上司が仕事を教えてくれない原因と対策

  • 更新 | 2024.04.14 公開

「新しくなった上司が仕事を教えてくれない…」
「配属先の上司は教える気がないみたい…」
「学びたいのに上司が何も教えてくれない…」

まだやったことがない仕事、または不安はあるけど教わればできそうな仕事、私たちには初めての仕事が多くあります。

また、慣れ親しんだ仕事でも、お客様や社内の状況が変われば、それに応じて臨機応変に対応しなくてはいけない。

どんな状況でも適応できればいいですが、正直いって分からないことも多いですよね。

そんな時は、上司が頼りになるのに、全然教えてくれない、教える気もなさそうな上司もいるので困ってしまう。

なぜ上司は仕事を教えてくれないのか、その原因と対策をまとめてみました。

1. 経験を優先している

どれだけ多くの知識があっても、机上の空論になりがちなのが仕事です。

現場でもまれながら、知識を知恵にしていく。

教えてくれない上司の中には、現場経験を最重視していることもあり、あえて自ら動き解決することを評価しているケースも。

対策:自分の考えを伝えた上で判断をあおぐ

現場経験重視の上司に、何か分からないことがあれば「教えてください」と直球で質問をすると、反応は冷たいかもしれません。

それはあなた自ら思考し行動へ移すことを望んているから。

こんな時は、直接答えを求めるのではなく、まず自分の考えを伝えたうえで、その判断が的確かどうかを「確認」するといいです。

答えを「聞く」のと「確認」では、その意味合いが大きく変わり、経験優先の上司は成長を望む傾向なので、成長している様子を見せるために「確認」がお勧め。

2. 教える気がない

この上司に当たってしまったら、かなり苦労するかもしれません。

そもそも教える気がなく、育てる気もなく、使えない人材はどんどん切っていくような冷徹上司。

たとえば、社内の人数も多かったり、採用も順調でどんどん入ってくるようだと、使えないと判断されれば人材を入れ替えたいがために冷遇したり、上司にとって都合のいい人だけを集める傾向があります。

対策:ハラスメントを社内に認知させる

教えない、冷遇する、こういったケースは、ハラスメントにも当てはまってきます。

分かりやすいパワハラには当てはまりにくいですが、上司としての役割を放棄している時点で、会社としては放置できないはず。

コンプライアンスや外部の目を、しっかり理解している会社であれば、管理委員会や報告先が存在しているため、ここは迷わず報告を入れましょう。

正直言えば、やっかいなことに巻き込まれる可能性はあるのですが、もし今の会社で働き続けたいと思っているなら、上司問題はさけて通れません。

その逆で、そんな面倒なことになるくらいなら、会社も上司も好きではないし…という話であれば、転職を考えるのがお勧め。

3. マネジメント力がない

上司にはある程度の権限が渡され、部下やチーム・組織を導く役割が与えられます。

個人的なスキルや経験を買われて上司になっているはずですが、教える力がないのはマネジメント力不足だと言えます。

社内のエースが昇格して偉くなる、中途採用で能力重視の人が入ってきた。

こんな場合は、優秀かもしれませんが、組織運営においては苦手としているため、そもそも教えるのを苦手としています。

成功体験からか、自分のやり方を強要したり、なぜ分からないのかと詰め寄ったり、上司自身も不安定な感じです。

対策:あなた自身の特性を理解してもらう

上司にマネジメント力がなければ、あなた自身も周りから仕事のできない認定されてしまう可能性も。

そうなる前に、上司のことをうまく活用して、自身がもっとも力を発揮できる環境を作っていきましょう。

特にやっておきたいのが、上司は教えることを苦手としているため、あなたがどのような教わり方だと伸びるのか、徐々に伝えていくこと。

いきなり上司が変わることはありませんが、それでも徐々にあなたの側に引き込んでいけば、変わっていく可能性があります。

もう見切りを付けるのであれば転職を考えたいですが、せっかく入れた会社なので、少し変わるだけで状況が大きく変わるのであれば、上司を使うことを選ぶのもお勧めです。

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