すぐに、誰かと比較をして落ち込むばかり。
そんな自分が嫌になる…。
なにかうまく進まない時や、他人の活躍が羨ましいと思うと、ついつい自分と他人を比べてしまう。
比べたら最後、どんどん他人の方が良く見えてしまって気分も最悪に。
そんなことを繰り返している方の心が、少しでも軽くなる方法をまとめています。
すぐに他人と比較をしてしまう方の特徴とは
誰かと比べてしまう癖または思考を持っているあなたは、こんなシーンが多くないですか?
- 仕事がうまくいっていない
- プライベートがうまくいっていない
- 解決しない不安がずっとある
- 周りがよく見えてしまう
成功体験が少なくて、常に自分を下に見てしまう。(自信を持てることがない)
そうなると、ちょっとしたことでも、他人の方が上だと感じて不安になる。
不安は持ち続けられないので、解消しようと自分より下の人を探そうと思ったら、結局自分より上だと思う人が多くて、さらに落ち込む。
結果として、比較によってあなた自身がさらに傷ついていることになります。
落ち込む原因は上も下もないのに勝手に上下関係を感じてしまっていること
比較しようと思ったら、同じ状況に陥っていそうな人、または体験した人を探しますよね。
だけど、探してみて後悔したケースが多くなかったですか?
たとえば、SNSなどを見ると「いいね」や「フォロー」がたくさん付いている人がいて、キラキラ見えてしまう。
他にも上司や先輩、または周りの人たちがバリバリやっているのに、自分はミス続きだった場合など。
安心しようと思って、他人の動向・状況を確認しようとネットで情報を探し始めたのに、落ち込んでいて気持ちが低下している時に見ているため、周りの活躍を大小どちらであっても、ついつい過大評価してしまう。
そうなるとあなたの心が誤解して、
自分が下
相手が上
と、勝手に上下関係を作ってしまっている。
本当はそんなこと一切ないのに、思い込みで作られてしまった上下関係によって、解消しようと思って行った比較が、自分を苦しめてしまう。
比較は自分を嫌いになる原因
不安を解消しようと行う比較は、あなた自身をさらに追い込んでいきます。
比較とは、そもそもどちらがいいのか見比べて判断することですが、あなたが今まで行ってきた比較は、以下の条件を満たしていましたか?
① 前提条件が同じ
② 比較相手のことをよく知っている
もし、この2つが当てはまっていない比較になっているなら、間違った比較で傷ついている可能性があります。
① 前提条件が同じかどうか
前提条件が同じとは、比較対象として正しいのかどうかを判断するための考え方。
たとえば、
対象1:コンサル業界 / 年収1000万 / 50代 / 部長職
対象2:IT業界 / 年収400万 / 20代 / 一般職
可視化した状態で比較をすると、あきらかに対象1 > 対象2となって、対象1の方が恵まれていると感じやすい。
しかし、そもそも前提条件が違うのに、自分と同じような比較対象と見ているなら、間違っていると言えます。
仕事内容も、年季も、権限も違うのに、比較したら当然自分が下に思えてしまう。
こんな比較をしてもあまり意味がないので、比較後に落ち込んでしまうのであれば、まずは比較の前提条件を見直すのがおすすめ。
② 比較相手のことをよく知っているかどうか
たぶんあなたも比較をしている際に、違和感に気づいていたかもしれませんが、比較する対象によって落ち込む頻度・量が大きく変わってきます。
よく知っている人と比較:上司・先輩・友人など
よく知らない人と比較 :顔も名前も知らない赤の他人
人間誰もが「知らないこと」に対する不安・恐怖を感じやすい。
たとえば知っている人であれば、その人がどんなことをしているのか、考えているのか、実際に見たり聞いたりすることで想像もでき、比較するにしても何を直せば、伸ばせばいいのか分かるために、そこまで大きな不安を感じにくくなる。知っているからこそ、より大きな差を感じて不安になることはある
しかし、よく知らないネット上だけの人、もしくは本人の活躍がほんとかうそかも分からない状態で、相手の言い分だけを鵜呑みにして、大きな差を感じているのであれば、無用な不安だと言えます。
分からないからこそ不安が大きくなり、その不安が勝手に上下関係を作り、さらにあなた自身を落ち込ませる原因になっている。
よく知らない人と比較は、自分を傷つけるだけの比較になっている場合もあります。
比較で自分が嫌いになった?それは虚構から始まっている
仕事でも、プライベートでも、なんでもそうですが、人間誰もが比較をする生き物です。
理由は、他人と自分を比較して現在位置を確かめ安心したいから。
この気持は誰もが持っているため、比較の呪縛からは逃れられない運命でもあります。
しかし、よく知らない相手や、前提条件が合わない人と比較をしてしまったことで、ムダな不安を作り、それが大きな差に感じてしまう場合がある。
あなたが今、比較をして自分を嫌になっているのは、もしかしたら間違った比較により作り出した虚構が原因になっているかもしれません。
- 比較相手と前提が違う
- よく知らない相手と比較している
もし、これらに該当している比較は無視しましょう。
比較は自分の現在位置を確かめるために必要なことですが、間違った比較はあなたを苦しめるだけなので、今日からムダな比較をしないだけでも、心が軽くなっていきます。