給料があがらないなら、辞めた方がいい?

  • 更新 | 2023.06.21 公開

何年も働いているものの、全然昇給も昇格もしない。

自分的には貢献していると思っても、周りから見ればがんばっていないと思われているのかもしれない。

そう思ってしまうと、本当につらいですよね。

もちろん、給料が増えるには、何かしらの成果に基づいて行われるべきなので、明確な成果が出ていないのであれば、給料に反映するのは難しいかもしれません。

しかし、そのような状況の中でも、できる事はあるので、いくつか行動できそうなことをまとめてみました。

1. 自己評価をする

まず、給料が上がらないいまの状況は、何かしらの原因があるかと思います。

その中でも、特に大きな影響を与えていそうなのが、自身の業績や成果が、きちんと評価者に伝わっていない事。

面談や人事考課の時に、何をやってきたのか、どのような成果を出したのか報告やすり合わせを行っていると思いますが、ただ伝えただけの状態で「伝わった」まで状況が進んでいないかもしれません。

たとえば「〇〇をやりました」「これを完了させました」など、単なる報告になっていると、正直会社としても成果を感じにくい。

そこで「〇〇をやり、ここまで効率があがりました」と、過程・報告・成果の3つを伝えて、一つのストーリーとして伝えてみる。

自己評価が正しくないと、そもそも正しくご自身の成果を伝えきれていない可能性もあり、改善することで正しい評価によって、給料を上げられる可能性が高くなります。

2. 目標の見直しと計画策定

期の始まりやタイミングで新たな目標を立てたり、どのような方針で進めるのか計画を立てていくと思います。

もしかしたら、立てた目標が高すぎて、そもそも計画通りに進めないからこそ、成果として出せていない状況があるかもしれません。

目標も、上司と一緒にすり合わせて決めていくと思いますが、まず会社・上司としては高い目標を立てようとします。

そこに向かって動いてもらうことが、会社のためになると思っているから。

しかし、本人の能力以上の目標になっていると、無理に無理を重ねないと到達できない状態にも陥るため、このような場合はどれだけがんばっても、成果が出にくい。

無理しない方がいいですが、上司に言われるがまま決めるのではなく、少しだけ高い要求を織り交ぜて、自分自身で超えられそうな目標で上司との合意を得られるよう進めてみましょう。

最初から到達できないやる気がでない目標では、計画にも気持ちがのらずに、全ての進みを遅くしてしまいます。

自分で選び、できそうだと思った目標に対して、自身で計画を立てていく。

全て自分で決めることが、目標達成に繋がっていき、結果として給料に反映されていきます。

3. 評価指標の明確化

会社によっては、上司の甘辛が生じていたり、好き嫌いで評価が変わるようなこともありますよね。

また、職種が違うのに、人事側で一括管理ができるよう、みんな同じ評価指標になっている場合も。

あなたの給料をあげてもらえないのは、他のメンバーとやることも違えば、求められることも違うのに、同じ評価指標になっているからかもしれません。

正しく評価をしてもらうための評価方法を上司に提案してみたり、明確な評価基準をすり合わせておく。

明確に何をすれば成果として認めてもらえるのか分かっているだけでも、進むべき道が分かって力が入りやすいものです。

公平に評価してもらうための、働きかけも重要だと言えます。

4. スキルを磨く

毎日仕事に邁進し、色々なスキルを高めていると思います。

誰に何を言われずとも、進んで行動しているあなたは偉い。

しかし、そのスキルが会社では当たり前のように扱われて、高めたとしても評価としては低くされてしまっている可能性もあります。

そのため、セミナーや研修の参加、または自己学習を通じて、社内に新たな風を吹かせるようなスキルを身に着けてみる。

社内だけを見ていると、そこだけしか通用しないようなスキルしか育たずに、会社の枠にとらわれた評価しかされません。

たとえば、社内にはないようなスキルを身に着けてしまえば、あなたの独壇場になったり、たとえ転職したい時も有利に進められます。

特定領域を伸ばすことも大事ですが、少し視点をずらして別スキルを身に着け、専門性を増やしておくのもオススメです。

5. 成果の可視化

成果の報告は、月1?それとも四半期に1度?

上司が成果を確認し、給料に反映するための評価が、そんなに少ない回数では、給料を上げる確率は低いまま。

そのため、常に成果を可視化し、報告する習慣を身に着けておくのも、給料UPの秘訣です。

ちょっと上司の立場で考えてみると、常に成果を上げていると認識できているメンバーと、特定のタイミングのみでしか成果を確認していないメンバーでは、どちらの方が好印象か。

答えは、常に成果を認識しているメンバーの方です。

成果の可視化と報告が常にあると、あなたのことを成長している、会社に貢献していると上司が感じるようになります。

その認識を持たれた状態で評価されると「頑張っているから上げるべきだな」と、査定の際にプラスに働く可能性が高い。

いつ何時も、給料を上げるチャンスを作り続けておくのがオススメです。

6. 内部コミュニケーションを高める

あなたが何かを評価する時に、どんな情報を元に評価しますか?

AmazonなどのECサイトや、書店で本を買うときなど、誰かが「これいいよ!」と言った、第三者の口コミを知らず知らずのうちに取り込み、影響されて購入しているケースもあるかなと思います。

これと同じで、上司の耳に「〇〇さん、すごくいいんですよ!」などの関係者からの評価が入っていると、より信頼性が増してあなたの成果を正しく感じるようになっていく。

すごく大事なことで、自分1人の力で評価してもらうよりも、周りを活用して評価を上げる方があげやすい。

そのため、組織やチームとの内部コミュニケーションを活発にしておき、連携や協力を行いながら、あなた自身の成果を周りにも覚えておいてもらう。

ふとした時に、上司の耳にあなたの評価が入っていくため、結果として査定の際にプラスへ働きます。

社内政治…ではありませんが、社内のネットワークを活用して、自分の良さや成果を広めることも、給料をあげるには大事なことです。

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