働きたくないと思うのは自分のせい?いえいえ、原因は3つある。

  • 更新 | 2023.03.25 公開
働きたくないと思うのは自分のせい?いえいえ、原因は3つある。

新卒・中途どちらであっても、最初は「ここで働きたい!」と思い面接をうけ、そして採用してもらっていますよね。

しかし、日が経つにつれてだんだんと「働きたくない…」最初の気持ちとは打って変わって、真逆へいってしまっている。

なぜ働きたくないと思うのか、まじめなあなたは自分のせいだと思っているかもしれませんが、それは違います。(断言!)

働きたくないと思わせる原因について、見てみましょう。

1. 何もかもが前例主義

あなたが新しい提案をする、または思いついた施策を実行しようとする。

今を変えるために変化を起こそうとする取り組みは、会社としてはウェルカムなはずです。

しかし「それって効果どのくらい?」と、必ず前例のありなしを持ち出して、全てを止めてくる人っていませんか?

  • 費用対効果は?
  • 他社で成功してる?
  • 失敗したらどうするの?

社内的に年配の方が多かったり、新しいことを嫌って前例が無ければ動けない社風の場合、まず否定から入ってきますよね。

感情も行動も抑え込まれる

前例主義が当たり前の文化になっている場合、いくらあなたががんばったとしても、会社としては受け入れられる土壌がありません。

つまり、何をしても、何を言っても、そもそも受け入れてもらえない。

やる気になっていた
実際に行動したいと思っていた

これらの感情・行動が押さえつけられ続くと、もう二度と今の会社で「何かをしよう」と思えなくなってくる。

出る杭は打たれる、ではありませんが、杭を出すことがたいへんなのに、何度も否定されては、出るものも出なくなります。

不安と思考停止が足かせになっている

何もかも前例主義で通してくる方には、下記の2つの特徴があると思っています。

1つ目:不安だから何もできない
2つ目:そもそも考えず思考停止

人間誰もが、難しい問題を解こうと思えば、脳のカロリーを消費しながらフル回転させ、分からないことへ取り組むためストレスもかかる。

この大変さを極端に恐れる会社(社風・文化・属性)だと、いつも決まったやり方のルーティンばかりを繰り返す、単調で面白みのない仕事になっています。

あなたのような現場の人間からしてみれば、やりたい事もできない、言われたことしかできない。

これって仕事してる意味はあるのか?と疑問がでてきます。

結果として、上司が嫌いになり、会社が嫌いになり、そして働きたくないと思うので、あなたが原因ではなく、働きたくない気持ちが出てくるのは、会社側の問題もあるのです。

2. 古いルールに縛られている

創業間もない会社ではないかぎり、先人たちが色々と会社の仕組みを作ってくれた状態で、私たちは入社していきます。

ここで大きな問題になってくるのが、ルール更新されない問題。

たとえば、昔に作った社内規則を今も律儀義に守り続けていること。

昔からいる既存スタッフさんであれば、それらのルールに慣れているため、あまり違和感を覚えませんが、あとから入ってきた転職組などは、既存のルールの存在がすごくやっかいです。

転職前の会社との比較もしますし、慣れているからと古いルールをそのまま見直しせず、使い続けていることに驚嘆するかもしれません。

なぜ古いルールはダメなのか

会社の存在意義であるミッション(理念)などは、創業時の想いもあるため、変えなくてもいいです。

しかし、日常業務に関する細かいルールが、ずっと昔のままはダメ。

  • 始業前にみんなで社訓を音読する
  • 帰宅は先輩から
  • 稟議は複数人の印鑑をもらう

などなど、持ち出せばキリがなく、どんどん出てきてしまう。

これらは、ルールを作った当時の方々が、自分たちの都合のいい形で策定したものなので、その時はよかったはずです。

今は当然、みんなの価値観も違いますし、働き方も変化してきました。

それなのに古いルールを未だに使い続けるのは、新しい人を歓迎せず、昔から在籍している人を優遇したいからと思われてもしかたありません。

ルールを決める側に権力がある

つまり、古いルールのままで、何も変えようとしていない社内は、誰かの既得権益を守っていると言えます。

新しく入ってきた人は、その古いルールに合わず、仕事が楽しくなくなる。

結果として働きたくないと思ってしまうのです。

3. やりがいを感じられない

私たちが仕事をする時間は、人生の中で言えば40~50年ほどあり、仕事=人生といっても過言ではありません。

もちろん、プライベートな時間はありますが、生きていくためお金を稼ぐには働くことが一番簡単。

そう考えると、私たちは仕事とどう向き合っていくのか、すごく重要なことではありませんか?

仕事の意味・意義がなければ続けられない

まずさっそく、下記2パターンの仕事があった場合、あなたはどちらがいいですか?

パターン1 毎日8時間、延々とシュレッダーをかけ続ける仕事
パターン2 お客様の笑顔が見れる仕事

私の場合だとパターン2の方がいいのですが、それは仕事をする意味・意義が分からないと、きっと仕事をし続けることが難しいと思うからです。

お金だけを得られればそれでいいと思う方もいるはずですが、何も考えず与えられた単調な仕事だけを延々と続けるのは、気が狂いそうだなと。

かなりの確率で、精神的なストレスから仕事を辞めてしまいます。(私の場合だったら)

しかし、お金を稼ぎ続けるには、仕事を続けなければいけないため、辞めたとしても別の仕事をしなくてはいけない。

転職を繰り返すのは、精神的にも肉体的にもたいへんなので、何度もできないなと思っています。

働く意味、見い出せていますか?

何のために仕事をするのか。
誰のために仕事をするのか。

ここがぼやけたり見失ってしまうような会社・職場・人間関係であると、心にも身体にもブレーキがかかり、パフォーマンスが落ちていく。

ミスが続く、怒られることが増える。

だんだんと仕事がつまらない、働きたくない気持ちが強くなってくるかもしれません。

「やりがい」とは、仕事をする上でとても大切な存在であるものの、かなり多くの会社で見過ごされているかなと思っています。

あなたが働きたくないと思ってしまっているのは、会社から逆にやりがいを搾取されていたり、やりがいそのものを見い出せない状況が続いているのかもしれません。

働きたいと思える心の状態へ

働きたくないと思うのは、全部あなた自身のせいではなく、会社の責任もある。

すべて自分のせいにしないことを、まず改め直して覚えてほしいです。

外を見渡せば会社もたくさんあり、あなたにとって「やりがい」を感じられる仕事・会社は必ずある。

もし、一人で仕事探しするのが難しいと思っている場合は、転職エージェントなどに頼んで、条件に合ういい会社選びをサポートしてもらうのもオススメです。

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