SEOとは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)と呼ばれる、検索エンジンが求める状況を作り、検索ランキングの上位を獲得する考え方です。
しかし、SEO対策をすること自体が目的になることもしばしば…。
アクセスUPをきっかけに、本来の目的である利益の向上を目指すための内容をお伝えできればと思っています。
SEOの初心者〜上級者でも活用できる方法を、私と一緒に見ていければ嬉しいです。
最初は初級編として「SEO対策を行う目的とは?」を、すぐに施策の内容を知りたい場合は「SEO対策の3ステップまとめ」を選んでください。
以下の内容は、私が3年間でPVを約46倍にできた実体験を元に、個人的な見解を含めて書かせてもらっているため、その点をご了承頂き見てもらえればと思います。
SEOは、文字数だとかキーワードだとか、そういった話では終わらない。
検索エンジンへの最適化というのは、検索ユーザーへの最適化となります。
- 目次
- SEO対策を行う目的とは?
- SEO対策のメリット・デメリット
- SEOの内部施策と外部施策
- SEO対策の3ステップまとめ
- GoogleのシステムアップデートによってSEO効果が変わってくる
- SEOは抑えたのに検索順位が上がらないのはなぜ?
- 掲載順位が落ちた時の対策
- SEO対策を他の会社に頼みたい場合は?
- SEO対策、いろんな情報があるけど、どれが正しいの?
- SEO対策を考えているあなたへ
SEO対策を行う目的とは?
SEO対策を行う目的は、オウンドメディア(ブログや公式サイトなど)の閲覧数を増やして集客を向上させ、売上と利益を継続的に増やしていくためです。
SEOを簡単に略すと、最短で利益を得るための方法。※ SEOを行う場合は、必ず人件費がかかるため、利益を得なければ無益となって続けることができなくなります。
ただ単にアクセスを増やすことにフォーカスしてしまうと、SEOを行なった意味が薄れてしまうので、SEOとは売上・利益を向上させるものだと認識してもらいたいと思います。
この認識はオウンドメディアを持っている側のものですが、Google側もSEO対策を行なってほしいと思っています。
Googleの検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドにも書かれていますが、Googleは検索ユーザーが求めている情報をすぐに見つけられるように創意工夫をしているため、SEOが行われていると、検索ユーザーが欲しい情報へすぐに辿り着けるようになるため、正しいSEOを推奨しています。
Googleの検索エンジンで上位を取りたい側(あなた)と、Google側の利害が一致しているため、SEOが非常に求められている。
インターネットを使って利益を高めるためには、Googleの検索エンジンへの対策が必須なので、SEOを行うことには大変意義があるんです。
- SEOの仲間でMEOといったものもある?
- SEOと一緒の考えで、MEO(Map Engine Optimization)と呼ばれるGoogleMAP向けの最適化を行う考え方です。地域とキーワードの掛け合わせで、地図に表示されやすくする事を目的とした対策となります。
SEOの本質とは?
あなた側とGoogle側の利害の一致があるからこそ、SEOは大切だとお伝えしたのですが、SEOを行う上で一番大切なことがあります。
それは、検索ユーザーを理解するということ。
Googleは検索ユーザーをとても大切にしており、情報を検索する人のためにGoogleは存在しているようなものです。
Googleは検索ユーザーの事を一番に考えているため、検索ユーザーに寄り添った形でSEOを実行する必要があります。
検索エンジン的には行なった方がいい施策も、検索ユーザー的にはその方法は都合が悪い場合、その対策は止めるべきです。
今はその方法が通用するかもしれませんが、後々Googleのアップデートで改修されて通用しなくなる場合もあります。
Googleと同じく、検索ユーザーに寄り添ったスタンスを常に忘れずSEO対策をすることが、結果的に息の長い対策にもできるため、この本質を忘れずにSEOに取り組んでいただくのがオススメです。
SEO対策のメリット・デメリット
効果のあるSEO対策を行うことで、アクセスと利益の向上が実現できます。
しかし、どんなにいいものであっても、そこには表と裏である、メリット・デメリットが存在しています。
SEOを行う前に、または見直すタイミングでも、改めてメリット・デメリットを見てほしいと思います。
メリット
メリット | 詳細 |
---|---|
PVが増える | アクセスが増える。 |
UUが増える | ユニークユーザーが増える。 |
CVが増える | コンバージョン(問い合わせ・申し込みなど)が増える。 |
利益が増える | アクセスの増加に伴い、広告収入やサービスの販売、物販などが向上して、利益が増える。 |
ビジネスが安定する | 継続的に集客ができるようになるので、事業の安定性を確保できる。 |
デメリット
デメリット | 詳細 |
---|---|
Googleのアップデートで変動する可能性もある | これは仕方のない事ですが、Googleは常にアップデートを行なっているので、SEO対策を行なっていても、影響を受けてアクセスが減ったり増えたりする場合もあります。 |
他者(社)も同様の対策をするので競争が激化 | SEO対策としては他者(社)も同じような対策をしているので、SEOの部分だけでは差別化が図りづらい。 |
すぐには効果が出ない | SEO対策を行なったとしても、すぐに効果が出るわけではない。ゆっくり上がっていくか、間違った対策であれば下がる場合もある。 |
やってはいけないSEO
やってはいけないSEOとしては、すでにGoogleからも共有されており、ウェブマスター向けガイドラインとして書かれています。
・コンテンツの自動生成
・リンク プログラムへの参加
・オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
・クローキング
・不正なリダイレクト
・隠しテキストや隠しリンク
・誘導ページ
・無断複製されたコンテンツ
・十分な付加価値のないアフィリエイト プログラムへの参加
・ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
・フィッシングや、ウィルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
・構造化データのマークアップの悪用
・Google への自動化されたクエリの送信
ここでは深く書きませんが、全て検索ユーザーのため、Googleのためにならない施策の数々です。
初心者や新人さんが入ってきたときに、必ず見てもらって、ダメな事を教えてあげるのがオススメです。
SEOの内部施策と外部施策
SEO対策には、2つの方法があります。
1つ目:内部施策
2つ目:外部施策
インターネット上で展開している、あなたのホームページの内部と外部の施策を行うことで、アクセスを伸ばして利益を向上させることができます。
内部施策
ホームページ内の以下の要素が内部施策に当たります。
- マークアップ(コードの書き方)
- 各種タグの使い方
- コンテンツの品質
これらはホワイトハットSEOなどとも呼ばれますが、健全に検索ユーザーとGoogleのために、最適化された施策を取り入れましょうという内容です。
コードの読み込みが遅ければ、画面の表示も遅くなり、ユーザーが不快な思いをする。
コンテンツが短かったり、知りたい情報が入っていなかったら、ユーザーが満足しない。
内部施策とは、検索ユーザーへの直接的な満足度と、Googleの検索エンジン側の機械的な最適化を目指した方法。
- ホワイトハットSEOとは?
