個人で人を集めたい時。
会社の事業拡大のために集客を増やしたい時。
様々なマーケティングを駆使して人を集めていきますが、その中でも安定して継続的な集客を実現できる方法として、コンテンツマーケティングをあなたへオススメしたいです。
SNSや広告を使ったマーケティングも確かに有効ですが、誰かに頼ったものや、資金を多く投じればできるものではなく、あなた自身の行動がストックされて積み重なっていくのが、コンテンツマーケティング。
コンテンツマーケティングに適した条件として以下になります。
- 人をたくさん集めたい
- 長期的な発展を目指したい
- 効果が掛け捨てではなく積み上げ式の施策を取り入れたい
- 予算が限られて費用があまりかけられない
- 1つに対してじっくり継続的に取り組んでいきたい
集客方法の王道といえるコンテンツマーケティングの2つの施策をお伝えしていきます。
コンテンツマーケティングを始める前に知ってほしい事
現在、インターネット上には数えきれない情報(webページ)が掲載されています。
例えばGoogleで「コンテンツマーケティング」と調べると、約7000万件の検索結果が出てきますが、7000万件もの情報を1つ1つ確認していくのは不可能です。
検索結果の上から順番に見ていくことになると思いますが、これだけ大量の情報の中で、検索上位だということは、メディアとしての力やコンテンツの内容が、Googleに相当評価されているという事だと思います。
そして集客効果が高いキーワードは、以下の図のように、すでに大手やメディア運営に強い会社・プロブロガーなどが独占している状態。
集客効果の高いキーワードはすでに他が独占している状況
済:独占されている状態 半:半分だけ独占されている状態 空き:空いている状態
この状態のまま、あなたがいくらがんばっても、資金力があったりメディアの運営ノウハウを持っているところには勝てません。
しかし、コンテンツマーケティングを行うことで、小さきものが巨人にも対等に渡り合うことができるようになります。
コンテンツマーケティングにて集客効果の高いキーワードも狙える様子
① 抜け道を探しつつ前へ進む方法
② 一点突破して突き進む方法
この2つの考え方でコンテンツマーケティングを始めると、巨大な力を持っている人たちにも、立ち向かうことができます。
私もコンテンツマーケティングを行ったおかげで、PVが約46倍・事業の売上を8桁に届くレベルまで成長させることが出来たので、この実体験からの情報をお伝えできればと思います。
コンテンツマーケティングで避けては通れないもの
コンテンツマーケティングを行って、web集客を目指すには、どうしても避けて通れないものがあります。
それは、集客効果の高い検索キーワードは、大手企業やメディア運営のノウハウ、資金力があるコンテンツマーケティングに強い会社に、すでに対策されているという事。集客効果の高い検索キーワードとは、月間検索ボリュームの高いキーワードのこと。
対策とは、キーワードに対してすでに有益な情報をたくさん掲載、検索上位の位置につけていること。
この事を外して考えることは出来ません。
メディア運営の初期段階であったり、初めてコンテンツマーケティングを行う場合には、巨人へ立ち向かうことが、大きな壁だと感じてしまうかもしれません…。
しかし、やり方次第では、その壁を乗り越える事ができます。
集客向上!コンテンツマーケティング 2つの施策
大手やメディア運営に強い会社さんが、検索キーワード各種全ての上位を独占している訳ではなく、ある一定のテーマに限ってそれぞれ検索上位に入っている状態。
そのため、コンテンツマーケティングのやり方次第では、ランキング上位者に対しても対抗することができます。
施策1:抜け道を探しつつ前へ進む方法
コンテンツマーケティングは、キーワードの戦いとも言えます。
月間検索ボリュームの高いキーワードを使い、狙ってコンテンツを作っていくことで、集客数を増やせますが、現状はメジャーなキーワードは大手が対策済み。メジャーなキーワードとは、月間検索ボリュームが高いキーワードのこと。
このような状況下でも、成果を出す方法としては、抜け道を探すことです。
step1:キーワードの抜け道を探す
キーワードの抜け道とは、検索上位に位置しているけど、以下のような状態。
- 文字数も少ない
- 内容が不十分
- 文章が読みにくい
- 文章が分かりずらい
まとめると、検索ユーザーの想いに応えられていない状況。
メディア自体の評価が高いと、自然とそのメディア内で掲載されている記事も順位が押し上げられて、内容的には不十分だけど検索の上位に入っている場合もあります。
このように、他社が十分な対策ができていないキーワードを見つけて、そのコンテンツよりも確実に評価の高い情報を掲載する。
他社の不十分な部分を見つけて隙を突いていく形です。
隙を突くのは、もしかしたらセコイ考え方かもしれませんが、着実にコンテンツマーケティングで成果を出していくためには、小さなところから対策していくのがオススメです。
小さなところから対策していくことで、結果的に評価が高まり、月間検索ボリュームが高いキーワードでも勝負ができるようになります。
抜け道に該当するキーワードを見つけやすくするには?
