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会社を辞めたいと衝動的に動き出す方もいれば、じっくりと機を見て動く方もいます。
どちらも辞める行動に変わりありませんが、事前準備によってその後の大変さが大きく変わってくる。
辞める理由や転職活動を少しでも有利に進めるための準備はあるため、必要なことをまとめてみました。
そして辞める前には、自分自身の市場価値を調べた方がいいので、ミイダスを使った価値診断をオススメしてます。
転職3回を行い、今は10年ぐらい務めている経験で情報をまとめています。著者:osugi
突然「辞める!」と言い出すのはデメリットしかない
会社を辞めたいと思った時、うかつに周りに話したり、突然「辞める!」宣言をするのは、あなたにとってデメリットしか生みません。
社内でとても重要なポジションであったり、成果をガンガン出せていた場合は、辞める宣言によって引き止めを受けたり、給料交渉に繋がる可能性もありますが、効き目があるのは1度のみ。
たとえ優秀な方であっても、何度も「辞める→給料交渉」になると、会社としても扱いづらい人材認定してしまい、逆に立場を失う場合もあります。
そうでなくても、退職・転社・転職を何も準備せず伝えてしまうと、このようなデメリットがあります。
- 辞めるなら給料を上げなくていい
- 辞めるならボーナスは渡さない
- 辞めるなら大事な仕事は任せない
- 辞めるなら丁寧に扱わなくていい
このように、辞めるなら○○〜しなくていいとなりやすく、立場も仕事内容も条件も変わらない、または下がる可能性がある。
実際にぼくがいた会社では、辞める!と伝えた同僚のボーナスが半分くらいになったと聞いたので、辞める宣言は害しか発生しないなと思っています。
辞めたいのであればじっくりと長期戦
退職・転職・転社のタイミングは人それぞれで、誰がいつそのタイミングになるか予想は付きません。
家族構成・身体・精神・住まいなど、何かが変わって会社を変えないといけない場合があり、突然会社が倒産する可能性だってあります。
今働いている会社が、たとえ大手でも今後ずっと存在するとは限らず、自分の身は自分で守らないといけない時代でもある。
何も準備せずに放り出される可能性もあるため、辞めたい・辞めたくないのどちらだとしても、常に辞められる準備は必要にもなっています。
短期的に集中して動ければいいですが、自分の都合だけではなく転職先の会社都合もあるため、必ず決まるとは限らない。
焦って決めてしまい、結果としてブラック企業に入ってしまったりパワハラを受けて再転職をしていく元同僚を何人も見てきました。
だからこそ、少し時間はかかりますが、安心安全の退職・転職・転社をするには、事前準備がとても大切だと言い切りたいと思います。
会社を辞めるための準備一覧
会社を辞めるためには、少し時間をかけて長期戦で望むのがおすすめです。
すでにハラスメントで精神状態が危なかったり、ブラック体質で体の限界を迎えている場合は、まず辞めることが大事ですが、そうでないなら、準備をしながらじっくりと進める。
そのために必要な行動を5個に絞ってまとめてみました。
- ①退職・転職・転社に必要な時間を確保する
- ②長所・短所を明確に分けておく
- ③自分のスキルを棚卸しする
- ④外部発信用の媒体を持つ(SNSやブログなど)
- ⑤焦らない気持ちを持つ
これらは、間違った会社へ転職しないようにするためと、年齢・性別・業界・スキルなど面接やエントリーシートだけでは表しきれないあなた自身の魅力を可視化するための準備。
今の時代、面接して合否を出すだけの単純な流れではなく、採用側はもっと広い範囲で応募者を見極めようとしたり、ムダな採用を防ぐために情報収集を徹底的に行っています。
そのための準備が5つ。
①退職・転職・転社に必要な時間を確保する
転職を3回行ってきた経験から言えば、会社を辞めるために一番必要なのは、自分時間(自由時間)を増やすこと。
会社を辞めるとは、単純に辞めることだけを指すのではなく、次へ向かって動き出すことも含まれます。
そのため、
- 転職サイトから求人を見つける
- 応募したり先方とやりとりをする
- 応募に必要な試験があればその対策をする
- 面談や面接の時間がいつでも可能な時間を確保する
- 気持ちに余裕を作る
これらの各時間が使えるよう時間を確保する。
意外に気づかれていませんが、会社を辞めようと動き出すと、普段の仕事・プライベート以外の時間が必要になるため、急にスケジュール調整をしなくてはいけなくなります。
確実に辞めたいのであれば、必ず仕事・プライベート・転職の3つの軸で時間を使う意識が必要となります。
気持ちの余裕がなくなれば退職は遠くなる
辞めるために時間確保は必要なのですが、気持ちの余裕を持つためにも、時間が必要になる。
たとえば、面接など突然予定を変更しなければいけない場合もあれば、通常の仕事で忙しくなって時間がとれなくなったり、忙しさから面倒くささに変わって辞める意思もどっかに飛んでいってしまう。
辞めたいのに辞められない人は、時間が十分に確保できず、気持ちのゆとりがないために、退職・転職へエネルギーが注げないから。