- 検索ユーザーとGoogleの両方に対して健全な最適化を行う方法となります。
外部施策
ホームページ外の以下の要素が外部施策に当たります。
- 被リンクと言われる他者(社)からのリンクの設置
外部施策は被リンクのみ。
昔は、被リンクの売買でSEOの向上を狙う、ブラックハットSEOが流行っていましたが、Googleの基準も厳しくなっており、このような方法は今では通用しなくなっています。
- ブラックハットSEOとは?
- 検索ユーザーとGoogleの両方に対して、不健全で嘘をついたり騙したりと、自分たちのアクセスが上がれば、利益が上がればいいという考え方で生まれた方法です。
- 外部施策には問題がある?
- 外部施策はあまりコントロールが効かないですが、内部施策は全てあなたの方で対策できるものなので、まずは内部施策を重点的に行い、そこから外部施策へと移るのがオススメです。
SEO対策の3ステップまとめ
【ステップ1:基礎編】 基礎を学び準備をする
SEO対策の基礎編として、初心者が覚えておきたい基本を見ていきたいと思います。
主にSEOの基本となるので、最低限知っておきたい内容となります。
検索エンジンの仕組み
GoogleやYahoo!を使って情報を探すとき、キーワードを入力した後に出てくる検索結果の画面には、ページのタイトルがずらーっと並んでいると思います。
これらは、ページの品質が元になってランキング化されて表示している、インターネット上に公開された検索キーワードに関連するページになります。
ホームページを公開したからといって、この検索結果に出てくる訳ではなく、Googleの検索エンジンに対して、ページの存在を登録し、登録された内容やGoogleが定める様々な基準で審査がされて、それらの評価が元になって表示される順番が決まっています。
そのため、まずはホームページを公開した後に、サーチコンソールと呼ばれる、Googleが用意してくれている無料の登録・解析ツールへ登録しなければいけません。
登録させることを「インデックス」させると呼びますが、サーチコンソールを使わなくても、検索エンジン内ではクローラーと呼ばれる、ページの情報を収集してくれるロボットが存在しており、クローラーに認識してもらうことで、インデックスも行えます。
しかし、せっかく公開した内容を他人に盗まれて、先にインデックスされてしまったら、作り手のあなたの方がコピーコンテンツ扱いになってしまうため、すぐに登録したい場合は、クローラーを待たずにサーチコンソールで登録させます。
サーチコンソールを使って、インデックスさせることは、SEOとしても大変効果がある。
ページを公開したら、インデックスをさせる。
これがSEOの基本と言えます。
キーワード
キーワードとは、検索ユーザーの悩み・不安などが形として現れた言葉になります。
それらの中でも、月間で検索される回数が多いキーワードもあれば、少ないキーワードもある、または複数のキーワードが合わさって検索される場合もあり、検索されるキーワードを使ってコンテンツを作ることで、SEOの効果を高めます。
知っておきたいキーワードは大きく分けて3種類。
ビッグキーワード(対策レベル:難しい)
→月間検索ボリュームが1,000回以上など、多く検索されているようなキーワード。ビッグキーワードの定義も曖昧なので、ここでは1,000回をボーダーラインとしました。
スモールキーワード(対策レベル:比較的簡単)
→月間検索ボリュームが1,000回以下など、検索される回数が少ないキーワード。
ロングテール(複合キーワード)(対策レベル:普通)
→月間検索ボリュームも少なく、複数のキーワードが合わさった場合のキーワードで、直接的なアクセスUPができるキーワードではないが、結果的にアクセス数を底上げしてくれて、利益にも貢献してくれるキーワード。
月間検索ボリュームが高いキーワードは、アクセス数のUPを狙えるため、みんながそのキーワードでコンテンツを作っているので、非常にライバルが多く対策難易度は高い。
しかし、スモールキーワードやロングテール(複合キーワード)などは、無数に存在しているため、ライバルも比較的少なく対策難易度としても低いです。
ビッグキーワードを使った方がいいのですが、そう簡単な話ではないため、SEO対策の初期はスモールキーワードやロングテール(複合キーワード)を使ったコンテンツを作ることが多いです。
コンテンツ
コンテンツとは、検索ユーザーの頭の中、つまり欲しい情報をまとめたものになります。
対策するキーワードを選び、そのキーワードに沿った情報を集めて記事としたものがコンテンツです。
選んだキーワードごとに内容は変わるのはもちろん、コンテンツの中身が検索ユーザーにも、Googleにも評価されないものだった場合は、当然検索順位も上がりません。
コンテンツに対しては、コンテンツSEOやコンテンツマーケティングといった考え方を取り入れることで、品質を向上させ、それによって検索ランキングの上位へと引き上げることが必要です。
【ステップ2:実践編】 戦略を決めてアクセスを向上させる
SEOを成功させるには方針を固める、つまり戦略(目的達成のための進む道筋)を考える必要があります。
軸がぶれない戦略を作っておき、SEOに取り組むのがオススメです。
日に日に状況が変わることもあり、途中で戦略の方向転換を迫られる場合もあると思いますが、まずは何も分からない状態ではなく、ある程度の道筋を立ててSEOを進めていきましょう。
〇〇ハックや被リンクを無理やり多く集めることはせず、自社のコンテンツのSEOを強化し、オーガニックを集める方法で戦略を立てていきます。
- オーガニックとは?
