありません。
大まかなキーワードのみを集めている場合は、選定したキーワードに関連するキーワードをさらに調べていきたいと思います。
Googleのサジェストからキーワードに関連情報を探す
ubersuggestからキーワードに関連情報を探す
関連キーワード取得ツールからキーワードに関連情報を探す
この3つだけでも、「ブログ 書き方」に関連するキーワードがたくさんあることが分かりましたね。
例えば、
- コツ
- テンプレート
- マニュアル
- 構成
- 本
こういったキーワードがあるため、「ブログ 書き方」で検索している方々が求めている情報が、なんとなくのイメージが付いてきました。
4-1-2. 調べたキーワードについてどんな意味・情報が含まれているか確認
「ブログ 書き方 コツ」というキーワードであれば、書き方のコツを知りたいと推測はできますが、そもそも書き方のコツとは?また、どんな書き方のコツを知りたいのかを調べていきます。
書き方のコツとは?
意味:文章をスラスラ書けるようになるための方法、または道筋や手順も含まれる
情報:書き慣れていなくて、書き進められないから解決したいと思っている
書き出す必要はないですが、それぞれのキーワードに対しての意味と情報を把握してほしいと思います。
「ブログ」「書き方」「コツ」とキーワード単品の意味と情報。
「ブログ 書き方 コツ」と繋げた場合の意味と情報。
キーワードが繋がると、キーワード単品とは異なる意味・情報になることもあるため、それぞれ把握しておきたいところです。
4-2. 自分の記憶からキーワードに関連する情報を取り出す
情報はどこにあるのか。
- インターネット上
- 本などの書物
- あなたの周り
- あなた自身の中
情報は、比較的手にいれやすい状況ですが、どこから情報を引き出すのかが重要です。
その中でも、あなたの体験・経験の記憶からの情報も引き出してほしいと思っています。
自分の記憶からキーワードに関連する情報を取り出すメリットの1番は、オリジナル性が高められるという点。
人それぞれには、自身が体験して、経験して得た独自の知識・思考がたくさん眠っている状態です。
それらの情報が、競合他者(社)との差別化にもなり、他者(社)ですでに掲載されているキーワードの記事であったとしても、あなたの記憶を加えることで、それらを上回る品質を得ることができる場合もあります。
あなたの記憶の中の情報は、それだけ価値があるものであり、記事作りには欠かせないものです。
頭の中を可視化するためにマインドマップを使う
マインドマップとは、あなたの頭の中の思考や記憶を可視化され、関係図として出されたものです。
考えている事とその繋がりを、可視化して見ることで、頭の中を整理して情報として取り出せる。
あなたに時間があればぜひマインドマップを作ってほしいと思っています。
keysearch Betaを使ってマインドマップの作製
紙とペンを使って記憶を呼び起こし情報を繋げていく
紙とペンを使って自由にマインドマップを作る場合は、「なぜそう思うの?そうなるの?」と、なぜを4~5回ほど繰り返して情報を繋げてみてください。
それだけでも、あなた自身がそのキーワードに対してどう思っているのか、どんな情報を持っていたのかが可視化されていきます。
周りから得られる情報も大切ですが、自分自身の情報も大切な情報源だと覚えてもらえると嬉しいです。
- マインドマップについて
- コンテンツマーケティングは「マインドマップ」で情報整理、作り手を強力サポート!