退職は、必要以上にエネルギーを持っていかれるため、時間確保によってエネルギー捻出が必要になってきます。
また、時間がない中で焦ってきめたことで、意図しない会社へ入ってしまう場合もあるため、しっかりと判断できる状態作りのためにも、時間の余裕を持てるようにしましょう。
②長所・短所を明確に分けておく
面接でよく聞かれる項目として「長所と短所は何ですか?」という質問があると思います。
ここで言いたい長所と短所とは、「〜ができる」や「〜ができない」と単純な比較ではなく、あなた自身が何に対して情熱を注げて楽しめるかを確認するための長所・短所。
あなた自身が今まで「楽しいな、続けたいな」と思った仕事と、これは「続けられないな、苦手だな」と思った仕事があると思います。
やりたい仕事だけど苦手としているなら、その直感はかなりあなた自身の本質を表していて、いくら頑張っても続けられない。
その逆で、時間を忘れるくらい没頭したり、その仕事に関して休日やプライベートの時間を使っても問題ない状態であれば、あなたに向いていると言えます。
長所(向き)・短所(不向き)が分かると、求人票の見方も変われば、その後の面接の受け答え・やりたい思う職業・会社も大きく変わってくる。
まずは自分自身のことを理解する機会をとって、会社を辞めて次をどうするのか考える、大切な情報を可視化しておくのがおすすめです。
③自分のスキルを棚卸しする
あなた自身ができること・できないことは、ある程度仕事をしていれば分かってきますよね。
今身につけていないスキルだったとしても、そこへの情熱があれば今後身につけられる可能性もあるため、今の時点で「無い」と落胆する必要はありません。
ただ、今の時点で何ができて、何ができないのか分かっておくと、今後何を身につければいいのか明確にもなってくる。
それが次の目指したい仕事(転職先)にもなるため、自分のスキルを棚卸ししておきましょう。
まずは一覧で書き出して、あなた自身で1〜5までのレベル感なども可視化しておけば、足りる・足りないも分かりやすく、会社を辞めて何をしたいのかも具体的になって転職活動も進みやすくなります。
④外部発信用の媒体を持つ(SNSやブログなど)
今の時代、会社にしがみつかなくても、個人で稼いでいる人はいっぱいいますよね。
フリーランスや個人事業主が正解という話ではありませんが、個人で稼いでいる人の多くは、対外的な情報発信を継続して、セルフブランディングを行っています。
これが何かと言えば、社会に対して「私はこういった人です」と認知させること。
たとえば、会社を辞めるために面接を受けて「あなたはどういった人なの?」と聞かれてから話が進むのと、SNSやブログで発信していた内容を事前に読んでもらった上で面接に入るのでは、あなたへの理解度は雲泥の差があります。
何も分かってない状態の面接
→ 自分の説明から入るので時間がかかる
事前に分かってもらえている状態の面接
→ 事前情報があることでその先の話ができる
相手の会社からいただける面接時間は、ものの30分や1時間程度しかなく、こんな少ない時間であなたのすべてを理解してもらうのは到底無理。
しかし、事前に情報発信を行って、あなたという存在をどんな人なのか分かってもらえた上で面接が始まれば、よりあなたに対する興味関心から始まるため、具体的な話に移りやすい。
面接や会話が苦手な人ほど、事前の情報発信によって救われるため、SNSやブログなど外部発信用の媒体を作っておき、少しでもいいのであなたなりの考えや情報を発信しておくと、必ず面接など会社を辞めるタイミングで有利に働きます。
⑤焦らない気持ちを持つ
会社を辞めたいと思った理由として、給料が少ない・人間関係が悪い・仕事内容がつまらないなど、結構ネガティブな感情が引き金になっているのかなと思います。
人間誰しも、不安を感じると、その不安を抱え込めないので、なんとか解消したくなる。
ここに焦りが生まれて、あなたと合わない会社だったり、求めていた業務ができない会社に入ってしまう可能性がある。
心のゆとりが作れると、不安によるすぐの決断が止められて、しっかりと見極める(考えられる)状態が作れるため、冷静な判断で決められます。
会社を辞めるには長期戦で考えて、焦らずに進めていくのがおすすめです。
最後に。
会社を辞めるって、すごく大変です。
辞めるだけなのに、引き継ぎがあるは、人間関係を保たないといけないは、次の会社を決めるために動かないといけないはで、もう大変…。
そのためには、気持ちの余裕が持てるよう、自分が自由に使える時間を増やす(転職活動用の時間を増やす)ことが必要なので、まずは時間確保から動いていくのがおすすめ。
しかし、どうしても時間確保が難しい場合は、一般的な転職活動ではなく、間にエージェントなどあなたを次の会社へ導いてくれる人をいれることで解決できることも。
エージェントを入れて転職を楽にする場合
マイナビエージェント
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doda
あなたの状況に合った会社の辞め方を実践して、焦らずに決めていきましょう。