「自分は、上司から見放されてるのかな…」
ちょっと嫌なことがあると、すぐにマイナス方向へ考えてしまう場合もありませんか?
もしかしたらその不安、勘違いかも。
上司は、仕事の成績だけではなく、一人の「人」としてあなたを見てくれているサインを、いくつも出しています。
1. 常に笑顔で接してくれる
上司のタイプ的に、いつも仏頂面だったり、表情が変わらない方もいて、見極めは難しいのですが、こんな状況を感じるなら、あなたは上司に好かれています。
- 笑顔をよく出してくれる
- 優しさを感じる
誰に対しても八方美人で、笑顔を振りまく上司もいますが、まず前提として嫌いな人には笑顔は出しません。
上司も人であるからこそ、顔には出てしまう。
1度も上司の笑顔を見たことがないなら?
上司があなたと話していて、1度も笑ったのを見たことがなければ「自分は嫌われているのか…」と不安になるかもしれませんね。
しかし、それはちょっと待ってください!
ものすごく不器用上司の場合は、笑顔をそもそも作るのが苦手なので、それはあなたに対してだけの話ではないためご安心を。
表情も大切なのですが、行動を見てください。
よく話しかけてくれたり、気にしてくれてたりしませんか?
さりげなくても、小さくても、優しさを感じるなら、あなたは上司から大事にされています。
2. 誰かとの比較を前提にせず指摘・気づきをくれる
勘違い上司は役職を権力だと思っているので、あなたの仕事がうまくいかない時、ハッパをかけて無理に働かせてきます。
ほかにも自分の優越感?とでも言いますか、上から目線で何事も指摘をしてくる、または他者とあなたの違いを比較しながら、悪者扱いをしてくる。
そんな上司は、本来の役割である上司を全うしていません。
その逆で、誰かとの比較ではなく、あなたの考え方・仕事スタイルに合わせて、指摘・気づきを与えてくれる場合は、期待されているからです。
指摘されると怒られている風に感じる?
誰でもそうですが、何か指摘されると、どうしても怒られている風に感じてしまいますよね。(いや、ほんとそう・・)
怒られることが大っ嫌いなぼくだから、その気持ちがすごく分かる。
しかし、よくよく聞いていると人格否定されているわけでもなく、建設的なアドバイスとして言ってくれていることに気づきます。(上司の指摘は、言葉足らずの場合が多いんです…)
もし、
- 他者との比較
- 人格否定
- 責める言葉ばかり
これらが入っていれば、嫌われている可能性もありますが、含まれていないなら、あなたのために言ってくれている言葉。
まずは冷静になって、上司の言葉に耳を傾けてみてください。
勘違いで落ち込んでしまうのはもったいないです。
3. 少しの変化に気づき気遣ってくれる
たとえば同じ会社の人間であっても、すぐ辞めそう・付き合いにくい・仕事ができないと思われていれば、冷たい態度になるのは誰でも同じ。
そもそも、興味関心が沸かないので、あなたがどうなっていようと、話す内容は全て業務連絡のみになります。
世間話すら、する気が起きません。
しかし、あなたを大事なメンバーの1人だと思ってくれている状態であれば、上司がとる行動は全く変わってきます。
あなたを見てくれている証拠がどんどん出てくる
「あれ、髪型変えた?」
「なんか体調悪そうだけど、大丈夫?」
「この前の仕事よかったよね!」
身体的な特徴をいうのはセクハラ…だと言われかねないので、すごく難しいところですが、あなた本人に対しての変化に、どんなに小さくても気づいてくれるのは、毎日の状態を見てくれているから。
だからこそ、小さな変化に気づいてくれます。
他にも、良かったことは直接褒めてくれたり、あなたが喜んでくれるであろう言葉を、ちょこちょこと発してくれる。
見てくれている雰囲気でもいいですが、それが感じ取れれば、大事にされていると思ってもらってもいいのかなと。
4. マイナス発言に対して非難・否定しない
仕事をしていれば、良い事や悪い事が交互に襲ってきて、心は混乱状態に。
会社を離れれば、プライベートのターンが回ってきますが、そこでも日々何かしらが起きていますよね。
どうしたって、身体・心の負担が積み重なって、弱気な発言をしてしまう時があります。
上司としては、常に強くあろうと、そして部下を鼓舞させるために、マイナス発言には敏感になり「そんな弱気でどうする!」的なアドバイスをとってしまいやすい。
だからこそ、マイナス発言をした場合は、あるあるですが怒られる、または気持ちを切り替えさせようとしてきます。
解決策が先ではなく共感が先
「マイナス発言なんかしちゃだめだ!」
そうやって非難・否定されると、さらにもっと気分はダークな方へ向かっていきますよね。
あなたが本当に求めてるのはきっと、最初から鼓舞してもらうでも、解決策を提示してもらうでもなく、まずは今の気持ちを理解してくれることじゃないですか?
