「このままやっていけるかな…」
せっかく就職できた会社、またはがんばって転職できた会社。
だけど配属された部署の上司と、これからも一緒に仕事をしていけるか不安になることも多いですよね。
仕事がしづらいな…と思うだけならまだいいですが、完全に「嫌い」という感情が沸き起こってしまえば、毎日の仕事はツライだけになる。
まずは、なぜ上司が嫌いになってしまったのか、少しあなた自身の過去を振り返って確認し、今後どうすればいいのかもまとめてみました。
上司を嫌いになってしまう3つの出来事
人それぞれ、人との相性や好みは違うので、一概には言えませんが、それでも職場の上司に対して嫌いになってしまう出来事(原因)には共通点がある。
私自身も10年以上は社会人をして、4つの会社を渡り歩いてきましたが、自分含めまわりの話を聞いても、上司を受け付けられなくなる話にはいつも、同じ内容が含まれています。
あなた自身も少し振り返ってみて、同じ出来事があったか照らし合わせてみましょう。
1. 最初の印象と実際のギャップが多きすぎる
最初会社へ就職・転職する時、多くの場合では入る前に、上司となる相手との顔合わせがあったり、配属後はマンツーマンまたは都度仕事を教え込まれる機会がありますよね。
まだこのタイミングでは、お互い手探りで距離を縮めようとするので、当たり障りない話をしたり、丁寧に関係を扱ってくれます。
そして、だんだんと仕事に慣れ、一通りのことができるようになると、目標・ノルマを持たされたり、チームや部署の目標に向かった行動を求められるようになる。
当然仕事なので、仲良しこよしではなく、直接的・関節的のどちらでも売上に関わる仕事が入ってくるため、厳しい視線が送られるようになります。
しかし、あまりにも最初は丁寧で優しかったのに、業務が本格化した以降は、厳しく鬼のような、またはハラスメントぎりぎりの言動をとってくる上司も出てきます。(上司の本性、または裏の顔を確認…)
最初と実際でギャップが多きすぎると、上司に抱いていた好意は、ボロボロと崩れていき、それによって嫌いになっているのかもしれません。
2. 守ってくれない
ものすごく大事なのが、上司が部下を守ってくれること。
仕事でミスをしたら、しっかりと的確なアドバイスや今後の修正案を提示したり、何か悩んでいることがあれば親身になって話を聞いてくれたり。
上司のマネジメントタイプによっても、その行いは変わってくると思いますが、一般的に言っても上司は部下を守ることが求められます。
そこは馴れ合いとかではなく、同じ仕事仲間として、先輩として、役職者として、部下に仕事でよりよい成果を出してもらうためには必要なこと。
それなのに、ミスを必要以上に責めたり、無理な目標を与えたり、成果を獲ったり、他メンバーから孤立させたり、上司部下の関係を破綻させるような行いばかりしてくる上司もいる。
会社は、人生でもかなりの時間をすごく場所にもなるので、あなたにとっては居場所と言えるところですが、上司が守ってくれないと居心地が悪くなって、そこにいたいと思えなくなります。
3. 無関心であること
あまり気にしない方もいますが、上司から無関心になられることは、かなりツライものがある。
無関心にも色々ありますが、しゃべりかけてこない、仕事の成果を求めない、終始業務的な会話のみなど。
自分は存在しているはずなのに、いないもののように扱われてしまうと、どれだけやりたい仕事でも、周りとの関係が良くても、働く意味すら見失ってしまいます。
それだけ会社においては、上司の存在が大きい…
上司のために仕事をしているわけではありませんが、仕事の起点となる上司があなたに対して無関心であると、仕事をするために毎回その道を通らないといけないため、イヤな気持ちにもなりますよね。
上司が嫌いだと思ってしまってもしかたありません。
上司を嫌いになったら、どうすれば?
理想の上司が、ポンっと目の前に現れてくれる、または配属してくれるなんて夢のまた夢の話。
いつだって私たちは、どこかの会社に所属するかぎり、上司問題とは避けられません。
だからと言って、上司が嫌いなまま仕事をしても、楽しくありませんし、ツラさだけが残ります。
上司を嫌いになったらどうすればいいのか?回避するための方法をまとめてみます。
1. 関係性を改めてみる
「嫌なら辞めればいい」という方もいるかもしれませんが、お金の問題などもあって、嫌だからと今すぐ辞めるのが難しい場合も。
そのため、まず出来る事は、上司との関係性を良く出来るか考えてみることです。
もしかしたら、今まで上司が嫌だと思っていた部分は全て勘違いで、あなたのために言ってくれた行動してくれたことだったかもしれません。
他にも、上司のことで好きになれそうなことはないか探してみる。
現状で変えられそうなポイントを見つけ出して、そこから変えてみましょう。
2. 上司よりも成果を出して上司になる
ハードルは高いのですが、今の上司よりも役職が上になって立場を逆転させる方法。
少し時間はかかりますが、成績を残せる算段がついていれば、まず仕事に集中して結果を出し、そして役職を会社からもらい、今の上司のもとから離れていくか、上司よりも上になっていく。
今の会社も仕事も仲間もみんな良くて、頑張れる場合は目の前に集中していくのがお勧めです。
3. 変えられないことより変えられることに注力
考えるポイントは、自分で変えられること、変えられないことの線引きを付けること。
変えられる :役職をもらう、異動する、転職する…etc
変えられない:上司を辞めさせる、異動させる…etc
変えられないことに、いくら時間も想いも労力もかけても、変えられる可能性は低い。
それよりも、自分自身が動くことで変えられる変化量が、一番大きいポイントに絞って集中していく。
社内でそれがあれば、そこに集中して、難しそうであれば社外に求めてみる。
視野が狭くなっていると、上司に対する負の感情ばかりが先行してしまって、モノゴトを冷静に考えられなくなるので、変化が起こせるポイントを見極めて、そこに向かって行動するのがお勧めです。