- 広告やSNSなどを経由しない、検索エンジンを使って検索された自然な流入数のことを指します。
1:継続するための目的を定める
あなたが今後、どうやってSEO対策を行い、そして利益を向上させていくかを考えていきます。
利益の稼ぎ方としては、広告収入や集客をフックにサービスや商品を売る場合などもあると思います。
目的とSEOには関連性がないと思うかもしれませんが、結果的にこの目的が大きく作用してくるため、ハッキリとさせておきます。
SEO対策には根気が必要だったり学ぶことも多く、一朝一夕では効果も出てこない場合が多いです。
そのため、目的としては「利益」を得ることが大前提としてありますが、継続的にSEOやコンテンツ作りに携わっていける目的・理由が必要なんです。
多くの方が、すぐに結果が出ないことで挫折をしたり、間違った方向へ進んでしまうこともありますが、正しいSEO対策を行なって運用していけば、時間はかかるかもしれませんが、後になってSEO効果のおかげでアクセスがグーンと伸びる時期がきます。
その時まで諦めず、SEO対策を行いながらコンテンツを作っていけるよう、確かな目的・理由をあなたの中で作ってください。
- ブログの副収入で年収UP
- サービス認知を増やして事業を発展させる
- 困っている人助けたい
目的・理由はなんでも大丈夫です。
ぜひ、SEOを始める前に、継続できる目的・理由を作っておきましょう。
2:目的に合うターゲットを定める
あなたの目的を定めたあとは、どういった方々に対してコンテンツを作っていくか。
SEOを行なっていくのであれば、当然キーワードを選ぶ作業も発生し、さらにそのキーワードに沿った内容で情報をコンテンツ化していく必要もあります。
しかし、もしあなたが作りたいコンテンツとして、料理のことも、子育てのことも、仕事のことも、恋愛のことも、何でもかんでも選んでしまっては、オウンドメディアの専門性が薄れてしまってSEOの効果も半減。
また、
100人に届くコンテンツ。
1人に届くコンテンツ。
この2つであれば、100人に届くコンテンツの方が良さそうに見えるのですが、100人全員に理解してもらう内容というのは、無難な形になってつまらないものになる。
結果的に読まれなかったり、ライバルの方が専門性が強くて、SEOとしては負けてしまいます。
そのため、あなたの目的に沿ったターゲット(特定の人)を選び、その人だけに向けたコンテンツを作り、専門性を強くしてSEO効果を高める。
専門性が強いということは、そのコンテンツの中に、SEOとして有利に働くキーワードが増えたり、説明するために文章量も多くなるといった、SEO効果を高めることに繋がるんです。
ターゲットを絞ると見てもらえる数が少なくなりそうで怖いですよね?
SEOはアクセスを増やして利益を上げる施策のことなので、ターゲットを絞って特定の人だけに向けたコンテンツになると、そもそもアクセスが集まらないのではないかと思うかもしれません。
しかし、今はインターネット上に大量の情報(コンテンツ)があるため、同じようなコンテンツを作ってもすぐに情報の中に埋もれてしまいます。
気づかれないコンテンツは、無いのも同然。
今からSEO対策をするということは、後発だということでもあるため、何かしら尖った内容でないと、ライバルが出している既存のコンテンツに太刀打ちはできません。
より専門性を高めるため、あなたが情報を届けたいユーザーを見つけ、怖がらずにターゲットを絞り込んでください。
それが結果的に、SEOを強くする要因にもなります。
- 専門性がSEOに関係する?
- 専門性が増すことで、オリジナリティ度が高まるため、SEOとして有利にはたらきます。
3:ターゲットを理解する
ターゲットを絞り込んだら、ターゲットの理解に努めてください。
SEOは単純なテクニックではなく、あなたの利益を格段に押し上げてくれる方法。
そして、SEOの精度を高めていくためには、ターゲットへの深い理解が必要となります。
例えばブログで年収を上げたい人がいた場合、その人が「SEO対策 方法」と検索したとします。
例1:SEO対策の方法が分かるコンテンツを作る
例2:SEO対策の方法とさらにコンテンツマーケティングの内容が合わさったコンテンツを作る
例1と例2では大きな差があります。
例1では、入力された検索キーワードとしては「SEO対策 方法」だったので、SEO対策の方法が分かるコンテンツを作ったのはある意味正解です。
例2では、SEO対策の方法が知りたい人をより理解し、SEO対策の先にあるコンテンツマーケティングも知りたいと考え、コンテンツマーケティングと合わせたコンテンツ。
この場合では、検索ユーザーの満足や知りたい情報を網羅できる、例2の内容がSEOとしても効果が高い。
ターゲットとなる人が、
- 何を目的にそのキーワードを調べた?
- 調べて何がしたい?
- 調べた後はどうしたい?
- 年齢は?
- どんな仕事をしている?
