自分に合わない仕事ほど、苦痛なものはないですよね。
お仕事のどこにモチベーションを見出すかによって、お仕事との向き合い方も変わってきます。
しかし、今のお仕事が自分に合っているのかどうか分からず、モチベーションも定まらないままでは、何となくお仕事を続けて知らないうちに無理をしてしまい、心や身体が壊れてしまうことも…。
今のお仕事があなたに合っているのか、どのようにモチベーションを保てばいいのか、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。著者:osugi
今の仕事は自分に合わない気がする
・ようやく今の仕事に慣れてきた
・もうこの仕事に就いてずいぶん経つ
今のあなたはどちらでしょうか?
お仕事は慣れるまでとても大変ですし、慣れてからも大変。
一つ出来るようになったら、新しいお仕事を任せてもらえるようになり、次第に出来ることが増えていき…どんなベテランさんでも、お仕事って忙しいものなのかなと思います。
いつも頑張るあなたですが、今のお仕事は自分に合っていると思いますか?
まあ、合ってるんじゃないかな…と思う場合もあれば、合っているかどうか自分でも分からず、素直に「合っている」とは言えないかもしれませんね。
お仕事が自分に合っているかどうかは、どのように判断すればいいのか、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。
今の仕事が合っているかをチェックしてみよう
あなたに今のお仕事が合っているかどうかを確かめるには、いろいろな方法があると思うので、ここでは私が考える目安を一緒に見ていければと思います。
- 体調を崩しがち
- 寝つきが悪い、眠れない日が多い
- 朝スッキリ起きれない
- 一つ仕事を成し遂げても達成感がない
- ぼーっとする時が多い
- 休憩時間は休憩した気にならない
- 会社に行きたくない
- 仕事に対して前向きになれない
- 仕事に対して興味を持てない
- 一緒に働く人が信頼できない
- 毎日遅くまで残業している
- 仕事が終わっても何もやる気にならない
- 仕事中、頭が回っていない
- 今の業務内容、業務量は自分の能力に見合っていないと思う
「これ、自分もそうだなあ…」このように思うところはありますか?
これらの気持ちや状態になっていても、頑張って重い腰を上げて、お仕事を頑張っているかもしれませんが、それでも気持ちに変化がなければ、無理をし続けてしまっているかもしれません。
合わない仕事を無理に続けるとどうなる?
あなたに合わないお仕事を無理して続けていると、一つ前で見ていただいたような状況が増えたり、もっと酷くなってしまう可能性があります。
- 自分で気づかないうちに涙が出ていた
- 食事が取れず栄養失調になる
- 全く集中できず仕事にならない
- 休日は何もする気が起きず人からの誘いや約束も断りがち
体調がずっと良くならず、病院に通う頻度が増えてお仕事が滞り、遅れた分の業務を取り戻さなきゃ、みんなに迷惑を掛けないようにしなきゃ…このように、さらに自分を追い詰めてしまうかもしれません。
このままの状態では、体調がさらに悪化して倒れてしまったり、心に大きな傷を負ってしまうことも。
あなたにはこのような状態になってほしくないですし、もしなってしまいそうなら、すぐにあなたの気持ちを優先して、まずはお休みしてほしいです。
心や身体の健康を損なわないよう、モチベーションを保ってお仕事するにはどうすればいいのか、もう少し一緒に見てもらえると嬉しいです。
仕事のモチベーションを保つには?
お仕事のモチベーションは、人それぞれ違います。
お客様に喜んで喜んでもらう・チームで目標を達成する・しっかりお金を稼ぐ・家族のために頑張る…
様々なものがありますが、これらのモチベーションを保つには、無理をしないことです。
120%を出さない
あなたのキャパシティーを超えて頑張りすぎてしまうと、それだけで心と身体の負担は大きいです。
常に全力を出し切る!という考え方は素敵ですが、120%は全力を出し切ったあとも無理やり動いている状態。
さらに、120%の仕事にあなたも周りも慣れてしまうと、それが普通になって自分に過度な仕事をさせ続け、身体を壊したり心が折れてしまいます。
線引きする
一度、あなたが出来ること・出来ないことの線引きをしっかりしておくだけで、あなたがお仕事を引き受ける時の目安になります。
もちろん、お仕事を任せる上司にとっても目安が分かりやすくなりますよね。
あなたのためだけでなく上司のためにも、出来る・出来ないの線引きをしてあげると、お互いが納得してお仕事できるはずです。
昇格を目指さない
昨今、役職になりたがらない・昇格したがらない社会人が話題に上がることもありますが、あなたが今、自分に合わないお仕事をしているなら、このような問題を気にする必要は全くありません。
なぜなら今のあなたには、昨今の社会問題よりもあなた自身を気に掛けてほしいからです。
今のお仕事で昇格を目指すことも、もちろん大きな経験となりますが、心が憂鬱になっていませんか?ずっと体調が悪くありませんか?
