転職しそうな人の前兆あるある

  • 更新 | 2022.10.11 公開
転職しそうな人の前兆あるある

「あ、あの人、転職しそうだな」

ちょっとした変化や周りの動きで、なんとなく辞めそうな人って分かりますよね。

転職しようとしている人は、思考も行動も転職先へ向かっているため、小さいながらも変化が現れます。

どのような変化が転職しそうな人に該当するのか、ぼくの15年以上の社会人経験をもとにまとめてみました。

そして本当に転職するなら、その方は自分自身の「本当の市場価値」を確かめた方がいいので、ミイダスのようなサイトで調べておくのがオススメ。

今思えば、今の会社が10年目なので、多くの人とバイバイしてきたな…と思って少し感慨深いです。著者:osugi

転職しそうな人の特徴

転職を考え出す方の多くは、周りにバレないよう、こっそりと行動を起こしています。

言ってもらえないと本当はわかりませんが、転職しそうな人には共通した特徴が現れてくる。

これらを”前兆あるある”としますが、目を凝らして変化を追っていくと、意外と分かったりするので、下記まとめを参考にしてみるのもいいかもしれません。

本人に現れる前兆

まじめで優しい人ほど、仕事の苦悩を抱え込んで吐き出せず、限界まで我慢してしまうので、早めに気づいてフォローしてあげられるといいですよね。

転職しそうな人には、ある特徴が現れるため、まとめてみました。

社内イベントに参加しなくなる

会社では仕事をするだけでなく、社員同士のコミュニケーションを高めて、楽しさや仲間意識を作ろうとイベントを企画しているとこも多いのでは?

飲み会はもちろん、季節イベント(正月・ハロウィン・クリスマスなど)もあって、催し物が開催されるケースがある。

特別な理由がないかぎり、参加をするのが暗黙のルールだったりしますよね。

たとえば強制・任意のどちらだとしても、社内イベントの参加を拒否するようになったら、会社を嫌いになっている可能性は高い。

もし、普段から参加していた方が、急に「いやいや」「やだやだ」とバツが悪い顔をしながら参加を拒むようになれば、かなりの確率で転職を考えている人。

非公開または何のミーティングか分からないスケジュールが増える

転職しようとしている場合、その雰囲気は周りの人であれば気づきやすい。

たとえば上司との面談で、覇気のない返事を繰り返したり、ネガティブな発言ばかりになっていると、さすがに上司も辞めそうな雰囲気を察知します。

どんどん深く聞き出す中で「辞める」「もう無理」だという声を確認したら、説得するためだったり、問題解決をするための面談が頻繁に入るようになる。

「離職防止面談」など直球で入れる方はおらず、転職・退職ワードは周りを不安にさせるものでもあるので、なるべく周りに察知されないようスケジュールの入れ方に気をつける。

そうすると非公開・何のミーティングか分からないスケジュールが増えていきます。

日報や仕事の報告がそっけなくなる

毎日仕事始め・終わりで、報告を入れる会社も多いですよね。

あなたの会社が日報・報告文化がある場合、その内容に注目してください。

ぼくの経験で言えば、日報系の報告がそっけなくなる、淡白になる、短くなっている人は十中八九、退職予備軍です。

人間誰もが不安や恐れを溜め込むことができず、誰かに聞いてもらいたいと思っている。

そっけなさは、周りに自分の感情変化を伝えようとしている無意識の行動でもあります。

自己主張ができない方や、我慢しがちな人は、このケースが多い。

配慮の無い言葉が多くなる

仕事量が多い、時間がない、余裕のなさが続くと、自分のことばかり最優先になって、言葉にトゲが出てきます。

たとえば、相手の状況も考えず、一方的にお願いごとをしてきたり、自分都合の発言が増えていく。

言葉の表現が相手を思いやった言葉が出せない状況にもなっている人は、心も体も限界に近いため、退職を考え行動にうつしていきます。

今の会社にいる方がデメリットだと考え、転職しそうな人の仲間入り。

言葉遣いが突然他人行儀になる

普段は仲のいい感じで話していたのに、突然敬語になったり、他人行儀になった人がいたら注意してください。

会社(同僚・上司・部下を含む)に対して、一線を引いて関わりを断絶させています。

「もう自分は辞めるつもりだから…」
「こんな会社にいたくない…」

負の感情が高まりすぎると、会社だけでなくその会社にいる人みんなが敵に思えてくる。

関係を絶ちにきたのであれば、転職しようと心が切り替わっている証拠です。

すみません、など日常会話で謝罪が入ってくる

なんでもない事なのに「すみません」「ごめんなさい」「申し訳ありません」と、何に謝っているか分からないくらい、謝罪をすぐ入れてくる方は周りにいませんか?

