メディアはアクセス解析次第で成長する!データをただの数字にしないために。

  • 更新 | 2018.03.01 公開
メディアはアクセス解析次第で成長する!データをただの数字にしないために。

アクセス解析はオウンドメディアを成長させるために欠かすことができないものです。

集めた数値のデータでは、オウンドメディアで起きている事や利用してくれている生活者の行動・思考など、様々な事が分かるようになります。

解析をもとに、オウンドメディアのさらなる成長を促すため、アクセス解析の必要性から方法まで、一緒に見ていければと思います。

※この記事は、管理人が仕事で制作・運用・改善をしているオウンドメディアの体験談を元に書いています。あなたが知っている知識とは別の事が書いてあるかもしれません、何卒ご容赦ください。

アクセス解析では何が分かるの?

オウンドメディアのアクセス解析では、以下のようなことが分かります。

  • オウンドメディアの状態・変化を数値で把握できる
  • 訪れてくれた生活者の事を数値で知る事ができる

この2つがアクセス解析で判明するものだと思います。

しかもこの2つ、オウンドメディアの成長に欠かせない存在であり、あなたの味方につけることで、オウンドメディアのさらなる成長を促す存在となってくれます。

オウンドメディアの状態・変化を数値で把握できる

オウンドメディアの状態・変化とは、あなたが管理しているオウンドメディアの成長率・利用している生活者の特徴・どういった行動をしているかになります。

他にもオウンドメディアのことで分かるものを書き出してみたいと思います。

分かること詳細
オウンドメディアの状態・変化が分かる検索エンジンへ登録されてるキーワード数
検索エンジン上のキーワードの表示順位
検索エンジン上でのクリックされる割合
メディアの表示速度
どのページがよく訪問されているか
去年と比べてどのくらいの違いがあるのか

等など、この他にも色々とオウンドメディアで起こっている事が分かります。

このように、オウンドメディアの現在の状態からどういった変化が起こっているのか、利用してくれている生活者はどんな人達か。

アクセス解析では、あなた自身のオウンドメディアの事が、数値のデータとして確認することができるようになります。

訪れてくれた生活者の事を数値で知る事ができる

アクセス解析では、オウンドメディアへ訪れてくれた生活者の数や、生活者ごとでどんな行動が起こされているのか。

これらを数値として、分かりやすく見れるものにしてくれるのが、アクセス解析です。

以下に生活者のことで分かるものを書き出してみたいと思います。

分かること詳細
生活者の事が分かる日毎の訪問数
訪問されている時間帯
訪問した際にどのページを見ているか
何分何秒滞在しているか
国別、地域別の訪問数
何のキーワードで訪問したか
どのサイトから訪問したか
使用した端末
使用したブラウザ
リピーター率、数

等など、この他にも利用してくれている生活者の情報が色々分かります。

オウンドメディアを成長させるためには、訪問してくれてる生活者のことを深く知らなければいけないので、生活者が何に悩んでいるのか、どういった事に興味を示してくれているのか、使いづらい分かりづらい事はないのか。

生活者の行動を追っていくことで、生活者を深く理解し、生活者のためになるオウンドメディア作りをする事ができるようになります。

アクセス解析ができるツールは?

オウンドメディアのアクセス解析をするためには、あなたが解析ツールを作れればいいのですが、精密な計測ができるツール作りは時間もお金もかかります。

そのためすでに存在している、人気の解析ツールを利用して解析を行いましょう。

解析ツール費用できること
GoogleAnalytices無料GoogleAnalyticesでは、あなたのオウンドメディアに訪れてくれた生活者のことを全て計測してくれている解析ツールです。
Search Console無料Googleの検索エンジンへのページ登録数や検索キーワード、あなたのオウンドメディアの不備(titleやdescription)なども教えてくれる、非常に便利なツールです。
User Heat月間30万PVまで無料見た目で生活者の動きを捉えることができるツールです。数値だけでは分かりづらいものも、見た目上で表現してくれるので、新たな気づきを得られます。
SimilarWeb無料/有料競合とあなた自身のオウンドメディアの比較をしてくれるツールです。無料版は直近一ヶ月以内、有料だと最大37ヶ月分のデータと比較をすることができます。

この中でも、Googleが提供してくれているGoogleAnalyticesとSearch Consoleの2つの無料ツールが人気です。

無料でここまで調べることができるのは、本当にありがたい…。

他にも、月間30万PVまでなら使えるUser Heatもお勧めで、他の解析ツールだと数値からあなた自身で色々判断しないといけないのですが、User Heatであれば目で見える形で生活者の行動が見れるようになるので、さらに質の高い解析ができるようになります。

しかし、ツールを使って解析した数値は、そのままだと、ただの数字にしかなりません。

数値のデータをどうやって活かせば良いのか、以下で詳しく見てみましょう。

アクセス解析の数値から見えることは?

