転職を踏みとどまった方がいい人の特徴

  • 更新 | 2023.02.26 公開
転職を踏みとどまった方がいい人の特徴

「もう、こんな会社辞めてやる!」

仕事がうまくいかない時や、上司やお客様に怒られた時などは、モチベーションが下がるので辞めたくなるタイミングでもあります。

ただ、突発的な感情に任せて、そのまま退職・転職を進めない方がいい方も実際にはいるので、あなた自身がどうなのかチェック表としても、下記にまとめた情報を活用頂ければと思っています。

1. 会社で自分の存在意義が見いだせなくなった

なかなか成果が出せないと「自分はなんでこの会社で働いているんだろう…」と、見失っていくものが多くなってきませんか?

給料や職場の環境など、働くうえで重要視しているポイントは人それぞれですが、あるものが欠けると働く意味が分からなくなる。

それは、必要とされていること。

自分の仕事が、会社のためになっているのか、お客様のためになっているのか分からないと、何のために働いているのか見いだせなくなり、パフォーマンスは誰もが落ちていきます。

存在意義の喪失が孤独を生む

たとえば、あなたが毎日8時間シュレッダー係りをするだけで、月給50万円もらえる仕事に就いたとしたら「めっちゃいい仕事じゃん!」と最初はなるかもしれませんが、永遠と続く終わりのないシュレッダーを毎日8時間もやっていれば精神的にも厳しいものがあるのかなと。

お金をもらうためだけで考えたら、このような選択を喜んで引き受ける方もいる反面、働くことでお金以外も求めている方もいる。

だからこそ仕事をしていて、誰からも求められない、存在しないような扱いを感じると、周りには誰かいたとしても孤独を感じてしまいます。

たった一言もらえればいい

給料にも、人間関係にも、仕事内容にもそこまで不満がないのに、心の孤独によって辞めたいと思っているなら、こんな一言をもらえるなら辞めない方がいい。

「やっぱり頼りになるな~」
「これやってくれてありがとね!」
「今度もお願いしたいな」

あなたは今の会社でも十分に活躍できる可能性があります。

むしろ、このまま辞めてしまうと、辞めたい理由があいまいすぎて、転職したことを後悔する可能性も。

転職が必要な方は?
メンバーのために、お客様のために行った仕事に対して、誰も何も言ってくれないような間柄でしかないのなら、やはり続けても楽しくないですよね。もっとあなたを必要としてくれる方々はたくさんいるので、自分が気持ちよく働ける場所へ移動するのがお勧めです。

2. 自分と上司の評価でギャップが大きくなってきた

「私は仕事を頑張っている」
「ぼくは毎日必死にやっている」

それなのに、直属の上司からは評価されない。

求めている仕事ができていない、結果が出せていないからこそ、評価が下がっている可能性もありますが、自分と上司の評価でギャップが大きくなってくると、辞めたくなりますよね。

だって、頑張っているのに評価してくれないのであれば、これからも頑張る必要性はないと思うのが当然です。

実は評価の低さは上司のマネジメント力不足の可能性がある

上司としては結果を出せていない人を、嘘をついてまで高い評価を付けることはできません。

しかし、そもそも上司の指示があいまいだったり、結果が出せない原因が上司自身にあったらどうでしょうか。

よく勘違いが起きてしまうのは、結果を出せないのは”全部”自分のせいだと自責で思ってしまうこと。

そうなると、本来あなたが受けるべき適正な評価を受けられません。

上司以外から評価を聞いてみる

上司の評価に納得がいかない場合、上司以外であなたの仕事ぶりを見ている人から、さりげなく評価を聞いてみてください。

もしかしたら高評価を受ける場合も。

なぜ、このような評価違いが起きるかと言えば、会社の基準はあれど、上司目線で独自の評価基準を持ってしまっているため、無意識のバイアスがかかり、あなたの評価が低くなっている。

上司以外の評価も加味してもらえるなら、認められているのだから今の会社・仕事を続けた方がいいと言えます。

その反対で、どうしても上司の身勝手なバイアス評価から逃れられないのであれば、転職して環境を変えてしまうのも一つの手です。

3. ある特定のポイントのみに不満を感じている

給料も同僚も上司も会社の制度も、どれも気に入っている。

だけど、どうしても仕事内容だけが嫌だ…。

このように、特定のポイントにのみ、不満が残っていて、解消するために転職しようと思っている場合もありますよね。

転職しても同じような状況になる可能性がある

完全に自分がしたいことだけを求めるのであれば、そればっかりは難しいと言えます。

会社によっても仕事内容はもちろん変わりますが、お客様の属性や、抱えているスタッフによっても、仕事の仕方はまったく変わってくる。

理想に近しい働き方はあれど、完全に条件へ合致する仕事とは巡り合いにくい現状があります。

そのような中で、他は全部満足している状態で転職をすると、良かった他の部分が、職場を変えたことによってマイナスになる可能性も。

社外へ目を向ける前に社内で調整できないか確認

会社に属し、仕事を行うのであれば、多少は不本意な求めていない仕事をする機会もあります。

それが続くのなら話は違いますが、多くは働き方の相談をすることで、変えられるケースがある。

しかしながら、会社へ言っても何も変えられないと思っている方もいて、そのような場合はそもそも相談する思考にはならず、辞めてすぐ次を求めてしまう。

結果としてジョブホッパーのように、理想を求めて転々と職場変更を繰り返して安定しない。

まずは社外ではなく、社内で何ができるのかを確認した上で、それでもダメだと分かったのであれば社外を見てもらう方がいいと思っています。

転職はそれなりのエネルギーも必要で、転職先が全て前よりもいいとは限らない。

だからこそ、今あなたが十分仕事ができている環境で調整できるのであれば、まずそこから取り組んで頂くのがお勧めです。

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