4-3. 競合他者(社)が対策している内容を調べる
最初から競合他者(社)の記事を見てしまうと、その情報に引っ張られてしまうため、手順としては後半で行ってほしいです。
調べる内容としては、
- 文章構成はどうなっているのか
他にも調べたい内容があれば徹底的にライバルを調べてもらっても大丈夫です。
文章構成はどうなっているのか
見てもらうポイントとしては、起承転結・三段構成などの大まかな文章の構成と、見出しの構成になります。
文章構成
起承転結:起~承~転~結
三段構成:序論~本論~結論
など、文章のストーリーをどのように作っているのか。
見出しの構成
例:「ブログ 書き方」の場合
- 1. ブログのタイトルを考える
- 2. タイトルを要約した説明を考える
- 3. 文章構成を考える
- 4. 文章を入れる
- 5. 文章を見直す
このように、どのような見出し=キーワードを使っているのかを確認したいです。
どんなキーワードを含めて記事にしているか確認できると、ライバル記事の全体像が掴めてくるのと、検索上位になりやすいキーワードがどれか分かってきます。
検索上位になりやすいといっても、ライバルのブログ全体の品質が高いのか、記事単体の品質が高いのか、何が影響して検索上位になっているのか明確な判断はできませんが、検索上位になるということは、そのキーワードがユーザーさんから求められているということもであります。
そのキーワードも含めつつ、ライバルよりもさらに別の内容も入れられると、記事の品質も高められるかもしれません。
4-4. 専門書で調べる
専門書を使わなくても記事は書けますが、ユーザーさんに正確な情報を届けるには、専門書を活用してもらうのがオススメです。
すぐにインターネットで調べられる記事は、
- 1次情報ではない場合がある
- そもそも間違っている場合がある
正しいとは限らないことが多いんです。
間違った知識を広めてしまっている場合もあるため、何かしら確証を持って記事を書く為には、専門書が活躍してくれます。
使わなくてもいいですが、使ってもらった方が、あなた自身も自信を持って記事が書けると思います。
2-5. 文章構成を作成
記事の骨組みにもなる、文章の構成を作っていきたいと思います。
どうやってブログを書けばいいか分からない場合でも、記事の全体像を「構成」という形で可視化してあげることで、文章が書きやすくなるんです。
文章を書く事はあなたも小さい頃からやってきている事なので、本当はスラスラ書けるのに、何かのテーマ性が入ってきただけで、進む道が分からなくなり、突然手が止まってしまう…。
私自身も話を理論立てて説明するのは苦手なので、文章を書く場合はまず、構成という形を作って、文章を書く為の道筋を自分に見える形にすると、先が見えるので書き始めていきます。
- 5-1. 構成を決める
- 5-2. 見出しを作る
この順番で見ていきたいと思います。
5-1. 構成を決める
文章の構成を考えるとは、結果やオチをどうやって見せていくかだと思います。
起承転結の場合は、ゆっくり流れを作って最後に結論を話す構成。
しかし、わざわざインターネットを使って情報を探している方々の多くは、「すぐに」「今すぐに」このように、欲しい情報が検索してすぐに出てくることを望んでいます。
そのような状態の中、起承転結で文章を作っていては、ユーザーさんが知りたい結論がすぐに分からないため、最後まで見られず別のサイトへすぐ移動してしまいます。
これだとブログの集客としては失敗となるので、情報を調べたいユーザーさんが、すぐに欲しい情報が手に入れられるためには、以下のような構成がオススメです。
ページの軽い概要or魅力ある導入文
↓
キーワードに対しての結果
↓
結果の説明・根拠・関連情報
↓
まとめ
始めにキーワードの結果に関する情報を入れて、まずはユーザーさんの気持ちに応える。
その後は、なぜその結果になるのかを示す根拠を伝え、最終的に記事のまとめや結果を伝える構成にすると、いいかもしれません。
ただ、あなたが集客したいテーマと合わない場合もあるので、見てくれるユーザーさんに合わせて構成を組み替えてもらえればと思います。
5-2. 見出しを作る
記事の全体像を作り、どのように文章を作っていけばいいのか道筋を作ることで、一段と文章が書きやすくなります。
そのため、文章構成に合わせて、見出しを考えていく。
例:「ブログ 書き方」の場合