私でもこの発想ができたので、やはり他の人も抜け道を探していると思います。
しかし、今も抜け道が多く残っているということは、抜け道に対して自社のリソースが使えなかったり、社内事情などによって対策が間に合っていない、他社の体制も十分ではないと考えることができます。
大手さんが間に合っていない時に、なるべく多くの抜け道を見つけてコンテンツを作れれば、着実に成果が出てきます。
抜け道を探す方法の一つとしては、allintitle:を活用することです。
これは、検索エンジンに対して条件に合った記事だけを探してくれる便利なコマンド。
例: allintitle:コンテンツマーケティング
上記を検索フォームに入れて検索すると、タイトルに「コンテンツマーケティング」が使われた記事のみ約24,400件が出てきました。
例: allintitle:コンテンツマーケティング 成功事例
上記の場合だと、「コンテンツマーケティング」「成功事例」のキーワードが全てが含まれている記事のみ約315件が出てきました。
この方法を使えば、競合の対策数が分かる為、約24,400件よりも約315件のキーワードで対策する方が、効果が見込めると考えることができますね。
allintitle使って、ぜひ抜け道を見つけてほしいと思います。
step2:スモールキーワードでランキング上位を目指す
キーワードの抜け道を探す方法に似ていますが、スモールキーワードと呼ばれる、月間検索ボリュームが低いキーワードで着実に検索ランキングの上位を獲っていきます。
第1キーワード | 第2キーワード | 月間検索ボリューム |
---|---|---|
コンテンツマーケティング | 6,600 | |
コンテンツマーケティング | 事例 | 480 |
コンテンツマーケティング | 新常識 | 10 |
2019年10月9日現在のubersuggestで検索した際の情報 |
上記の場合は「コンテンツマーケティング 新常識」というキーワードがスモールキーワードに該当。
検索ボリュームが少ないということは、大手やメディア運営に強い会社などが好むPV数を多く獲得できないため、対策されていない場合が多いです。PV(ページビュー)とは、ページが閲覧された回数。
スモールキーワードでコンテンツを作る意味としては、
- 競合が少ないためランキング上位に入りやすい
- 目的がはっきりしているので次のアクションを起こしてもらいやすい
ランキング1位にすることが目的ではなく、コンテンツマーケティングでは、検索ユーザーをいかに満足させるかが重要なので、想いに応えたコンテンツが作れれば、副産物としてランキング上位が獲得できるようになります。
また、スモールキーワードでは、複合的に単語が組み合わされたキーワードが多いのですが、検索時のキーワードが多いほど目的がハッキリしてくるため、検索ユーザーの目的を解決させることができれば、次のアクションであるお問い合わせや申し込みといった行動を起こしてもらいやすくなります。
さらに、そもそも検索上、そのキーワードに言及されているコンテンツが少ないため、競合とバッティングしない状態であり、あなたのメディアの良さを伝えるチャンスが多いという事なので、スモールキーワードの対策が重要になってきます。
たとえ月間検索ボリュームが低くても、検索ユーザーが求めるコンテンツを作っていくことで、あなたのコンテンツマーケティングが加速していきます。
施策2:一点突破して突き進む方法
私自身が行った方法としては、こちらの一点突破して突き進む方法です。
その当時、すでに競合他社の記事コンテンツがほとんど上位を独占している状況だったのですが、コンテンツマーケティングをやり出して3年後の今は、検索の上位も大分確保できました。
特にお金に関する記事コンテンツが上位を取れるようになって、かなり事業として拡大することが出来ています。
方法としては、特定のテーマのみでコンテンツを作り続けること。
もし、コンテンツマーケティングをテーマにした場合は、「コンテンツマーケティング + 〇〇」と、必ずコンテンツマーケティングがついた複合キーワードを選んでコンテンツ化。複合キーワードとは、キーワードが合わさって検索される言葉、ロングテールなどとも呼びます。
特定のキーワードに対して記事コンテンツを作ることで、
- オウンドメディアのテーマ性を極限まで高める
- テーマ性を高めることで専門性が出てくる
一点突破をすることの一番のメリットは、専門性が出てくるという点。
テーマにしている内容の業界に属しているならば、専門性を持っていると思いますが、私の場合は自分が働く業界ではないテーマで、メディア運営をしていたため、専門的な知識がほぼない状態からのスタート。
しかし、テーマを絞ってそこだけに集中してコンテンツを作り続けることで、専門性が高まり、検索ユーザーの想いにも応えられるようになる。
CV(申し込み・問合せ)が増え、顧客の声も増えていったことで、さらに知識が深まり専門性が増す。
やればやるほど、コンテンツマーケティングをするための良いサイクルが生まれていきました。
専門性が高まることで自然に順位も上がっていき、結果的に集客効果の高いキーワードで集客が成功しました。