自己肯定感・自己効力感の低下によって、その人の謝る境界線が限りなく低くなってしまっています。

「自分ができないのが悪い…」
「ミスは全部自分のせいだ…」

と、何をやってもマイナスに感じてしまい、悪いことをしていると思ってしまい、すぐに謝罪の言葉が出てきてしまっている。

そのままだと仕事は続けられず、いずれは心も体も壊してしまいます。

本人もこのままの状況では危ないことを分かっているため、転職しようと行動を起こしています。

急に何か吹っ切れたような顔が晴れやか

いつも残業続きで忙しそうだった、または周りへの不平不満ばっかりだった人が突然、何か吹っ切れたように顔が晴れやかになっている場合、すでに転職先が決まったか転職を決意したかのどちらかの可能性は高い。

心と体は繋がっているため、前向きな気持ちになったのであれば、表情にも現れてきます。

やりたいことができない、が口癖

「やりたいことができない」が口癖になっている方っていますよね。

能力不足だったり、任せられないからこその現状なのに、思ったとおりのことができないことへの不平不満だけが先に口からでてしまう。

こういったものは、言いたいだけの人もいます。

しかし「自分はこんなところにいる人材ではない」と、環境のせいにしてしまう方は、いずれは転職を考え出ていってしまう。

遅いか早いかの違いですが、不平不満ばかりの人は、転職していくケースがぼくの経験だと多かったです。

社内で存在を消している

仕事をしていれば、従業員同士のコミュニケーションが必ず行われます。

業務に関する話はもちろん、プライベートや雑談など仕事に関係しない話も時には必要ですよね。

そんな中、その人が好きな話題だったとしても、話に加わらなくなってきたのであれば、心理的な変化があった可能性があります。

社内で存在感を消し、いつでも出ていける準備をしている。

会話をしなくなってきたのであれば、こっそりと転職しようと動き出しているのかもしれません。

給料の格差を知ってしまい落ち込んでいる

転職しそうな人の中には、知らなかったことを知ってしまったために、行動を起こす方もいる。

たとえばあなたは、自分と周りの人が、一体どのくらい給料の差が出ているのか知っていますか?

誰もが自分の給料を言うことはなく、多くの場合はブラックボックス化しています。

しかし、何かの拍子に同じ仕事をしているのに周りとの給料差があることを知ったらどうでしょう。

上司へかけあって上げてもらったり、行動力ある方なら何かしらの変化を社内で起こそうとがんばれます。

その逆で、そもそも会社や上司へ信頼を感じていない人は、社内で何かコトを動かすエネルギーさえ湧かないため、外へ出ていった方が楽だと感じます。

転職なら、うまくいけば給料を上げられる可能性があるため、行動するのならこちらの方が楽。

仕事ができない上司のもとで疲弊している

転職しそうなケースで一番多いのでは?と思うのが、仕事ができない上司のもとにいる部下。

  • 質問したのに返答が全然返ってこない…
  • 上司都合ばかりで何も意見を聞いてもらえない…
  • 残業続きなのに何もフォローしてくれない…
  • 上司の言動一つ一つにパワハラが含まれている…

など、思ったとおりの仕事ができないと、今の会社にいる意味を見失いやすいです。

悪影響を発生させる上司のもとにいる部下は、かなりの確率で転職しそうな人になります。

残業は続くけど周りは帰っている

特定の人ばかり残業が多いのに、周りはどんどん早く帰っている。

このような構図があれば、残業している側の人は、かなりの確率で転職しそうな人に該当します。

残業だけではありませんが、特定の人に業務負荷があると、やはり耐えきれなくなって自然と転職を考え出すようになります。

忙しすぎて考えられない、こんなケースもありますが、経験上誰かに偏った仕事になっている場合は辞めていく人が大半でした…。

周りに現れる前兆

転職しそうな本人の変化はもちろんですが、実は周りの動きによっても、特定の人が辞めそうなことが分かったりします。

注意深く周りを見て、こんな変化が起きてたら近くに転職しそうな人がいる可能性大。

その人がやっていた仕事が他の人へ回されるようになる

今まで対応していた仕事をその方が対応しなくなる。

いつもとは違う人が対応したり、他に回されるようになると、業務フローが変わるためとても怪しい。

転職しそうな人は、仕事をセーブしたり、長期戦になるものは避ける傾向があるためです。

たとえば、仕事を断る理由にするため「転職を考えているんだよね、だから今回の仕事は受けられない」と交渉が入ったり打ち明けられた関係で、周りも無理強いできなくなる。

結果として、違う誰かが対応しなくてはいけないので、動きが慌ただしくなります。

採用活動が脈絡もなく活発化

会社としては欠員を補充するため、事業拡大・成長のために、採用は常に続けていると思います。

日常的なことではあるのですが、会社の雰囲気としても急な拡大路線で進んでいないのであれば、無理して採用は進めませんよね。

しかし、いきなり各採用媒体へ掲載が始まったり、求人票に載せる採用用写真の撮影など、採用に向けて動きが活発になると、採用する部署の誰かが転職する可能性を表しています。

周りに公表していないのも、余計な混乱を避けるためですが、それでも辞める人がいるのであれば会社としては次に向けて動かないといけないので、事情を知らないあなたは「採用活動が脈絡もなく活発化」しているように見えます。

採用ページに対象の人は掲載されない

ある部署で採用が進められているものの、採用ページに掲載されていない人がいる場合は、かなりの確率でその方が転職対象(入れ替わり)の人。

求人票に掲載した写真を見て応募してくる方が多いため、辞めてしまう人を載せてしまうと齟齬が起きてしまう。

人数が多ければ、ただ単に外れているだけかもしれませんが、部署人数が少ないのに掲載されていない場合は、退職しそうな・する人だと見ていいと思います。

最後に。

転職しそうな人だけでなく、その周りの動きも慌ただしくなるため、よく目を凝らすと前兆に気付けたりします。

すでに転職先から内定までもらってしまっている場合は、引き止めなどをしても意味はありませんが、そうでないならフォローしたり何かできることもある。

転職は本人の希望でもあるので、無理して止めることはできませんが、それでも大切な仲間なので困っていることがあれば助けてあげたいですよね。

それにいち早く気づくために、この記事でまとめた前兆あるあるを参考にしていただけるといいなと思っています。

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