など、ターゲットとなる人への深い理解があることで、コンテンツの中に入れたい情報量や専門性が増える。
さらに「他の誰か」ではなく「自分の情報だ」という認識を持ってもらいやすくなり、SEO効果をさらに高めることにもなります。
Googleも検索ユーザーが欲しい情報がすぐに見つかるよう、日々検索エンジンのアップデートを行なっています。
Googleの思想を考えると、ターゲットへの深い理解で作られたコンテンツが必要とされいるので、検索ランキングへ影響する評価も高くなる。
SEOでは、ターゲットへの理解が必須だと覚えてもらえると嬉しいです。
4:キーワードの調査・選定
キーワード調査と選定は、SEO対策の中で大きな役割を示します。
1つ目は、キーワードの月間検索ボリュームから作るべきコンテンツを把握。
2つ目は、目的に対して効果の高いキーワードを選ぶ。
3つ目は、ターゲットユーザーの理解を深める。
キーワードは、検索ユーザーの顕在化している悩み・不安が言葉となって表に出ているものなので、キーワードを調べることで検索ユーザーに求められているコンテンツを知ることができます。
SEOは検索エンジン最適化ではありますが、検索エンジンの最適化を行い集客を増やし、利益をあげることがSEOの本質。
そのため、単純なキーワード選びだけだは、SEOにならないことを、知ってもらえればと思います。
この考えを前提にして、キーワードの調査の方法と、選び方を見ていきます。
キーワード調査ツール
キーワードの調査は、様々ツールを使って調べることができます。
ここでは私自身が使っている、無料で調査できるツールを見ていければと思います。
- 無料でキーワードと競合他社のサイトチェックもできるubersuggest
- 関連する複合キーワードが調べられる関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
- どんなキーワードで自分のサイトに流入しているのか分かるサーチコンソール
インターネット上ではたくさんの調査ツール、または有料の調査ツールもありますが、その中でも上記3つのツールを使えば、あらかたキーワードを調査することができます。
他にもYahoo!知恵袋・キーワードプランナー・各種口コミなどを見て、キーワードは補完していきます。
まず始めは、あなたのオウンドメディアに該当するキーワードを全て出してみましょう。
少し運用をしだすと、様々なキーワードであなたのオウンドメディアへアクセスされていることが、サーチコンソールを使って調べることもできます。
最初に調査で把握していた以外のキーワードが出てきたり、ライバルのサイトをubersuggestを使ってどんなキーワードを対策しているのか調べたり。
正直最初のキーワード調査で、全てのキーワードを把握することは難しく、運用している間にどんどん新しいキーワードに気づくことが多いと思います。
また、新しいトレンドが発生して、キーワードが増えたりもするので、最初に調べた時よりもちょっと時間が経てば新しいキーワードが増えていくことも知っておきましょう。
キーワードの調査は定期的に行い、新しいキーワードが出てきたり需要が高くなったキーワードを見つけ、他者(社)よりも先に対策していくのがオススメです。
キーワード調査がSEOに関係する理由とは?
なぜキーワードの調査をするかというと、
例1:月間1000回は検索されているキーワード
例2:月間10回しか検索されていないキーワード
どちらがSEOとして効果を生むかと言えば、月間1,000回検索されている検索ボリュームが高いキーワードの方です。
月間10回しか検索されていないキーワードで頑張ってコンテンツを作っても、10人にしか見られないのと同じになってしまうため、SEO対策としてはあまりふさわしくないキーワードとなります。
他者(社)と被らないよう、戦略的に月間検索ボリュームが低いスモールキーワードやロングテールなどを選ぶ形であればいいですが、そうでなければもう少し検索回数が多いキーワードを選ぶべきです。
SEOでは最短で利益を高めるために、検索エンジンに対して評価を得やすい方法をとる必要があるので、月間検索ボリュームが高いということは検索エンジンとしても注力していると想定できます。
月間検索ボリュームが少ないキーワードを完全に無視していいという訳ではないのですが、月間検索ボリュームが高いキーワードの方が検索ユーザーから求められているので、選ぶ基準として取り入れておきましょう。
キーワードを選ぶ前に知っておきたいこと
キーワードには知っておきたいオプション情報があります。
月間検索ボリューム
→月間で検索されている件数
対策の難易度(数)
→競合・ライバルや人気度によって変わる対策の難易度
当然、月間検索ボリュームが高いキーワードを選べば集客が増え、利益も増やすことができます。
しかし、その考えはあなただけではなく、他のみんなも同じように考えるため、すでに人や資金を十分にかけて、検索ランキングの上位へ表示させるよう頑張っています。
その中であなたも戦おうと思ったら、相当な努力をしないといけないため、なかなか難しいです。
その難しさを示すのが難易度。
だいたい以下のような構図となっています。
月間検索ボリュームが高い = 難易度が高い
月間検索ボリュームが低い = 難易度が低い
それでは、月間検索ボリュームが高いキーワードを使ってはいけないのかというと、そうではありません。
最初にキーワードを調査してもらったとき、膨大な量のキーワードがあることを知ってもらえたかと思いますが、全てのキーワードに対して万全の対策を施している企業はほとんどない。
自分たちの専門性を高めるために、一部の領域に特化してコンテンツを作っていることが多い状況です。
同じキーワードで1位〜10位まで全部独占しようとして、1つのオウンドメディア内で何個も同じキーワードを使ってSEO対策を行なってしまうと、力が分散してしまい複数あることで検索結果の順位を落とすこともある。
結果、1つのオウンドメディアで1つのキーワードずつ。※ ロングテール(複合キーワード)も1キーワードとしています。
1人が検索結果の1位をとっていたとしても、その人が同じキーワードで2〜10まで全てを独占していることは滅多にないため、そこにチャンスがあるんです。
検索ボリュームの高いキーワードで検索上位を目指すのは大変ですが、諦めずにビッグキーワードへ挑戦してみるのがオススメです。
キーワードの選び方
キーワードを選ぶ際、SEO対策をするためには、検索順位が上にできるキーワードを選ぶ必要があります。
条件は以下
- オウンドメディアの専門性を高めるキーワード
- ターゲットが求めているキーワード
キーワード選びはこれに尽きます。
例えばGoogleの方であなたのオウンドメディアの認識が以下2通りあったとします。