オウンドメディアの状態・変化をアクセス解析で見える化をして、オウンドメディアのさらなる成長を狙っていきたいですが、どのようにアクセス解析の数値を見ていけばいいのでしょうか。

解析の視点や数字の掛け合わせで色々な事が見えてきますが、アクセス解析の見方を以下でご紹介できればと思います。

誰かに習ったわけではなく、自己流で行っているものなので、参考程度がいいかもしれません。

解析ツール見るべきポイント
GoogleAnalyticesPV + 滞在時間
PV + 閲覧開始数
PV + 滞在時間 + 直帰率
PV + 滞在時間 + 離脱率
年齢 + ページタイトル
年齢 + 地域
年齢 + 性別 + CV
ページ/セッション
閲覧の時間帯
ページの速度
Search Consoleクエリ
掲載順位
クリック数 + 表示回数 + CTR + 掲載順位

GoogleAnalytices

GoogleAnalytices

PV + 滞在時間

PVと滞在時間では、タイトル・コンテンツの内容の質が分かります。

ポイント詳細
PVが少ない滞在時間も短い・設定キーワードと内容が合っていない。
・内容が短い。
・魅力がないタイトルになっているので、流入数が少ない。
PVが少ないのに滞在時間が長い・知りたい内容がどこに入っているか分からないから探すのに時間が掛かった。
・知りたい内容の他にも色々書いてあるから時間が掛かった。
・知りたい内容がたくさん書いてあるから時間が掛かった。
PVが多いのに滞在時間が短い・キーワードには目的の事が書いてあったそうだけど、内容を見たら、知りたい内容が入っていないように見えた。
・内容を見てみたら、書いてあることが少ないので、知りたい内容が入っていないと感じた。
PVも多く滞在時間も長い・キーワードと内容の親和性が高く、生活者・検索エンジンともに選ばれている記事となっている。

PV + 閲覧開始数

PVと閲覧開始数では、生活者が求めているキーワード、回遊率が分かります。

ポイント詳細
PVが多いのに閲覧開始数が少ない・閲覧開始数が少ないのにPVが多い場合は、生活者が違うページから、該当のページへ遷移をしてきたということなので、生活者が気にしているキーワードである事が分かる。

PV + 滞在時間 + 離脱率

PVと滞在時間と離脱率では、コンテンツの満足度が分かります。

ポイント詳細
PVも高く滞在時間も長いのに離脱率が高い・コンテンツに満足できた、もしくは悩みが解決できたため、メディアから離れた。
・次に知りたい事が書いてない、リンク先もないので、他のメディア探しをするため離れた。
PVも高く滞在時間も長いのに離脱率が低い・タイトル・コンテンツの内容ともに申し分ない情報になっており、次に知りたい事のリンク先や関連記事もあったため、メディア内を回遊しやすくなってる。

年齢 + ページタイトル

年齢とページタイトルでは、ページ事でターゲットに合った内容になっているか分かります。

ポイント詳細
年齢がターゲットと同じ年齢層になってる・ページ事に設定したターゲットに訪問してもらえているかが分かる。

年齢 + 地域

年齢と地域では、ターゲットとしている生活者の生活地域が分かります。

ポイント詳細
ターゲットと同じ年齢層がどの地域でアクセスしているか・ターゲットと同じ年齢層の生活者がどこからアクセスしているか分かる。

年齢 + 性別 + CV

年齢・性別・CVでは、ターゲットとしている生活者がどのくらいCVに至っているか分かります。

ポイント詳細
CVが少ない・ターゲットとしている年齢層と性別が十分に集客できていない。または満足のいくコンテンツが出せていない。CVへの動線が最適化されていない。
CVが高い・ターゲットとしている年齢層と性別の生活者の集客に成功して、CV(コンバージョン)も獲得できている。

ページ/セッション

ページ/セッションでは、動線設計の効果が出ているか分かります。

ポイント詳細
ページ/セッションが少ない・生活者が次のアクションを起こしたいと思った場所に、そのアクションが起こせるリンクが用意されていない。
・コンテンツの内容に満足したため、他のページを見なくて済んでいる。
ページ/セッションが多い・生活者が次のアクションを起こしたいと思った場所に、そのアクションが起こせるリンクが用意されている。

