「新しくなった上司が仕事を教えてくれない…」
「配属先の上司は教える気がないみたい…」
「学びたいのに上司が何も教えてくれない…」
まだやったことがない仕事、または不安はあるけど教わればできそうな仕事、私たちには初めての仕事が多くあります。
また、慣れ親しんだ仕事でも、お客様や社内の状況が変われば、それに応じて臨機応変に対応しなくてはいけない。
どんな状況でも適応できればいいですが、正直いって分からないことも多いですよね。
そんな時は、上司が頼りになるのに、全然教えてくれない、教える気もなさそうな上司もいるので困ってしまう。
なぜ上司は仕事を教えてくれないのか、その原因と対策をまとめてみました。
1. 経験を優先している
どれだけ多くの知識があっても、机上の空論になりがちなのが仕事です。
現場でもまれながら、知識を知恵にしていく。
教えてくれない上司の中には、現場経験を最重視していることもあり、あえて自ら動き解決することを評価しているケースも。
対策:自分の考えを伝えた上で判断をあおぐ
現場経験重視の上司に、何か分からないことがあれば「教えてください」と直球で質問をすると、反応は冷たいかもしれません。
それはあなた自ら思考し行動へ移すことを望んているから。
こんな時は、直接答えを求めるのではなく、まず自分の考えを伝えたうえで、その判断が的確かどうかを「確認」するといいです。
答えを「聞く」のと「確認」では、その意味合いが大きく変わり、経験優先の上司は成長を望む傾向なので、成長している様子を見せるために「確認」がお勧め。
2. 教える気がない
この上司に当たってしまったら、かなり苦労するかもしれません。
そもそも教える気がなく、育てる気もなく、使えない人材はどんどん切っていくような冷徹上司。
たとえば、社内の人数も多かったり、採用も順調でどんどん入ってくるようだと、使えないと判断されれば人材を入れ替えたいがために冷遇したり、上司にとって都合のいい人だけを集める傾向があります。
対策:ハラスメントを社内に認知させる
教えない、冷遇する、こういったケースは、ハラスメントにも当てはまってきます。
分かりやすいパワハラには当てはまりにくいですが、上司としての役割を放棄している時点で、会社としては放置できないはず。
コンプライアンスや外部の目を、しっかり理解している会社であれば、管理委員会や報告先が存在しているため、ここは迷わず報告を入れましょう。
正直言えば、やっかいなことに巻き込まれる可能性はあるのですが、もし今の会社で働き続けたいと思っているなら、上司問題はさけて通れません。
その逆で、そんな面倒なことになるくらいなら、会社も上司も好きではないし…という話であれば、転職を考えるのがお勧め。
3. マネジメント力がない
上司にはある程度の権限が渡され、部下やチーム・組織を導く役割が与えられます。
個人的なスキルや経験を買われて上司になっているはずですが、教える力がないのはマネジメント力不足だと言えます。
社内のエースが昇格して偉くなる、中途採用で能力重視の人が入ってきた。
こんな場合は、優秀かもしれませんが、組織運営においては苦手としているため、そもそも教えるのを苦手としています。
成功体験からか、自分のやり方を強要したり、なぜ分からないのかと詰め寄ったり、上司自身も不安定な感じです。
対策:あなた自身の特性を理解してもらう
上司にマネジメント力がなければ、あなた自身も周りから仕事のできない認定されてしまう可能性も。
そうなる前に、上司のことをうまく活用して、自身がもっとも力を発揮できる環境を作っていきましょう。
特にやっておきたいのが、上司は教えることを苦手としているため、あなたがどのような教わり方だと伸びるのか、徐々に伝えていくこと。
いきなり上司が変わることはありませんが、それでも徐々にあなたの側に引き込んでいけば、変わっていく可能性があります。
もう見切りを付けるのであれば転職を考えたいですが、せっかく入れた会社なので、少し変わるだけで状況が大きく変わるのであれば、上司を使うことを選ぶのもお勧めです。