例1:SEOあり、ライフスタイル系あり、ブログありのなんでもサイト
例2:SEOに関連した深い知識が掲載されている専門サイト
Googleは検索ユーザーのほしい情報、さらに信用性の高い情報を提供しようとしてくれているので、検索ユーザーが「SEO」というキーワードで検索した時、信用性の高い専門的な知識が詰まった、例2の方のサイトを先に案内する確率が高いです。
これは、人間界でも同じことで「信用の無い人」と「信用が有って専門的な人」がいたら、どちらを紹介するか。
もちろん「信用が有って専門的な人」だと思います。
そのため、SEOの効果を高めるキーワードの選び方は、専門性を作り出すために同じテーマのキーワードを選ぶのが基本だと言えます。
テーマ
→SEO
実際に選ぶべきキーワード
→SEO対策、SEO戦略、SEOチェック、SEOセミナー、SEO検索順位など
キーワード選びは、「広く浅く」ではなく「狭く深く」を基本だと覚えてもらえると嬉しいです。
5:集めた情報でコンテンツ化
選んだキーワードに関連する情報を集めて、次はいよいよSEOに強いコンテンツを作っていきます。
SEOの中で、このコンテンツ作りが非常に重要な役割を持っており、コンテンツの品質云々で、検索結果への表示ランキングも変わってきます。
表示のランキングに関わるということは、利益にも関わるということ。
- タイトルの付け方
- 記事コンテンツの作り方
この2つのポイントを抑えて、SEOの効果の高いコンテンツを作っていきましょう。
タイトルの付け方
タイトルとは、記事の題名であり、どんな内容が書かれているのか検索ユーザーで一瞬のうちに理解してもらうためのものです。
タイトルで検索ユーザーに対して、求めている情報が手に入るか分からせる、魅力的な文章にする必要があります。
例えば、アクセスアップをしたいためにSEOを学ぼうとしている方がいた場合、
例1:サイトのアクセスアップにはSEO対策が大切
例2:初心者でも簡単にSEO対策ができる25の方法
少し前のところで、ターゲットを絞り込んで、ターゲットの理解が必要だとお伝えさせてもらったのですが、例1と例2の場合であれば、例2の方が検索ユーザーに魅力的な内容が書いてあると気づいてもらえる確率が高いです。
SEOを学ぼうとしている方は「SEO初心者」であり、「25の方法」として何個学べばSEO対策ができるかが分かるため、例1のタイトルよりも具体的に何が手に入るのかを理解させることができるため、例2の方が魅力度が高いです。
コンテンツを作って、検索結果に出てきたとしても、クリック(タップ)したくなるようなタイトルになっていないと、せっかくコンテンツの内容がよくて上位表示されたとしても、結果的に見られないコンテンツになるかもしれません。
- 相手へのメリットを伝える
- カタカナやアルファベットを入れる
- 数字を入れる
- 今の状況がどう変わるのか伝える
上記はタイトル作りのテクニックではありますが、ターゲットへの理解がなければ、相手が求めているタイトルを作ることはできないため、ターゲットへの理解へ努めた後にタイトル作りに取り掛かりましょう。
SEOに強いコンテンツの作り方
SEOに強いコンテンツ、つまり文章を作るためには、様々なポイントに気をつけなければいけません。
まずは以下の4つの内容を実践してほしいと思います。
ポイント | 詳細 |
---|---|
内容の伝え方(設計) | 結果→説明→まとめ(結果)。この形で、まずは表示されて一番最初に出てくる画面の中(ファーストビュー)で、検索ユーザーが知りたかった結果を伝えてあげて、あとはその結果を補足する説明を入れる。最後にまとめという形で内容を伝える形にしましょう。 |
画像ではなくテキスト多め | 画像はもちろん大切ですが、検索エンジンが読み取るのが好きなのは、文章=テキストの方です。 |
検索ユーザーを満足させるには説明にそれなりの文字数が必要 | 文字数が何文字あればSEOに効果的かということがよく言われますが、何文字が必要というものはありません。しかし、検索ユーザーにある程度説明をして理解してもらうためには、2000文字以上は必要だと考えています。 |
オリジナリティの高い内容 | 他と同じような内容で掲載されていた場合、専門性も薄くてあなたのオウンドメディアを見に行く必要がないと判断されてしまうため、他にはないオリジナリティのある内容でコンテンツを作る。 |
コンテンツチェック
コンテンツがSEO対策できているか、チェックをしてみましょう。
▪️チェック1▪️1ページに対して1キーワード
1つのページに1つのキーワードをテーマにした内容で書いているかを確認しましょう。
複数のキーワードを入れ込んでいると力が分散してしまう可能性があり、SEO的には悪手となります。
× SEO キーワード コンテンツ 対策
◯ SEO対策
▪️チェック2▪️重複コンテンツ
Googleのガイドラインにもあるように重複コンテンツ、自分のサイト内と他のサイトを比べて、同じような文章になっていないかチェックが必要です。
もし重複コンテンツだと認識された場合、コピーコンテンツとして評価が下がり順位を落とします。
▪️チェック3▪️信頼できる情報ソースの表示
何かしらの数値データや、どこから発表された記事を元に書いているのか、情報ソースを必ず記載すること。
これはGoogle側でなくとも検索ユーザーからしたら、信頼できる情報なのか判断するために重要なポイントとなるため、忘れないようにしたいです。
▪️チェック4▪️リンク切れがないか確認する
リンク切れがあると、検索してせっかく見にきてくれたユーザーに対して、満足度を下げることに繋がります。リンク切れがないようにしましょう。
▪️チェック5▪️読みやすさが確保されているか
見た目、そして文章の読みやすさも含めて、検索ユーザーが見やすい・読みやすいコンテンツになっているかを確認しましょう。
▪️チェック6▪️画像のaltが入っているか
万が一画像切れを起こした場合、altに入れた内容が表示されます。
また、altに入れられた内容を元に、Google側で画像検索機能も働くようになっているので、意味がある画像であれば必ずaltを入れるようにしましょう。
▪️チェック7▪️低品質なページがインデックスされていないか
検索ユーザーの想いに応えられていない、文章が少ないなど、低品質と評価されているページがないかを確認します。
もし低品質であるなら、インデックスから除外をするか、改修して補完しましょう。
▪️チェック9▪️ボタンのテキスト化
ボタンが画像であれば、なるべくテキストにしましょう。
▪️チェック8▪️共起語が含まれているか
共起語とは、該当のキーワードが使われているページで、よく使われている単語のこと。