閲覧の時間帯

閲覧の時間帯では、ターゲットの行動状況が分かります。

ポイント詳細
閲覧の時間帯は朝が多い・朝の時間が多い場合は、朝にインターネットをよく利用する人。
・朝の時間帯に隙間時間がある生活者が多いということ。
・朝出勤をしているサラリーマンなどが多い。
閲覧の時間帯は昼が多い・昼の時間帯が多い場合は、昼にインターネットをよく利用する人。
・昼の時間帯に隙間時間がある人。
閲覧の時間帯は夜が多い・夜の時間が多い場合は、夜にインターネットをよく利用する人。
・時間帯によって仕事の帰り時間か、夜の寝る前などの時間。

ページの速度

ページの速度では、マークアップの品質が分かります。

ポイント詳細
ページの速度が遅い・無駄な記述が入っている。
・画像が重い。
・サーバーのスペックが弱い。
ページの速度が早い・記述やサーバーに上げているデータの容量が軽い。

よく間違えやすい解析って?「PVの多い/少ない」「直帰・離脱率の多い/少ない」と単純な解析だけで見てしまうと、大事なものを見落としがしやすくなります。
「PV・◯◯」「PV・◯◯・◯◯」など、様々なものをかけ合わせてクロス解析を行っていきましょう。

Search Console

Search Console

クエリでは、検索エンジンへのインデックス状況が分かります。

ポイント詳細
クエリに表示されている・あなたのオウンドメディアで使われているキーワードが、Googleの検索エンジンに登録されている証拠です。記事として投稿しているのにクエリに出ていない場合、想定していたキーワードではなく、別のキーワードで登録されている場合もあります。

掲載順位では、コンテンツの品質が分かります。

ポイント詳細
掲載順位が高い・検索順位が高い場合は、タイトル・コンテンツの内容共に、Googleの検索エンジンから高い評価をもらっている証拠。

クリック数 + 表示回数 + CTR + 掲載順位では、タイトルなどのメタ情報の品質が分かります。

ポイント詳細
クリック数・CTRが低いのに、表示回数・掲載順位が高い・コンテンツの内容自体はGoogleに評価されて、検索の上位となっていますが。クリック数やCTRが低い場合は、タイトルやディスクリプションに魅力がない事が考えられます。

オウンドメディアごとで、アクセス解析で見るべき視点が違う?

オウンドメディアの特性ごとで、アクセス解析として見るべき視点が違ってきます。

どのオウンドメディアも、他のオウンドメディアと同じように解析してしまうと、解析すべき視点がズレてしまい、的外れなデータ解析になってしまうかもしれません。

基本的な解析の考え方は同じでもいいかもしれませんが、どのオウンドメディアも同じではなく条件も違うため、例え似ているとしてもそれぞれ別の視点が必要なことを念頭に置いて、以下のことを見てもらえればと思います。

オウンドメディアの特性によって違う解析の視点

オウンドメディアにはいくつかの種類があると思いますが、大きく分けて2つに分かれていると思っています。

オウンドメディアの種類自然検索重視型
公式情報発信型
検索上位表示独占型
リード獲得型
PV重視型広告収入特化型
SNS拡散型
自然検索重視型

自然検索重視型のメディアでは、コンテンツの質が重要となります。

多くのページを見てもらうのも必要ですが、検索上位を目指すため、生活者にも検索エンジンにもコンテンツの質を認めてもらわなければいけません。

自然検索重視のメディアでは、以下の計測に重点をおいて解析するのがお勧めです。

  • 滞在時間
PV重視型

PV(ページビュー)重視型のメディアでは、ページを多く回遊してもらい、PV数を稼いだり、広告を押してもらう事を重要視しています。

1ページごとにじっくりと読み進める形のものではなく、トレンドや旬な情報を発信したり、すぐに知りたくなるような情報を発信しています。

このようなPV重視型のメディアでは、以下の計測に重点をおいて解析するのがお勧めです。

  • PV(ページビュー)
  • UU(ユニークユーザー)
  • リピート数

アクセス解析の数値はただの数字じゃない?数値は生活者の事を読み解くためのモノ

オウンドメディアはアクセス解析を行うことで、現在何が起こっているのか・どのような状態なのかを把握できるようになります。

また、どのくらいの生活者に満足してもらっているかも、数値で確認することが出来るようになっています。

しかし、アクセス解析を行っていくと、解析をして数値を出すことが目的となってしまう事が多いですが、数値を出すだけではあまり意味がありません。

解析によって出された数値を使って、生活者の思考を読み取り、何が起きているのか「仮説」を立て、新たな施策を考える材料とするのがアクセス解析の本質です。

アクセス解析を行い、生活者が何を求めているのかを読み解き、オウンドメディアの成長を促しましょう。