あなたに期待している上司は、本当に大事に思っているので、頭ごなしの発言ではなく、まずはあなたの心の状態に耳を傾けてくれる。
ひとしきり聞き役に周り、そこから「じゃあこうした方がいいよね」と、状態を理解した上で、あなたの欲しい言葉をくれる場合、期待され大事にされていること間違いなし。
5. 細かいことを聞いてこない
仕事には報告・連絡・相談のホウレンソウや、確認・連絡・報告のカクレンボウなど、進め方の手順を使うよう言われていますよね。
常に何かをしようと思えば、上司へコミュニケーションをとり、それで進めていくのがビジネスパーソンの基本とも言えますが、部下を信頼していない上司ほど、ここの意識が病的に強い。
ことあるごとに報告させ、報告・連絡・確認がおろそかになると、詰め寄ってくる。
報告がないと上司が心配になるからこそ、情報提供を求めるのですが、信頼されていないと不安が強まって、余計な報告まで求めるようになってきます。
信頼しているほど任せている
報告の頻度が多くなっていくと、どんな仕事も上司の存在がなければ進められなくなる。
パフォーマンスも落ちますし、結果的に成果も出せなくなって、上司としては成果を出そうとさらに報告を求める負のスパイラル。
しかし、信頼して任せてもいいと思ってもらえていると、最低限の報告のみでも上司自身の心が不安に陥らないので、全然問題がなくなります。
たとえば何か失敗したとしても、任せている上司が悪いので、それは上司も自分の責任だと理解しているから、任せるシフトにしている。
報告を求める頻度が減ってきているなら、信頼されている証拠だと言えます。
6. 「あなたが大事」だと言葉に出してくれる
不器用なので行動で示す的な上司もいるんですが、本当にあなたを大事にしてくれている場合、言葉でそれを示してくれます。
「〇〇さんは、チームにとって無くてはならない存在だよ」
「あなたが大事なので、一緒にがんばっていきたい」
「やっぱり〇〇さんがいてくれると助かるよ」
恥ずかしいからと言って、何も言ってくれない上司もいますが、わざわざ言葉にまでしてくれているところを見ると、あなたを本当に必要だと思っている。
行動も大事ですが、言葉にすることも大事。
あなたが上司から「大切にされてるな~」と感じる発言があれば、それは上司の本心でもあるので、気持ちよく受け取っておきましょう。
7. 問題が起きた時は人任せにせず上司自身が動いてくれる
まったく同じ仕事をしていれば変化はありませんが、複数人が関わる仕事をしていれば、必ず何かのタイミングで問題は起きてきます。
何も問題が起きない現場なんてありませんよね。
仕事は生き物です。
たとえば、何か問題が起きた時、問題をそのままにしたり、後回しにする上司っていますよね。(いや、私のせいじゃないから…的な)
しかし、上司があなたと同じように自分事で捉えて、率先して解決に回ってくれる。
あなたのためでもあり、結果的には上司のためでもあるので動いてくれているかと思いますが、上司本人が動いてくれることに本気度を感じませんか?