キーワードに関連する言葉が使われているかをチェックしましょう。
共起語検索という無料ツールがオススメです。
▪️チェック10▪️リンクのテキスト
毎回同じようなリンクテキストにせず、必ず毎回違う言葉を使ってユニークになるようリンクを作りましょう。
▪️チェック12▪️h1タグへキーワードの入れ込み
h1にもキーワードを入れましょう。
タイトルと同じ文章を使って入ればまず問題ありません。
▪️チェック13▪️文章構造の流れ
検索エンジンに正しく内容を理解してもらうために、文章構造をしっかりと整えます。
×h1→h3→h2→h4
◯h1→h2→h3
▪️チェック14▪️パンくずナビゲーションの設置
今、サイトのどのディレクトリにいるのか、パンくずナビゲーションを設置して、検索ユーザーにも検索エンジンにも位置情報を伝えるようにしましょう。
【ステップ3:発展編】利益へ繋がる施策を取り入れる
SEOの効力をさらに高め、利益を増やす施策を取り入れていきます。
基本のSEOをしっかりやってきたからこそできるため、まだ基本ができてない場合は、改めてチェックをしてもらってから次へ進んでいきましょう。
さらに利益を高めるため必要な施策は2つ。
- ページの表示速度アップ
- コンテンツマーケティング
この2つを行うと、SEOの効力が2倍にも3倍にも高めることができるので、ぜひ取り入れてほしいと思います。
ページの表示速度アップ
ページの表示速度アップは、SEOと密接に関係があります。
世の中的にスマートフォンの利用が増加していますが、どこでもアクセスできるからといって、まだまだ電波状況なども完全な状態ではなく、ページの読み込みが遅い場合も多いです。
ページの表示が遅いサイトと早いサイト、どちらが検索ユーザーが好むかと言えば…
表示が早いサイトです。
検索をするということは、すぐに何かの情報を探したくて検索しているわけですから、ほしい情報がなかなか出てこないサイトは、それだけで敬遠されてしまいます。
ページの表示速度アップには、オウンドメディアの内部的な施策によって変化するものなので、まずは現状どのくらいのスピードが出ているのか、PageSpeed Insightsを使って数値を測定していきます。
その数値を念頭におき、どんな速度改善の方法を行えばいいのか一緒に見てみましょう。
html・css・javascriptの圧縮
ページを読み込む際に、様々なファイルを読み込んでいます。
大量のデータを読み込んでページを表示しているため、各種ファイル内の無駄を取り除く圧縮を行うと、各種ファイルが軽くなり、そのおかげで読み込む時間の短縮を実現。
1つ1つの圧縮率は小さいかもしれませんが、その1つ1つのおかげでページの表示スピードが早くなります。
検索ユーザーのためにも、ページの表示スピードのUPを行いましょう。
画像の圧縮
画像には画質の程度があり、気づかないうちに最高ランクの綺麗さで、画像を用意してしまっている場合があります。
画像も読み込みを遅くしている原因ではあるため、必要最低限の綺麗さを残した状態で使うのがオススメです。
画像の圧縮ツールもたくさんあるので、なるべく圧縮を行い画像を軽くしましょう。
- 画像圧縮ツール
- オンラインで画像を圧縮。最高の画質および圧縮方式
ファーストビューの表示速度
PageSpeed Insightsでは、ファーストビューを完全に表示するまでのチェックも行なっており、これが遅いとマイナス評価を出してきます。
ファーストビューとは、最初に表示される画像やテキストの部分のことを指します、ページの一番上の部分ですね。
検索ユーザーはこの部分の表示の速さ・遅さを瞬間的に感じ取り、遅いと感じたらすぐに別のサイトへ行ってしまいます。
ファーストビューの速さを実現させるために、ページの上部でなるべく画像を使わなかったり、テキストのみにしたり工夫が必要となります。
画像の遅延読み込み
ページのデータを読み込む際、画像の読み込みが表示速度に影響を与えることが多いため、読み込み時に画像の読み込みを遅延させるのがオススメ。
jqueryでlazyloadと呼ばれる便利なものがあるので、これを使えば遅延読み込みができて、表示スピードをUPさせることができます。
- 画像遅延読み込みのプラグイン
- lazyload
ファーストビューに関係ないcss・javascriptはフッターで読み込む
ファーストビューの表示速度をいかに早くできるかがポイントなので、ファーストビューに関係ないファイルは、あとで読み込ませる形にしたいです。
cssやjavascriptなどを用意していると思いますが、これらをフッターあたりで読み込む形にすれば、表示速度を向上させて、検索ユーザーの満足へと繋げることができます。
CDNを検討する
CDNとは、Content Delivery Network(コンテンツデリバリーネットワーク)と呼ばれるもので、自社サーバーにファイルを入れて使うのではなく、例えばGoogleのサーバーに入れてあるファイルを読み込ませてもらい、それを使わせてもらうことで、読み込み速度を早くできる。
読み込みが早くできれば表示速度の向上ができますが、読み込ませてもらっているサーバーがダウンしてしまったら、そのファイルが使えなくなります。
便利な分、リスクもあるため、使うかは検討しましょう。
- Googleが用意してくれているjQueryのCDN
- Hosted Libraries
サーバーの見直しをする
サイト内の速度改善を行なったとしても、サーバーのスペックが弱くて遅くなっている場合もあります。
これは、いくらサイト内の改善をしてもどうにもできないので、思い切ってスペックが高いサーバーへ移ることがオススメです。
コンテンツマーケティング
SEOの概念を取り入れてコンテンツを作ることをコンテンツSEOと呼びます。
コンテンツSEOは検索の上位表示を目指す内容ですが、オウンドメディアを使って収益を増やすために、コンテンツマーケティングと呼ばれる、検索ユーザーをより惹きつけるコンテンツを作るための考えを取り入れる必要があります。
コンテンツマーケティングでは、SEOという言葉はあまり使わず、いかに検索ユーザーの想いに応えられるかを重要視します。
結果的にそれがSEOとして機能するため、各種SEOの技術を学んだら、次はコンテンツマーケティングへ移行して、さらに集客と利益を増やしていきましょう。
SEOの効果を高めるコンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、検索ユーザーの頭の中を具体化し、自分事化し、自身の体験・経験を織り交ぜてコンテンツを作るための考え方であり、結果的にそれが検索ユーザーが求める情報となるため、SEOとしても効果が高いコンテンツとなる。
- 文字数が何文字あればいい?