結果論にはなってしまいますが、検索ユーザーが求めているのは、自分が知りたいことを、正しく的確に教えてもらうこと。
ここが専門性やメディアの運営方針とも結びついて、結果が出たのだと思います。
私が行ったコンテンツマーケティングの運営方針・具体的な施策については「PVが46倍!コンテンツマーケティングの成功事例【初心者の苦悩と結果】」こちらを見ていただけると嬉しいです。
優先順位を付けて対策
一点突破で突き進むといっても、やみくもに特定のテーマに関する記事コンテンツを作っていったわけではありません。
テーマを絞り、さらにその中でキーワードに優先順位を付けて実行。
優先順位としては、検索ユーザーの感情が高まったり、関心事が強く反応率が高いキーワードを元に分けています。
優先度 | ジャンル | 例 |
---|---|---|
1 | お金 | コンテンツマーケティングに掛かるお金は? |
2 | 悩み・不安 | コンテンツマーケティングがうまくいかない原因は? |
3 | 解決方法 | コンテンツマーケティングでアクセスアップをする方法 |
業界によっては、もっと細分化できたり、興味関心のポイントは違うと思います。
あなたが関わっているテーマの業界で、検索ユーザーの感情が動いたり関心度の高いジャンルを見つけ出し、優先度をつけて記事コンテンツを作り続けていくのがオススメです。
コンテンツマーケティングで失敗する考え方
コンテンツマーケティングは集客を拡大させる施策の一つですが、成功すると大きく成果がでます。
しかし、間違った考え方で進むと失敗したり、一時期は良い結果が得られるかもしれませんが、結果的にアクセスが急落する場合もあるんです。
どんな考え方・やり方が間違えなのか、あなたには事前に知っておいてもらえると嬉しいです。
失敗1:Googleから好かれようとする
インターネットで情報を検索すると「Googleに好かれる方法」など、Google側に重きをおいた考えをする方もいますが、これは気を付けなければいけません。
確かに、Google側ではガイドラインを設けて、どういった考え方でコンテンツを作るべきか方向性を示してくれます。
しかし、Googleに好かれる、Googleから選んでもらうという発想は、そもそも間違いだと思います。
Googleの方針としては、「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすることです。」と明言しているように、人に寄り添った考えで運営をしています。
Google → 検索ユーザー
あなた → Google
もし、このような構図になった場合は、Googleとあなたが同じ方向を向いていないため、結果的にコンテンツマーケティングにも失敗します。
一時的に、Google側に好かれる施策を行い、アクセスが増えたとしても、Googleは常に検索エンジンのアップデートを行っているため、悪い方法だと認識されれば、検索順位を大きく下げてアクセスも急落。
SEOと呼ばれる検索エンジン最適化の方法も同じで、
Google → 検索ユーザー
あなた → SEO(Google)
この構図も同じような結果に繋がる可能性は高いです。
あなたが意識を向くべきはGoogleではなく、検索してくれる感情や心を持った人。
この事を忘れないでもらえると嬉しいです。
失敗2:外部ライターさんに頼りっきり
この考え方には賛否両論あると思いますが…。
ここは私の実体験を元にお話しできればと思います。
クラウドサービスや知り合いのライターさんに頼んで文章を作ってもらい、社内では編集のみを行っていくという方法は、かなり多くの企業で取られている方法だと思います。
コンテンツマーケティングでは専門性が不可欠なので、専門性を持つライターさんに頼めればいいですが、専門性が高いからこそコストも高いです。
コストを気にして、安い専門性の低いライターさんに書いてもらうと、他社と同じような情報が増えていく…。
専門性が低いということは、すでに出回っているインターネット上の情報などを当てにして書かれていることも多く、実際の現場の生の情報が入れられていない。
少しずつ少しずつ、あなた自身が運営しているメディアのテーマの専門性が薄れていく、さらに真実味が薄れていくことで、結果的に検索順位を落とす結果に繋がります。
1. 自分が体験して知っている情報を書く。
2. にわかな知識で書く。
この2つの情報では、真実味や専門性が大きく変わってくる。
そのため、あなたが業界に属していたり、しっかりとコンテンツマーケティングを成功させたいと思っているなら、ぜひあなた自身で書いてもらう方がオススメです。
この記事を見てくれたあなたへ
コンテンツマーケティングはオウンドメディアの価値を積み重ねていくことで、集客を増やせる施策の1つです。
SNSや広告のように、爆発的な拡散や認知形成には向いてないかもしれませんが、安定して集客を増やす、事業の発展にはかかせないマーケティング手法だと思います。
価値を積み重ねられるストック型のコンテンツマーケティングで、ぜひあなたのビジネスを加速して頂けると嬉しいです。