1. ブログを楽々書く為の3つの手順
1-1. ターゲットを決める
1-2. キーワードを選ぶ
1-3. 文章を入れる
2. 品質を高めるには記事の編集・チェックをする
2-1. 誤字脱字をチェック
2-2. 文脈をチェック
3. ブログを書くときによく失敗する書き方
3-1. 他のブログを丸々真似ようとする
3-2. 知識がまったくないテーマで書こうとする
4. まとめ
これは見出しを作った場合の例ですが、「ブログ 書き方」というテーマだけで書いていく場合と、このように見出しをあらかじめ作って全体を知り、どのような流れで文章を作っていけばいいのかが分かるだけで、断然文章が書きやすくなります。
2-6. 文章を書く
それでは実際に、文章を書いていきたいと思いますが、実は今まで見てもらった内容を実践してもらえれば、文章は書ける状態です。
文章を書く手がなかなか進まない原因の1つに、書くテーマに対して、何を書いたらいいのか分からないというもの。
この状態は、単純にテーマに対しての情報が少ないだけです。
2-1~2-5までの内容を通して、あなたにはすでに書きたい事に関しての情報が、たくさん蓄積されています。
この状態であれば、あなたの中から自然に言葉が浮かんで、それが文章となっていく。
クライアントワークなどお金をもらって相手の要望に合わせた文章を書く場合は別ですが、ブログを書くのに「正しい書き方」などは存在しておらず、あなたの思った通り書いてもらう形で大丈夫です。
そのためのブログのはず。
ブログを書く為の小難しいお話しをしてしまいましたが、ブログはあなたのためのもの。
まずは、あなた自身が自分のブログを好きになってもらい、続けられるようになることが最優先かと思っています。
自分が楽しめていないと、楽しめていないあなたの感情が文章に宿り、結果的につまらない集客ができない文章が出来上がってしまう。
文章を書く為には、
- 情報を自分自身に蓄積する
- 楽しんで書く
この2つがあれば、ユーザーさんにとって魅力的な文章ができます。
ぜひ、あなた自身が楽しみながら、文章を書いてもらえると嬉しいです。
STEP3:改革編-リピーターを増やすための意識改革
初級編、実践編ときて、最後は意識の改革編となりますが、主にコンテンツマーケティング思考をさらに高めた内容です。
コンテンツマーケティングでは、ユーザーさんに対してポジティブな印象や感情を感じてもらい、継続した関係を築くための方法。
関係が築けると、継続して記事を閲覧してもらえるようになるため、集客が増えていくんです。
記事を作ることに対して、さらに加えておきたい知識を見ていきたいと思います。
3-1. 相手の欲しい言葉を返す
言葉の選び方1つ1つに意識を向けて記事を書いてもらいたいと思っています。
アクセスが伸びないブログを抱えて、すごく悩んでいる、あなたの親友がいたとします。その方に、あなたならどんな声をかけますか?
「大変だよね、ブログで集客は難しいんだから、これからだよ!」
心配している様子や、励ましの言葉をかけてあげると思います。
それが、あなたのブログを見にきてくれるユーザーさんの場合ならどうしますか?
「ブログの集客は、簡単です!この3つの方法さえ実行してくれれば大丈夫です!」
アクセスが伸び悩んでいるのであれば、何かしらの解決方法を提案してあげることで、喜んでくれるかもしれませんが、それは本当にユーザーさんが欲しい言葉でしょうか。
本当は、心配してもらいたかったり、優しい言葉を期待していた可能性もあるのではないでしょうか。
何が言いたいかというと、相手が欲しいと思っている言葉をかけてあげる、それが他人としてではなく、ユーザーさんの親友のような存在としてです。
人それぞれ違うと思うので、絶対的なことは言いませんが、私の体験上、ユーザーさんは文章から書き手を想像して、会話を試みていると思っています。
これは自分自身にも言えることで、何かしらの記事を見ていると、私は必ず書き手がどんな気持ちでこの記事を書いているのか、自然と文章を見ながら読み取ろうとしています。
書き手と読み手は一見繋がっていないようにみえますが、実際は文章を通して繋がろうとしています。
その共感性が強くなれば強くなるほど、ユーザーさんからの信用が高まり、それが集客として跳ね返ってきます。
3-2. オリジナルへこだわる