- 文章中にキーワードをいくつ入れればいい?
- 画像や動画を入れればいい?
手法云々ではなく、コンテンツマーケティングは本質的に検索ユーザーのためになるコンテンツを作ること目指すためのもの。
これこそが、SEOとして効果を高める理由となっています。
SEOは単なる基礎であり、コンテンツマーケティングによって、オウンドメディアの継続的な集客と利益の確保が完成します。
コンテンツマーケティングは顧客理解から始まる
コンテンツマーケティングを行うためには、SEOの基礎知識が欠かせません。
特に、キーワードに対する検索ユーザーへの理解が重要となります。
コンテンツマーケティングでは、1,000人全員に伝わる無難な情報ではなく、1人に対して自分事として見てもらえる情報を作る必要があります。
そのため、
- ターゲットの年齢は?
- ターゲットの性別は?
- ターゲットの家族構成は?
- ターゲットの仕事は?
- ターゲットの趣味は?
- ターゲットの癖は?
- ターゲットの悩みは?
様々な視点から検索ユーザーのことを考える。
誰かに強烈に届くコンテンツが作れると、それが他の人を呼び寄せどんどん集客と利益も増えていきます。
コンテンツマーケティングは行動を促す
ただ単に検索ユーザーが欲しい情報をまとめても、それはコンテンツマーケティングとは言いません。
SEOは集客し利益を増やす考え方ですが、コンテンツマーケティングは集客し利益を発生させる行動を検索ユーザーに起こしてもらう考え方となります。
あなたのオウンドメディアで広告収入を得る場合
→コンテンツを見てくれた方がリピートし、ページ内を回遊してもらうよう行動を促す
あなたのオウンドメディアで何かしらの申し込みを得る場合
→コンテンツを見てくれた方が申し込みや依頼をしてくれるよう行動を促す
コンテンツマーケティングは利益へ直接結びついている、検索ユーザーの行動を促すためのものです。
そのため、SEO対策だけでは不十分で、コンテンツマーケティングも取り入れて、対策を行う必要があります。
コンテンツマーケティングの方法
コンテンツマーケティングは、SEOを取り入れたコンテンツの作り方と基本は変わりませんが、コンテンツマーケティングを取り入れるのであれば、検索ユーザーの感情・状況を特に意識します。
例えば、検索結果の下落が発生し、どうにかして改善したい方がいたとします。
そのオウンドメディアが事業収益の要であった場合、今も寝れないほどの不安を抱えているかもしれません。
検索ユーザーの感情や状況を理解すると、必然的にその方に対して投げかける言葉が変わってくる。
文章には書き手の本音が出てくるもの、読み手もそれを敏感に感じとり、本当に信用できる情報なのかを判別しています。
相手に寄り添う。
相手の理解が感じ取れるコンテンツは信用を獲得しやすくなるため、それがユーザーの次の行動を促し、結果的に集客と利益となって返ってきます。
コンテンツマーケティングの方法、それは検索ユーザーに寄り添った気持ちを持ってコンテンツを作ることです。
ライティングのうまさは、そこまで関係ありません。
GoogleのシステムアップデートによってSEO効果が変わってくる
どんなに頑張ってSEO対策をしたとしても、Googleのシステムアップデートによって、順位が大きく変動する場合があります。
大きく上昇する場合
大きく下落する場合
Googleは検索ユーザーのために毎日細かなアップデートを行なっていますので、本当は日々その影響は受けています。
大きく変動する場合は、Google側が大きく仕様を変更した場合。
特に影響を受けるのは、検索ユーザーのためになっていないコンテンツや、不正な作り方をしたコンテンツが多い場合です。
Googleの思想と同じく、検索ユーザーへ意識を向けてコンテンツを作って入れさえすれば問題はありません。
しかし、Googleが仕様を変更するということは、検索ユーザーの動向が変化してきているという証拠。
たとえ今が、検索結果の上位の位置につけていても、今後はわからないため、検索ユーザーの動向に気を配りながら、常にコンテンツを改善していく姿勢で臨むのが、継続的な集客と利益を確保する方法となります。
SEOは抑えたのに検索順位が上がらないのはなぜ?