上司自身が問題解決に動いてくれている場合、かなりの確率であなたの業務負担を減らそうと考えてくれている証拠でもあります。
8. たとえ失敗・未達成だとしても次のことを建設的に話してくれる
期待されているプロジェクトで失敗をしたり、目標の未達成が起きると、まずは「なぜ?」「どうして?」と、悪かった原因ばかりに目がいきますよね。
たぶん、多くの方が責任の所在をハッキリさせて「自分には非がなかった」と、楽になりたいのかなと。
上司だったらなおさら、悪いことに敏感なので、なぜなぜと追求する姿勢を取りやすいです。
過去を責めるのではなく未来の希望を示してくれる
上司が、あなたの過去の失敗・ミスばかりに目を向けて、責める姿勢を崩さない場合、ただただ上司の鬱憤を晴らす、または責任は「あなたにあるんだよ」と認識させようとしている可能性が高い。
それとは違って、過去の失敗はもちろんあるものの「じゃあ、これからはどうしようか」と、未来に向かって希望を持たせてくれる話から入ってくれる上司は、あなたとの先をしっかり考えてくれています。
過去の失敗は消せないのに、消せないことばかり責められても、何もしようがありませんよね。
だからこそ、未来に繋がるよう過去を活用し、建設的な話を上司がしてくれる場合は、あなたの将来に期待してくれていると言えます。
9. 新しい意見・発想に賛同してくれることが多い
何か提案があっても、いつも否定したり却下してくる上司もいますよね。
もしかしたら気に食わないから?と、仕事であるまじきことをしていると疑わざる得ない状況があったりします。
「出る杭は打たれる」ではありませんが、上司の凝り固まった価値観の中でしか判断してもらえず、悩んでいる方も多いのかなと。
こういった上司は、昔の成功体験が忘れられず、他のやり方をすると失敗する可能性を恐れて手が出ない。
だからこそ否定的な態度になってしまいます。
前例・成功体験関係なく新しいことに意欲的
会社はお金で回っているところもあるので、何か新しいことをして失敗すれば、入ってくるお金が減り経営自体が難しくなる。
そのためか、挑戦や新しいことへの意欲は低くなっている。
あなたが持ってくる新しい考え方や、変化に対して、すごく怯えてしまっている状況。
しかし、何かを変えたいと思った発想・企画に対して、よく賛同してくれる上司は、あなたの行動力に期待してくれています。
上司自身も変化を起こしたいと考えているため、向いている方向も同じ。
同士だと感じて、あなたに期待をしているからこそ、否定的なことはあまり言いません。
10. 休みたい時(遅刻・早退・有給・欠勤)も理由を聞かずに許可してくれる
人間ですから、身体や心があまりよくない時はありますよね。
しかし、会社であれば誰かが休むと、仕事が進まなくなってしまうケースがあって、休めず無理をしてしまう。
または、休むために壮大な理由を付けないと、休ませてくれないなんてことも。
信頼しているからこそ無条件で休ませてくれる
休むために、多少の理由は付けると思いますが、事細かく言わなくても休みの承諾をしてくれる場合、信頼しているからこそだと思います。
たとえば「ずる休みなんじゃないか?」など疑われていれば、本当に体調不良であったとしても、疑う気持ちの方が大きいため休ませない。
やはり、無条件で休みを承諾してくれる場合は、ある程度の信頼がなければ難しいため、上司から信頼されていると感じることができるかもしれません。
11. 負担にならない程度にプライベートのことも聞いてくれる
すごく微妙なラインですが、プライベートのことも上司から話してくれるし、聞いてもくれる関係性はいいと思います。
そもそもプライベートのことまで突っ込んで話をしたいと思える相手は、どんな方でしょうか?
心を許していないと、そう簡単には自分のことを話したいとは思えませんよね。
それなのに、上司本人のプライベートを話してくれたり、あなたのことをより知ろうと話を振ってくれる場合、もっと近づきたいと思っている。
これからも一緒に仕事をしていきたいと思えるメンバーだからこそ、深く知りたいという欲求が、そうさせています。
あなた自身が今の上司にプライベートを話したくないと思っているなら、そもそもあなたが上司を信頼していません。
しかし、聞かれたら話してもいいかなと思っているなら、お互いがお互いを知ろうとしている証拠でもあり、信頼が生まれていると言えます。
12. 報告している、または報告してない内容まで把握してくれている
仕事の報告は定期的に行っていると思いますが、たまに報告していないことも上司が把握していることもありませんか?
「え、そんなことも耳に入っているのか…」と、ゲッとすることもありますが、報告してないのに聞いているということは、こんな状況が考えられます。
それは、あなたが報告せずとも上司自身で情報収集の枠組みを作っている。
上司が自分で情報を取りに行っている状態です。
これって、あなたの報告の手間を減らすのと同時に、何かトラブルが発生した時などは、先回りして上司が対応できるようになっている。
仕事だから当然じゃないか?と思う部分があるものの、偉そうな上司だと「報告を待つ」のが当たり前だと思っている場合も。
それなのに自分で動き、あなたに関する情報を得ようとしてくれているのは、何か困ったことが起きないように、または起きてしまってもすぐ対処できるよう、上司なりの配慮だと言えます。
ここまでされて、大事にされていない、なんて感じませんよね。
13. 不利な状況になっても信じて後押ししてくれる
会議中に周りからあなたが責められたとします。
しかし、上司だけはあなたを信じて、背中を後押してしたり、かばってくれる。
常にあなたの味方になってくれているなら、それはもう大事にされている証拠。
どうてもいい人のために、褒めたり鼓舞したりサポートなんかしません。
それがたとえ上司部下という、ドライな関係だったとしても。
あなたを信じて、思いっきりさせてくれる場合は、信頼・期待が大きいと言えます。