「みんなnote使ってるから、自分も使ってみようかな…」
ブログや小説など、文章を書きやすい「note」は、月間アクティブユーザーが6300万以上の、日本を代表する巨大なメディアプラットフォームになりつつあります。※ 参考:noteの月間アクティブユーザーが6,300万突破。法人利用も半年で倍増の1,600件に。
とくに文章の書きやすさがピカイチで、誰でも・簡単に・学習コストなく使えてしまう魅力がある。
しかし、あなたがブログで稼ごうと思ったら、noteを使う前に知っておきたいリスクがあるため、1円でも多くブログの収益を増やしたい場合は、確認頂けると嬉しいです。
あなたがブログを書きながら「note」を使う場合に気をつけたいことをまとめています。著者:osugi(@osuuuugi)
- 目次
- noteは記事という資産を失う場合もある
- ブロガーにとってnoteが不自由を生む場合もある
- noteの仕様変更によって活動が左右される
- ブロガーとしてnoteを使う場合に気をつける3つの事
- 賢いブロガーはリスク分散をしている
noteは記事という資産を失う場合もある
noteは、今や誰もが手軽に使える有名なブログツールの一つ。
あなたの周りにも、noteを使って記事を書いている人も多いのかなと思っています。
noteの魅力は「始めやすい」「扱いやすい」「続けやすい」「褒めてもらえる」、クリエイター(このページではブロガーのこと)を徹底的にサポートしてくれるサービスなので、文章を書くことに対してnoteへの反対意見は何一つありません。
しかし、あなたがブログを使って本当にお金を稼ぎたいと思っている、または少しでも副業など収入経路を増やしたいと考えている場合は、知るべき情報が3つあります。
その一つとして、noteが運営停止されたら、あなたが今まで頑張って積み重ねてきた資産が全て、一瞬のうちに無くなってしまうこと。
大事なことなので、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
noteは事業撤退(または倒産)する可能性があるのか?
今これだけ流行っているnoteが、今すぐどうにかなる事はないと考えられますが、運営しているのは企業さんです。
あなたも知っている通り、今は大企業でも倒産のリスクがあり、リストラなど心が痛いニュースを目にしたことはありませんか?
あれだけ売上を増やしていたのに、何かの節目または時代の流れによって傾く可能性があり、どの企業さんも経営を継続させることが難しい状況です。
それはnoteを運営しているnote株式会社さんも同じで、競合他社が増えてきたり、テクノロジーの代替によって廃業のリスクは必ずあります。
あの、Yahoo!さんもブログサービスを終了している
インターネット界で知らない人がいないくらい有名なYahoo!さんですが、運営していたブログサービス「Yahoo!ブログ」を2019年12月15日に終了しました。参考:Yahoo!ブログ サービス終了のお知らせ
終了した理由として、
- 市場環境
- 技術的な運用課題
- 事業方針
これらを考えた結果、継続することが難しくなったから。
ネット業界大手の会社さんでも、事業撤退をする可能性があるため、note以外でたくさんの方に使われているブログサービスもリスクがある状態です。
Yahoo!ブログについては、移行ツールで今まで書いた記事を移すことはできましたが、このような処置をしてくれなかったら、今まで築き上げた資産(記事)を一気に失う危険性だってあります。
事業がメインサービスなので撤退の可能性は低いと考えられる
Yahoo!さんの場合は、色々な事業を展開しており、その中の一つでYahoo!ブログを運営していましたが、noteの場合はnote株式会社の主力事業であるため、力の入れようは違ってきます。
そのため、簡単には事業撤退や運営停止とはならず、本当にnoteを止める場合は会社が倒産する時。
ブロガーにとってnoteが不自由を生む場合もある
あなたがブログを書きたいと考え、noteを選択するのはもちろんアリですが、使う前に考えておきたいことがあります。
それは「自由度が無い」ということ。
自由度が無いとは?