SEOを取り入れたからといってすぐに効果が出てくる訳ではありません。
- 3ヶ月後(私の場合この期間で効果が出た)
- 半年後
- 1年後
何日後、何ヶ月後に効果が現れてくるかは、正直分かるものではないんです。
毎日のアクセス増減で一喜一憂するのはもちろん良いことですが、SEOを取り入れたあとは長い目で見守っていく必要があります。
しかし、SEOの効果がちゃんと出せていない場合もあるため、以下のチェックをしてみてほしいです。
チェックに使うツールはサーチコンソール。
サーチコンソールを使ったSEOチェック
サーチコンソールには、あなたのオウンドメディアを訪問してくれた方が、どういったキーワードを入力して入ってきたのかが分かります。
また、各種にキーワードに対しての補足の情報も確認できます。
- キーワード
- クリック数
- 表示回数
- CTR(クリック率)
- 検索順位
この情報を使ってコンテンツをチェックしてみます。
掲載順位は高いのにクリックされていない
キーワード | クリック数 | 表示回数 | CTR | 掲載順位 |
---|---|---|---|---|
キーワード調査 | 10 | 1,158 | 0.86% | 3位 |
掲載順位は高いのに、クリックがされないのであれば、以下のような状況になっていると思います。
- コンテンツの内容は評価されている
- タイトルに魅力がない
順位が高いということであれば、コンテンツに施したSEOは機能して、掲載順位を上げてくれていますが、クリック数が低いのはタイトルで検索ユーザーが欲しいと思う内容が入っているように見えないから。
この場合はタイトルに具体性を持たせたり、検索ユーザーのメリットを伝えられると、改善できる可能性があります。
表示回数は多いのに検索順位が上がらない
キーワード | クリック数 | 表示回数 | CTR | 掲載順位 |
---|---|---|---|---|
SEO対策 | 25 | 22,000 | 0.11% | 7位 |
表示回数は多くて需要があるキーワードなのに、検索順位が上がらない場合は、以下のような状況になっていると思います。
- コンテンツの内容が評価されていない
これに尽きます。
ライバルのコンテンツの方がSEO対策の品質が良かったり、検索ユーザーが十分に満足する情報が組み込まれているので、あなたのコンテンツの掲載順位が上がらないんです。
改めてコンテンツの内容を確認し、検索ユーザーの欲しい情報が網羅されているか、コンテンツマーケティングの観点でもコンテンツ化できているかを確認して、速やかに改善を行いましょう。
掲載順位が落ちた時の対策
SEO対策をしていた場合、していなかった場合も含めて、掲載順位が大きく落ちてしまった場合の対策を覚えておきましょう。
突然落ちてしまった場合は、なぜ落ちたのか分からないように感じますが、落ちてしまった原因が必ずどこかに隠されています。
その原因を突き止めるために、1つ1つ確認をして、確実に解消させましょう。
順位下落の原因を探る方法
掲載順位の下落が発生してしまったら、以下の内容を確認してみましょう。
確認内容 | 詳細 |
---|---|
サーチコンソールにメッセージがないか確認 | 順位の下落があった場合、サーチコンソールに何かしらのメッセージが届いている場合があります。もしメッセージが届いていれば、それが原因の可能性もあるため、早急に対処をしましょう。 |
アップデートがあったか確認 | Google側で大きなアップデートが入った場合、順位の上昇と下落が一気に起こる場合があります。しばらくすると元どおりに戻る場合もあり、1週間ほどは様子を見守りましょう。 |
他社のサイトは下落してないか確認 | 自分のサイトのみが下落していれば、それはあなたのサイトで品質の低下が発生している証拠です。他のサイトも一緒に下落しているようであれば、Google側で大きなアップデートが入った可能性もあるので、最新情報を確認しつつ、状況を見守りましょう。 |
低品質なコンテンツが多くなっていないか確認 | 知らない間に低品質なコンテンツが多くなっている場合もあります。例えば、カテゴリーページや絞り込み検索の結果など。低品質なコンテンツが大量にインデックスされている場合もあるため、一つ一つ改善していくしかありません。 |
早急な対処が必要な場合もあれば、しばらく時間を置いて様子を見ていく場合もありますが、まずは下落した原因を突き止めることから始めましょう。
原因が分からなければ、間違った対策を行ってしまったり、良い施策を止めてしまったりする場合もあるため、見極めが必要です。
SEO対策を他の会社に頼みたい場合は?
SEO対策を学んでみたけど、やっぱり心配なので、他の会社に頼みたいと思うこともあるかもしれません。
しかし、世の中にはSEOコンサルタントやSEOを得意としている会社の他に、ブラックハットなど悪い方法を使ってSEOを行う会社も中にはいる可能性もあります。
せっかくの投資が無駄にならないよう、以下の点に注意いただきたいと思います。
- 「絶対」「必ず」など根拠のない自信をみせてくる
- 数日のうちに掲載上位を獲得できると言ってくる
- 外部リンクを強調してくる
- コンテンツの大量投入を勧めてくる(品質の低いもの)
これら全てGoogleに対しても、検索ユーザーに対しても、悪意を持って向き合っている会社の特徴です。
特にコンテンツに関しては、支離滅裂な文章(ワードサラダ)を納品してくる場合もあり、これを掲載してしまってはあなたのオウンドメディアの評価は下がってしまいます。
SEOは一朝一夕でできるものではないため、きちんと長期的なプランで健全な方法を使ったアクセスアップが可能な会社を選びましょう。
まだまだ詐欺の被害に逢ってしまう方も多いため、SEOを外注する場合は特に気をつけてください!
SEO対策、いろんな情報があるけど、どれが正しいの?
インターネット上には、SEOに関するたくさんの情報で溢れています。
この人はああ言ってる、あの人はこう言っている…。
同じ場合もあれば、違う場合もあり、どれを行えばいいのかわからなくなってしまうかもしれません。
これは、記事を書いた人が成功したやり方考え方によって書かれた情報なので、どれも違って当然なんです。
その人の考え方・状況・経験から出た回答なので、あなた自身で取り入れたとしても合わなくて効果が出ない場合もあります。
やり方は色々ありますが、それが本当にあなたに合うやり方かは、1つ1つ試していかないと分からないものなので、ぜひトライ&エラーを恐れず、試していってもらえると嬉しいです。
そして、あなた自身に合うSEOを見つけて、オウンドメディアの運営を好きになってもらいたいです。
SEO対策を考えているあなたへ
このページではSEOのこと見てもらいました。
SEOに対しての様々な知識も大事ですが、オウンドメディアを成長させて集客と利益を増やすには、コンテンツを作り続けなければいけません。
すごく根気と時間が必要なので、想いや心の強さも必要です。
そのため、SEOの観点からキーワードを選んでコンテンツを作る。
ではなく、作りたいキーワードでコンテンツを作る。
これがオウンドメディアの運営を続けるための秘訣でもあります。
モチベーションがコンテンツに宿るから…。
SEO対策は基本として、SEOに強いコンテンツを作る為に、結論としてはあなたがオウンドメディアを好きになってもらうこと、そしてあなたのオウンドメディアに来てくれるユーザーさんのことを好きになってもらうことが大切です。
SEOを通して、こういった気持ちを持ってもらえると嬉しいです。