会社を辞めるに至る流れは、みんな同じです。

  • 更新 | 2023.03.20 公開
会社を辞めるに至る流れは、みんな同じです。

「給料が低い!」
「上司が嫌い!」
「仕事が合わない!」

今までの社会人生活16年の中で、会社を辞めていく方々から、色んな理由を聞いてきました。

辞める理由は似たり寄ったりで、今も昔もそこに大きな違いはありません。

それでいて退職・転職に至る流れも、みんな一緒であることに改めて気づきました。

会社を辞めていく方の流れは同じなので、一旦まとめてみます。

みんな辞めたい本心を隠している?

退職・転職って、簡単に言えば「もうここに居たくない」と思うから行動へ移し、その結果が離職になるってことだと思っています。

ポジティブな理由もあれば、ネガティブな理由もある。

どちらだとしても、どこかで今の会社から離れたいと思ってしまうキッカケ・理由が生まれなければ、そもそも簡単に辞めようとは思いませんよね。

実際に退職する時、「キャリアアップ」「違う仕事がしたい」と前向きな理由を言ってみんな辞めていきますが、実際は辞めていく本人も原因が分かっていないことが多い。

だからこそ表面的な理由しか言えない、または言えないからこそ本心も伝えられず、聞こえがいいような理由を言って辞めていく。

辞める側も辞められてしまう側も、真実が分かっていない状態。

会社を辞めるに至るプロセス

なぜみんな辞めるに至ってしまうのか。

結局はこんな流れになっています。

STEP1 小さな不安を感じるようになる
STEP2 解消されずに仕事が嫌になる
STEP3 何もしてくれない上司・周りが嫌になる
STEP4 何もしてくれない会社(社長)が嫌になる
STEP5 辞めるしかなくなる

みんな日々感じている不安が解消されないことをキッカケにして、負のループに入っていく。

そして段階的に嫌になる対象範囲が広がっていき、目の前の問題から最終的には会社そのものが嫌になる。

ここまでくると会社に行くのも嫌、そこに所属している人も嫌になる。

嫌だらけのところに行きたくないのは当然の話なので、違う会社に行くことを考えます。

ビックリ退職など存在しない

「お話があるので時間を頂けませんか?」こんなことを言われた後は、だいたい悪い話が待っています。

前触れもなかった、誰もが前兆を感じていなかったのに、突然退職願いを出してきたり、思ってもみないタイミングで辞めてしまう方っていますよね。

退職願を出された側(上司や会社)はビックリするのですが、退職願いを出している本人にしてみたら、全然突然ではない。

むしろ前から、心に溜めこんできたモノがあるため、辞めようとずっと画策していた。

つまりビックリ退職など存在しておらず、必ず普段の仕事の中で、本人に「辞めたい」と思わせてしまう原因を放置し続けていた、それだけの話。

どんな方も小さなキッカケを元にして退職を決意する

みんなが辞めていくのは、結局のところ毎日の中で解消できないことが、どんどん増えていくから。

ネガティブが増えていくと、思考もネガティブになっていくので、仕事・人・会社の嫌な部分ばかりが目に入ってしまうようになる。

もしここで、周りのメンバーや上司など、人間関係によって解消できる環境であればいいのですが、それもないと本人のネガティブだけが増えていくため、どこかで爆発してしまいます。

本人側:辞めたくなくても、辞めざるえなくなる。
会社側:辞めてもらいたくないけど、辞めさせてしまう。

お互いにとって不都合な状況にしかならない。

そして、何とかしてくれる上司・会社であればまだ希望はあるのですが、何もしてくれない上司・会社だった場合はどうにもならない。

あなた自身が今そう感じているのなら、この先も変わることがなく辛いだけになるため、転職を考えて頂く時期かもしれません。

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