ブログを始めたい人の最初の希望は、web関連の知識が何もなくても、ブログが始められること。
たとえばブログを始める場合、以下のような手順が必要となります。
① サーバーを契約する(有料)
② ドメインを契約する(有料)※お名前.com
③ CMSをサーバーに載せる(手間がかかる)
④ デザインを整える(手間がかかる)
⑤ ブログを書き入れる(本当はここから始めたい)
ブログを今すぐ書きたいのに、お金も時間もかかるのは嫌ですよね。
noteだとアカウントさえ取得すれば、①~④がすでにセッティングされている状態で⑤から始められる。
すでに用意されたものを使うからこそ、ブログが簡単に作れるんです。
ブログを始めたい人にとって、これほど簡単で無料で嬉しいことはありませんよね。
しかし、始めから用意された環境を使うということは、自分が「ああしたい」「こうしたい」願いが叶えられない状態とも言えます。
用意された環境を使う場合はカスタマイズができない
ブログを書き続けていると、どんどん知識が身につき、スキルも上がってさらに上のレベルに進みたい時期がきます。
しかし、誰でも簡単に使えるよう用意されたプラットフォームを使っているため、自分だけのオリジナルなデザインや仕様へ調整ができない。
note内ですごく有名になったので、もっと自分好みにカスタマイズして使いたい…と思ってもできないんです。
まったくできないのではなく、noteの有料版を使えばある程度カスタマイズが可能。しかし、完全なる自由ではないので「カスタマイズ」が難しいといった意味になります。
収益作りも自由にできない
一般的なブロガーの収益は、ブログに貼る広告がメインですよね。
- Googleアドセンス
- Amazonアフィリエイト(Amazonアソシエイト)
- 各社アフィリエイト
- 記事制作
- ブログコンサルティング
などありますが、noteの場合は通常の広告・アフィリエイトは貼れず、機能を使った課金・Amazonアフィリエイトのどちらか。
課金機能としては、有料記事・有料マガジン・定期購読マガジン・サークル・クリエイターサポートなど複数ありますが、機能を活用しなければならず、自由に収益作りの選択ができません。
ブロガーとしては、アドセンスやアフィリエイトをやっておきたいのに、それができない…。
人によって収益の作り方は違うので、あなたがnoteの課金機能と相性が悪ければ、一生懸命noteで頑張って記事を書いたとしても一向に稼げません。
noteの仕様変更によって活動が左右される
noteを使う場合、私たちはメディアプラットフォームを「使わせてもらう」立場となるため、noteが定めたルール(利用規約)に同意した上で使うことを許可されます。
このルールが曲者で、note側の方針変更があった場合は、今まで出来ていたことが出来なくなる場合もあるんです。
たとえば今はAmazonアフィリエイトが使えていますが、今後は使えなくなる場合も。
その時、noteでAmazonアフィリエイト特化で運営していたら、まったく稼げなくなりますよね?
「ルールを変えないでください!」と伝えたとしても、簡単に会社として正式に定めた方針をやすやすと撤回することもできない。
プラットフォームを使うということは、プラットフォーマーの行動に左右されてしまうんです。
ブロガーとしてnoteを使う場合に気をつける3つの事
ブログを簡単に何も苦労なく始められるnoteですが、最初はいいものの、後からどんどん不都合が生じてくる場合があります。
リスク①
noteが運営停止になった場合に今まで書いた資産全てを失う可能性がある
リスク②
ブロガーとして試したい施策が自由に行えない
リスク③
規約や仕様変更により変化を余儀なくされる場合もある
あなたがnoteの機能・方針と相性が良ければ、そのまま使って頂いても大丈夫かと思います。
しかし、プラットフォームを使い続ける限り、プラットフォーム運営側の意向に従いながら利用しなくてはいけない。
賢いブロガーはリスク分散をしている
noteのリスクをまとめてきましたが、利用人数がどんどん増えているnoteをブロガーとしては使っておきたいのが正直なところ。
そのため、賢いブロガーさんの多くは、noteに投稿する記事と、自分たちで構築したwordpressなどに投稿する記事で、テーマを分けています。
または、メインのwordpressやTwitterなどのSNS上で認知を広げた上で、noteの課金機能を使い稼いでいる。
全てをnoteに委ねるのではなく、何が起きてもいいようにリスクを分散させています。
あなたがブログを始めようと思っている場合、ブロガーになるためには、「wordpress」と「note」どっちを使えばいい?の記事が参考になるかもしれないので、こちらを見て頂くのもオススメです。
- noteを使う前に見ておきたい情報
- ブロガーのための「wordpress」と「note」の使い分けルール