記事としてオリジナル性を出すことに、なぜこだわりたいかというと、ユーザーさんも求めているし、Googleも求めているからです。
例えば、ニュース速報などは、どこにもまだ出回ってない情報なので、完全な一次情報(オリジナル)と言えて、その情報を使って改めて情報を作った場合は全て、二番煎じである二次情報となってしまう。
また、他の人も同じように一次情報を使って新たな情報を作っているので、雪だるま式に二次情報、三次情報、四次情報とドンドンオリジナル性が下がっていきます。
ブログで集客を目指すためには、このオリジナル性を追求する必要もあるため、何かを真似ただけの記事ではダメなんです。
しかし、完全な一次情報は、そうそう見当たらず、ほとんどが二次情報以下。
その状態でも、オリジナル性を高めていくためには、二次情報に対して、以下の情報を掛け合わせるのがオススメです。
- 自身の体験や経験と掛け合わせる
一次情報をそのまま参考にして記事を書こうとすると、一次情報を作った人の思考や意図を無意識にトレースしてしまうことがあり、まるで一次情報を作った人のコピーのように書いてしまうことがあります。
そういったものは、二次情報でもなく、単なる一次情報の劣化版…。
劣化版にならないためにも、自身の体験や経験からくる知識・記憶を情報に掛け合わせて文章を作っていくことで、オリジナル性がある情報を作ることができます。
自身の体験や経験を掛け合わせるために、特別に何かをする必要はなく、すでにあなたが持っている・知っていることをテーマにして書くことがオススメです。
3-3. 自分事にさせる
記事を見てくれたユーザーさんに、その情報はあなたの為のものだよと、自分事の情報であると、認識させる必要があります。
友人と集まって話している時に、自分の知らないことが話されてて、笑顔で聞いてはいるけど、内心つまらないな〜と思った経験はありませんか?
これは、自分の知らないこと、他人事の内容になってしまっており、自分が話に入っていけないからつまらない。
実は、ユーザーさんを理解できていないと、この現象が記事の中でも起こるんです。
特に、ブログなどの情報は、実際にユーザーさんと会話をして作られるものではなく、あらかじめ作られた情報が掲載されているものなので、見てくれている人の特性に合わせて随時変更ができたりしません。
そうなると、見てくれている人を理解し、想定し、文章が作られていないと、知りたくも見たくもない情報が入ってしまい、あなたのブログからユーザーさんは逃げていってします…。
ターゲットを絞りキーワードを選ぶとは、特定の誰か、その特定の人のための情報にすることで、情報を自分事だと思ってもらいやすい状況を作ると言う事。
記事においては、ユーザーさんにとって自分事の情報にできることが大切だと、知ってもらえればと思います。
3-4. 人を引き付けるのは人である
文章は文字の集合体ですが、文字の選び方や言葉使いに、書き手の本質・本心が現れてきます。
優しい印象、怖い印象、陽気な印象など、文章から雰囲気を感じたことはありませんか?
記事を見ているユーザーさんはそれを感じ取っており、文章からあなたのことをイメージしている。
文章を通して人が繋がろうとしているという事だと思います。
なぜ記事が、ユーザーさんのために書くべきものかと言われたら、ユーザーさんへの思いが文章となってあなたの中から湧き出てくるから。
言葉とは、あなた自身から生まれてくるものであり、その思いをユーザーさんが感じ取ると、心理的に近づくことができ、ファンやリピーターとなってくれる確率が高まります。
人を引き付けるのは、結局人である、あなた次第となります。
ブログ集客をしたいあなたへ
ブログで集客するための方法を色々書いてみましたが、結論としては書きたいように書いてもらうのが一番かと思っています。
そもそも、続けること自体たいへんなのがブログです。
そんな大変なことを、ずっと人のためになる情報を書き続けて…このように出来る方はそうそういないと思います。
私自身もこの記事で書かせてもらった内容を、1記事ごと全て同時に行っているかと言えば嘘で、状況によって所々使っています。
しかし、ユーザーさんのために記事を書き続けてたら、いつのまにか記事を書くことは、どういうことかを考えることが多くなり、改革編で書かせてもらったような内容に気づくことができました。
かなり抽象的な内容もあったと思いますが、この情報があなたのブログ集客のお役に立てれば嬉しいです。