もし、あなたにとってお金を稼ぐことがモチベーションの一つなら、昇格を目指すこともモチベーションになるかもしれませんが「仕事が楽しい」と思えているかどうか、あなた自身に聞いてみてほしいです。
心と身体を最優先に考えてくださいね。
「静かな退職」をしてみる
あなたは「静かな退職」という言葉を聞いたことがありますか?
静かな退職は、ひっそりと会社を辞めることではなく、頑張らずに仕事を続けることです。
仕事が合わないかも、モチベーションが保てない…このような気持ちになっているなら、ちょっとやってみてもいいかもしれませんね。
もう少し、一緒に詳しく見ていきましょう。
頑張らなくていいの?
静かな退職は、頑張らずに仕事を続けること…しかし、お仕事なのに頑張らなくていいんでしょうか?
ちょっと悪いというか、後ろめたいような気持ちになってしまいますよね。
お仕事を頑張らなくていいのは、お仕事をしている時点で頑張っているからです。
前の章でも見ていただいたように、あなたが頑張ろうとしているのは、恐らく100%以上のパワーで働き続けること。
「頑張る」の定義を、一旦改めて考えてみるのがいいかもしれません。
- 自分に合わないことは何でも過酷
自分には合わない気がする…こんなふうに感じながらお仕事を続けるのは、それだけで重労働ですよね。
本来なら100%のパワーを出せば出来るお仕事を渡されても、自分には合ってない・モチベが上がらないと思いながら取り組むとなると、100%以上パワーを出さないと上手くできなかったり、そもそもパワーが20%くらいしか出なかったり。
そのため、今のお仕事が合っていないなら、無理に頑張る必要はないと私は思います。
あなたの人生は誰のもの?
お仕事って、一日の大半を占めていますし、もっと言えば人生の大半でもありますよね。
自分には合わないな、やる気が出ないよ、モチベなんて全然出ない。
こんな気持ちにあなた自ら鞭を打って無理やり頑張る時間を、朝から晩まで何年も過ごすのって、何だか変だと思いませんか?
お仕事はあなたが生きていくために必要なことですが、あなたの人生はあなたのもの。
いつの間にか、お仕事の中にあなたを置いてしまっていませんか?
何のためにお仕事を頑張ってる?
モチベーションが上がらないのに今のお仕事を必死に頑張っているのは、あなたのためでしょうか?
目指していることがあって、そのために今は自分に合わないことを頑張ってる、このような筋道があるならいいかもしれませんが、もし次のような理由で頑張っているなら、静かな退職をしてほしいです。
- 断りづらい
- 上司や周りからの圧が強い
- 家族を困らせたくない
- 自分がやらないとほかの人に迷惑が掛かるから
周りのみんなのために頑張るやさしい気持ちはとっても素敵です。
しかしそのまま無理をし続けると、身体や心を壊してしまい、周りのみんなに心配を掛けてしまったり、逆に迷惑を掛けてしまうかも。
まずは、あなた自身を大事にしてあげてください。
そうすると、部下・上司・同僚・家族・友達…みんなを本当に大事にできるはずです。
静かな退職は今すぐできる
自分に合わないなら、辞めるという選択肢ももちろんありますよね。
あなた自身を守るためにも、しっかり選択肢に入れてほしいです。
ただ、転職活動をしたり、転職はまだ考えずともひとまず辞める場合だって、上司に伝えたり業務の引継ぎなど、やることが何かと出てきます…。
そこでもう一つの選択肢、静かな退職を考えてみましょう。
「退職」と「静かな退職」
静かな退職とは、頑張らずにお仕事を続けることでしたね。
本当に退職する=会社を辞めることに比べると、ちょっと始めやすいと思いませんか?
退職手続き・転職活動…これらを行う必要がないですし、今の会社にいるままでOK。
それでは逆に、静かな退職のためには何をする必要があるのか、私と一緒に見ていきましょう。
- 頑張らないレベルに調整
今のあなたがもらっているお仕事は「無理をして」頑張らないといけないレベルや内容だと思います。
そのため、もらうお仕事を調整してもらいましょう。
- 仕事の量
- 仕事の内容
これらを上司と相談して、あなたが無理をしなくても出来るお仕事にしていくんです。
- 自分が出来ること・出来ないことを知る
お仕事を調整するためにも、まずはあなたが無理なくこなせるお仕事の量・内容を、あなた自身で知る必要がありますよね。
これなら出来るかも…
このくらいは大丈夫そう
今までのお仕事を振り返ってみて、あなたが頑張らずに出来るお仕事内容にしていってほしいです。
もちろん一度お仕事を調整したあとも「まだ辛いかも…」「少し余裕がありすぎるかも?」このように様子を見ながら再調整していきましょう。
あなたがお仕事に合わせるのではなく、お仕事をあなたに合わせることを、忘れないでくださいね。